どんな文章がよいのか

怎样才是好文章

私たちが職場や日常生活の中で文章を書こうとしたとき、どんな文章を目標にすればよいだろうか。それは、コミュニケーションの効果という点にたった、わかりやすい文章である。

我们在职场和日常生活中准备写文章时,要以怎样的文章为目标才好呢?答案是能有效交流,让人易懂的文章。

世の中には、名文・美文とよばれるものがある。人の心を揺り動かし、いつまでも記憶に残る文章がある。そんな文章を書くことができたら、どれほどよいだろうと思うことがある。

世上有种叫名文、美文的东西。即能撼动人心,让人记忆隽永的文章。如果能写出这样的文章该是多么美好啊。

しかし、このような文章を目指す必要はない。むしろ、目指してはいけない。こんな場面を想像してみよう。

不过,大家没必要以这种文章为目标。或者说不能将其作为目标。让我们来想象这样的场景。

職場で、商品の破損状況を伝える報告書を読んだ係長は、「商品Aに被害はなかった」と安心した。ところが、同じ報告書を読んだ課長は、「商品Aがどれくらい破損したのか、すぐに正確な数字を報告させろ」と係長をしかった。係長は、課長がなぜそんなに怒るのかわからない。商品Aは無事だったじゃないか……

职场上,係长看了商品破损情况的报告后,因为“商品A没有遭受损失”而放心了。可是,课长看了该报告后,却大发雷霆“赶快让他们报告商品A损失的正确数字”。 係长完全不理解课长为什么会那么生气。商品A不是没事吗……

報告書には、こう書かれてあった。商品Aのすべては破損しなかった。

报告上这么写道:商品A全部没有破损。

この箇所は、二通りに解釈できる。「破損した商品はなかった」と「一部の商品は破損した」と。これでは仕事がスムーズに流れない。この報告書は、コミュニケーションに失敗したのである。

这里可以有两种解释:“没有破损的商品”和“一部分商品有破损”。如此一来工作可就没办法顺畅进行了。该报告在交流上失败了。

ここで注意しておきたいのは、この失敗の責任は、係長でも課長でもなく、報告書を作成した者にあることである。自分はそういうつもりではなかった、もう少し、こちらの言いたいことをくんでくれればいいのに、といった言い訳は通用しない。相手にこちらの意図を伝えることができて、はじめて、コミュニケーションが成功したといえるからである。

这里需要注意的是,造成失败的原因不在係长或课长,而是写报告的人。我本意并非如此,如果能再斟酌一下我想表达的东西就好了,像这样的借口是行不通的。因为只有将自己的意图传达给对方知道,才能说交流成功了。

現代の私たちが目標とする文章は、読み手に自分の意図を正確に伝えることができる、わかりやすい文章である。

在现代的我们写文章的目标应该是把自己的意图准确无误的传达给看的人,让人易懂的文章。

わかりやすい文章を書くために:この章の前半では、わかりやすい文章を書くための目安をいくつか掲げた。それぞれの目安には、できるだけ例を示し、実際に文章を書くときに役立つようにした。

写出让人易懂的文章所需要的:我在本章的前半部分,提出了几个写作易懂文章的基准。现举例说明各基准,希望在大家实际写作时有所助益。

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