こんなに歩いたのは何年ぶりのことだろう。
昼前、六本木の大使館での用事が済み、これっと言った予定もなく、どことなく散策しようと、足の向くままに街を歩いた。

  
二年前に訪ねた時と殆ど変わらないが、平日のせいか辺りはとても静か。新しく開発された街のこの一角は、見渡る限りどこまでも綺麗で、手抜きのない仕上がりを見せてくれている。
元々古い町を都市再生プログラムによって新しい街に変身するやり方は、五年か十年後に中国の都市にも展開されることだろう。
左写真の奥に見える高層マンションはこのプロジェクトの一部で、古い住民の住居とする一方、都心にも夜間人口を増やす役割を担っているそうだ。
右の広場は商業の部分とテレビ朝日をつなぐパブリックスペースだ。メインの森ビルオフィス以外に、森美術館や商業店舗が数多く入居されている。美術館には大航海時代に纏わるゴールドの歴史のような展示会がやっている、同じホールの横にある書店で本を読み時間を潰した。

 


昼は馴染の「吉野家」で。学生時代から二日に一度食べていたものだ。450円でこの量、安くて美味い、何より生姜が無料だから嬉しい、ケチった北京の店は何やそれ?チラシも面白い、ズバリ「くいてー」

有楽町辺りは23の時から歩いていたものだ。帝国ホテル、日生劇場と日比谷公園、有楽町。格調高い建物の表情は時代の移り変わりに無関係のようだ。横に走るJRの高架下、昔から薄汚い駐車場や飲食店でギュウギュウ詰めしていた、エロ映画屋も確かにあったが今は姿を消している。新橋から有楽町まで続く線路脇に大規模再開発があったから町が綺麗に蘇ったのだ。  

 写真を沢山載せると遅くなるからこの辺でやめとくが、結局昼から虎ノ門--新橋--有楽町--日比谷公園--八重洲--昭和通り--築地--銀座と、六時間以上歩き続けたことになる。足が疲れたら道沿いの本屋に潜り本を読んだり、実に気楽な一日だった。左の写真は名高い銀座四丁目、輝かし風景は不況どうこういうのをうそのように語っている。
写真を記念に、アルバムに載せておく。

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