上一期>>中日对照:《欢迎来我家》小说(三)

防波堤に釣り人はほとんどなく、それを見た途端、わあっ、をいって倉田は駆け出した。両膝に手をおいて海を覗き込むと、小さな魚が群れているのが見えた。生暖かい潮の香りがした。

一看到防波堤上没多少钓鱼的人,仓田就哇了一声兴奋地跑了起来。双手放在膝盖上,俯瞰大海,可以看到很多小鱼成群结队的游来游去。还能闻到微暖的潮水的味道。

「いるいる、父さん。いっぱいいるよ。ここで釣ろうよ!」

“有鱼有鱼,爸爸。有好多鱼哦。我们就在这边钓鱼吧”

まどろっこしいほど迷いながら父は釣り竿をセットして、貸してもらったおりたたみの椅子を広げた。いよいよ楽しみにしていた釣りの始まりだ。ぎらぎらと照りつける日差しがランニングシャツから出た肩や腕を焼いている。海からの照り返しに目を細めながら練りエサをつけたハリを放り投げると、倉田はぽっかりと浮かんだ丸ウキを眺めた。

还有点迷惑的父亲慢腾腾地放好鱼竿,展开借来的折叠椅。终于要开始期待已久的钓鱼了。从运动背心中露出来的肩膀和手臂曝晒在毒辣的日光下。因为海面的反射,仓田眯着眼睛,将挂着拌和鱼饵的针抛甩出去,然后一直盯着漂浮着的圆圆的鱼漂儿。

隣に座った父も竿を出し、麦わら帽子でタバコをくゆらせ始める。

坐在旁边的父亲也伸出了鱼竿,带着草帽抽起了烟。

静かだった。

一片寂静。

じっと見ていると海面のかすかな動きに合わせてウキはゆっくりと上下に動いている。

凝神看的话会发现鱼漂儿会配合着微弱的海面浮动而缓缓地上下浮动着。

さっきみたい小魚の群れはいなくなり、透明な水の中をときおり魚の背が横切る以外、動きはない。

像刚刚一样的小鱼群已经不见了。清澈的水中除了偶尔穿梭过几只鱼以外,一定动静都没有。

だが、ウキはぴくりとも動かなかった。

可是,鱼漂儿根本动都不动一下。

「釣れないな、父さん。」

“钓不到呢,爸爸”

三十分ほど粘ってから、場所を変える。水筒の水を喉に流し込み、首筋にしたたり落ちる汗を腕で拭った。

大约又坚持了30分钟,他们换了个地方。拼命地喝着水壶里的水,用手臂擦去从脖颈滴下来的汗水。

それでも、結果は同じだった。

即便如此,结果还是一样。

「釣り宿のおじさんは釣れるっていってたのにね。なんでだろ」

钓鱼人旅馆处的老爷爷明明说可以钓到呢,这究竟是为什么呢?

「時間とか場所とかあるかも知れないね。」

也许也有时间和场地的问题。

温厚な父は、釣れなくても一向に苛々することなく、倉田に付き合って堤防を移動する。何度かそんなことを繰り返しているうち、ついに二人は堤防の突端まで来た。釣りをはじめて二時間近く経って頃だったと思う。さすがにここまで来ると、二人の間にもあきらめのムードが漂いはじめていたのだが、「ここでダメならどうすればいいか船宿のオヤジさんにきいてみよう」という父の言葉で、竿を出す。倉田が見つめていた丸ウキが、すっと海中に引き込まれたのはその直後のことだった。

一向敦厚的父亲,就算钓不到鱼也不会烦躁,他带着仓田移动到了提防。在反复做着这样的行为的同时,两个人不知不觉已经来到了提防的尾端。从开始钓鱼起应该快要将近两个小时了。事已至此,两个人的心中果然都开始萌生想要放弃的念头了。父亲一边说着“要是在这里都钓不到的话怎么办。要不要去问问船员旅馆的老爷爷们?”一边伸出了鱼竿。紧接着,仓田一直盯着的鱼漂儿瞬间就被卷入了大海中。

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