2: ジャンプ黄金期の先行利得は想像以上に大きかった!

2:JUMP黄金期的先行优势远超想象!

『HUNTER×HUNTER』をはじめ長期に渡って愛される作品が多い『週刊少年ジャンプ』ですが、数あるコミック誌の中でジャンプがひと際多くの人に読まれているのには、どんな理由があるのでしょう。心理学者の内藤誼人(ないとう・よしひと)先生に聞きました。

以《HUNTER×HUNTER》为首,《周刊少年JUMP》拥有诸多长期受喜爱的作品,在大量漫画杂志中为什么只有JUMP拥有更大量的读者,这里面有什么原因?我就此询问了心理学家内藤谊人先生。

「ジャンプには、他誌に先駆けて大きな人気を得たという先行利得があったと思います。例えば初めて身につけた洋服のブランドがバーバリーだったとすると、その人は何十年たってもバーバリーの愛好者に、初めて乗った車がベンツだとすると、その人はベンツに乗り続ける可能性が高い。一度爆発的な人気を獲得したジャンプには、そうした読者がいると考えられます」

“我认为JUMP有作为先行者而获得巨大人气的先行优势。比如你第一次穿的时装品牌是巴宝莉,那你过几十年也还是巴宝莉粉丝,如果第一次开的车是奔驰,那你以后继续开奔驰的可能性也高。而曾经人气爆棚的JUMP也应该存在这类读者”

ジャンプの創刊自体は、同じ少年誌のマガジン、サンデーよりも遅いですが、その後、コミック誌が最も売れていた80年代~90年代に、他誌を圧倒する年間発行部数500万部オーバーの黄金期を迎えました。その時期に多くのファンを獲得したことが、他誌に対する先行利得として働いているということのようです。

JUMP创刊本身倒是比同为少年杂志的Magazine和Sunday晚,之后,在漫画杂志最畅销的80~90年代力压其他杂志而迎来每期发行量破500万部的黄金期。这期间获得的众多读者就成为其相比其他杂志的先行优势而发挥作用。

ところで、ジャンプ作品は『ドラゴンボール』や『ONE PIECE』、『NARUTO -ナルト-』など、海外でも広く人気を集めている作品が多いですね。

不过,JUMP系作品比如《龙珠》、《ONE PIECE》和《火影忍者》等受到海外欢迎的作品也很多呢。

本格的に海外に進出したのも、おそらくジャンプが最初だったのではないでしょうか。人は最初に目にした会社をリーディング・カンパニーであると判断しがちですので、海外市場においても先行利得が働いている可能性は十分にあります」

“正式进军海外恐怕还是JUMP开的头吧。人们通常将最早看到的公司视作领头企业,那么其在海外市场中先行优势起作用的可能性也十分大”

やはり機先を制するというのは、どの世界においても重要なのですね! しかし、先行して得た利得を長いあいだ維持するのも簡単なことではないはずです。次回は、ジャンプが長期にわたって少年誌の頂点に君臨し続けている理由に注目します。

果然,取得先机在任何地方都很重要呢!不过,先行而获得的优势要长期维持也不是简单的事情呢。下面我们来关注JUMP长期君临少年杂志顶点的原因。

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