言語としての「日本語」を理解する

把“日语”作为一种语言来理解

日本語に関する学問には、文学や文化について研究する「日本文学」のほかに、一種の科学的な視点で言語としての日本語を研究していく「日本語学」があります。特に、日本語を母語としない外国の人々を対象とした日本語教育では、言語としての日本語の構造性質を理解することはとても重要になります。

关于日语的学问,除了研究文学、文化方面的“日本文学”之外,还有以科学视点把日语作为一种语言来研究的“日本语学”。尤其是针对非日语母语的外国人来说,把日语当作一种语言,通过理解其构造和性质来学习是十分重要的。

同じ「ん」なのに、何が違うのか?

同样是“”,有什么不同?

発音の例を紹介しましょう。「あんぱん」という単語の中には、2つの「ん」が含まれています。日本語を母語とする人にとって、この2つの「ん」は表記も発音も同じ「ん」と認識されていますが、ほかの言語を母語とする人には、発音が違うのに表記が同じ文字と受け取られます。

介绍一个发音的例子。“あんぱん”这个单词中,含有两个“”。对于母语是日语的人来说,会认为这两个“”的写法和发音都是一样的,但对于以其他语言为母语的人来说,却会把它认作为是一个写法相同、发音却不同的词。

しかし言語として分析してみると、「あんぱん」の最初の「ん」は、その後に続く「ぱ」の発音の「構え」で発音される(逆行同化)ため、唇がくっつく形で発音されています。一方、最後の「ん」は、唇をくっつけない形で発音されています。それを意識しながら「あんぱん」と発音してみると、明らかな違いがあることに気づくはずです。

事实上,把这个单词作为语言来分析一下,“あんぱん”中第一个“ん”的发音,由于在“ぱ”的前面,所以产生了结构上的逆行同化,即是以闭唇状态而形成的发音。另一方面,后一个“ん”的发音却是以开唇状态而形成的。在得知这一点时,再来试着念一下“あんぱん”,应该能明显地感受到其中的不同。

相手の国の背景知識を学ぶことも必要

很有必要学习对方国家的背景知识

日本語教育では、日本語自体についての理解のほかに、教える相手の母語やその国の背景知識についても学んでおく必要があります。例えば中国語での「謝々」(ありがとう)という言葉は、距離の離れた人に対して使う感謝の言葉です。恋人や友だちからプレゼントをもらったときに「謝々」と言うとよそよそしい感じになってしまうので、「いいね、これ高かったの?」などと言う習慣があります。日本語を母語とする人の感覚からするとちょっと不思議な印象ですが、日本語教育ではこうした違いを把握した上で、「日本語では親しい人に感謝の気持ちを伝える場合にも、シンプルに『ありがとう』と言います」と教える必要があります。

在日语教学中,除了理解日语本身之外,很有必要学习对方的母语及其国家的背景知识。例如,中文里“谢谢”一词便是对和自己保持一定距离(关系)的人使用的感谢词汇。如果从朋友或恋人那里收到礼物时说“谢谢”,就会显得比较疏远,一般会习惯说“真好,这个很贵吧?”对于日语为母语的人来说,感觉是有点不可思议的,日语教育就是要把握住这样的不同性,有必要传授“日语里,就算是对亲近的人表达感谢之情,也会简单地说句谢谢。”

言語としての日本語を客観的に理解し、教える相手の背景知識も踏まえておく、それが、日本語教育の現場で求められていることなのです。

把日语作为一种语言进行客观地解读,教学其知识背景,这才是日语教育当前形势下所要追求的目标。

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