アクセントのことを文字で書くのは非常に難しいものですが、たまたま私の場合は放送局に務めているので、アナウンサーという、ある意味アクセントの専門家からいろんなことを教わることがあります。

虽然用文字来描述语调是件比较困难的事,但我有时会在电视台工作,从电视台主播们身上也学到了不少东西。而在某种意义上也可以说主播们是语音语调这方面的专家。

先日某アナウンサー(女性)が社報に書いていた文章が面白かったので、今回は大半がその受売りになってしまいますが、私の考えも交えて書いてみたいと思います。

前些日子某位女主播为报社写了一篇很有意思的文章,今天我想主要套用她的观点,再叙述一些我自己的看法。

若者の発音が平板なアクセントになってきたというのは、もうここ何年も指摘されていることです。

在很多年前,就有这样的指责,说年轻人的发音变得趋于平板型。

2004年に公開された宮藤官九郎脚本の映画『ドラッグストア?ガール』(本木克英監督)で、「マジで?」という台詞の「マジ」をフツーに頭高に発音するか平板に発音するかで言い合うシーンがあり、これが妙に面白かったのをよく憶えています(しかし、今思えば台本上はあのパートはどういう風に表記してあったのでしょうね)。

2004年上映的由宫藤官九郎创作剧本的电影《杂货店的女孩》(本木克英导演)里有这么一个镜头,剧中人物就「マジで?」(真的吗?)这句台词里「マジ」的发音究竟是发头高型还是平板型进行了讨论。这真的蛮有趣,我记忆犹新。(但是现在回过头想想看,在剧本上这部分是怎样被表现的呢?)

これは年輩者=頭高 vs 若者=平板という構図に加えて、年輩者が一生懸命若者のアクセントを真似する図で笑わせたものですが、2つのアクセントにはそういう対立軸があるだけではないことを、件の女子アナの文章で知りました。

剧中上了年龄的人认为是头高型,而年轻人都当做平板型来用,前者拼命地学后者发音的画面也不禁引人发笑。但上文提到的那位女主播在她的文章中也讲到,这两种发音间并没有一定的界限。

それは、同じ単語をアクセントによって使い分けるという技です。

这是一种同一个单词因发音不同而可以灵活运用的技巧。

例えば、「バッテリー」を頭高に発音すると野球のピッチャーとキャッチャー、平板に発音すると(自動車用などの)蓄電池になります。

比如「バッテリー」这个单词,发成头高型的话,就表示棒球的投手或接手,发成平板型的话,就是蓄电池(汽车用)的意思。

「サポーター」は頭高なら関節などを保護するために体に装着するものですが、平板に発音するとサッカーのチームのファンということになります。

「サポーター」这个单词也一样,发成头高型的话,表示的是保护关节用的护身护具等,但发成平板型的话,指的就是足球队的支持者、后援团。

頭高の「パンツ」は下着ですが、平板の「パンツ」はズボンです。

发成头高型,「パンツ」是内裤的意思,发成平板型的话就是裤子的意思。

頭高の「クラブ」は部活、あるいはおねえさんがお酌してくれるバーですが、平板に発音すると、音楽に合わせでダンスすることになります。

发音为头高型时,「クラブ」是俱乐部活动或者有美女斟酒的酒吧的意思,发成平板型的话就成了和着音乐跳舞的意思。

「ライン」は従来の「線」の意味であれば頭高に発音しますが、ソーシャルアプリの場合は平板になります。

「ライン」原来是线条的意思,发头高型,发平板型的话就是社交应用程序(LINE)的意思。

どうです? 結構たくさんあるでしょ? しかし、これらは必ずしも年配 vs 若者という構図で説明できる現象でもないんですよね。

怎么样,这样的单词不少吧。但是也不必将其划分为非年轻人和年轻人用语的区别。

件のアナウンサーは、この現象について、「使われる頻度が上がってくるとアクセントは平板化する」という説を紹介して文章を結んでいたのですが、私は少し違うように感じます。

上文的女主播在文章里也讲到了这种现象,她认为随着使用频率的增高,音调会趋向平板型。我倒觉得不尽然。

これらの例を並べると、明らかに後から出てきた表現のほうが平板なアクセントなのです(ひょっとすると「バッテリー」だけは違うかもしれませんが)。

从这些例子可以看出后来的一些表达是平板型(「バッテリー」这个词除外)。

ということは、やはり時代とともにアクセントは平板化する傾向があって、若い人、即ち新しい時代に生まれた人ほど平板な発音をするということなのかなあと思ってしまいます。

这也就是说,随着时代的变化,发音确实趋向于平板型,年轻人或者说在越来越新的时代出生的人就更加会使用平板型吧。

そうなると、そのうちに、単純に「線」という意味でのラインも平板なアクセントになってしまって、音では意味が区別できなくなるのかもしれません(その時までライン·アプリが残っているとしての話ですが)。

这样,原来只单纯表示“线”的单词ライン也逐渐地有了平板型的发音,可能在不久的将来,靠发音已经无法分辨这两个意思了(如果那时候LINE还存活着的话)

いや、まあ、でも考えてみたら、こういう使い分けがちゃんとできているのは比較的若い世代だけで、年配の方にはそういう技を望むべくもないのかもしれません。

但是,想想看,严格将这种单词区分使用的也就是年轻人了吧,对上了年纪的人来说这种区分比较困难。

この話はあちこちでもう何度も書いた話ですが(私はそれくらい気に入っているということです)、若い女性2人の会話を電車の中で聞くとはなしに聞いていて、ドキッとしたおじさんの小咄があります。

下面这则小笑话虽然被讲过很多遍了(我还是很喜欢),讲的是在电车里,无意间听到两位年轻女性对话的中年大叔被吓了一大跳。

ミニスカートを履いた女性2人の隣で仰天するおじさんの姿を想像してみてください。

请大家自由地进行联想。中年大叔坐在穿着迷你裙的两位女性旁边,露出非常吃惊的样子。

女1:ああ、私やっぱり今日パンツ履いてくれば良かった。

女2:私も。

おじさん:(@_@;)

女1:我今天(不穿裙子)穿裤子就好了。

女2:我也这么想的。

中年大叔:(汗。。他以为人家说的是内裤。)

ちなみに、この小咄は件のアナウンサーが書いたものではありません(笑)。お後がよろしいようで。

顺便提一提,这则小笑话可不是那位女主播讲的(笑)。今后还请继续多多关照。

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