「毒気たっぷりな言葉」が嫌な気持ちを増やしている?|“恶意满满的言语”会让自己反感情绪增加

嫌な気持ちになるとき、どんな言葉が頭に浮かんでいますか? 「ふざけんな」「うぜーよ」「めんどくせー」……こんな爆発しそうな言葉で、頭がいっぱいになっているのではないでしょうか? でも、知っていましたか? 実は、ちょっとした怒りで口につく「言葉づかい」そのものが、ストレスを増やしている可能性があるのです。

心情不好时,你会想到什么样的言语呢?“不要胡闹”、“好烦啊”、“好麻烦”……这些好像快要爆发的话语,不会让人很头疼吗?但是你知道吗?实际上,稍微有一点生气就说出口,这时说的话反而更可能让你自己压力倍增。

そもそも、嫌な気持ちになったとき、その気持ちを吐き出したくなるのは自然な反応。口に出せば、抑えていたモヤモヤが解放され、すっきりします。でも、最初に口につく言葉が「ふざけんな」「うぜーよ」「めんどくせー」といった言葉なら、それだけでは終わりません。その「毒気たっぷりな言葉」が呼び水となって、頭の中には攻撃的、否定的、嘲笑的な言葉があふれ、止められなくなってしまいます。

原本,自己心情不好的时候,把情绪发泄出来是自然的反应。一旦说出口,心里的疙瘩就会解开,人顿时舒畅了不少。但是,一开始说出口的像“不要胡闹”、“好烦啊”、“好麻烦”这些话的影响并不会就此结束。这些“恶意满满的言语”会成为诱因,使得脑中浮现各种攻击性、否定性、带有嘲笑性质的语句,完全无法遏制。

こうした言葉を言えば、ひとまずスカッとしますが、その後のいら立ちは何倍にも膨らみます。さらに、そもそもその毒気たっぷりな言葉は、本当にあなたの気持ちに近い言葉なのでしょうか?

要是说出这些负面情绪的话,虽然开始会觉得很痛快,但之后产生的焦躁情绪会无限扩张。并且,原本那些满带恶意的话,真的是你想说的话吗?

ふと浮かんだ言葉から毒気を抜いてみると……?|试着将第一反应要说的话中去除负面情绪会怎样

一例をあげましょう。約束の時間を30分すぎても来ない恋人。駅の改札から出る人を眺めながら、心の中には「遅いな」「どうしたんだろう?」と、心配やいら立ちが募ってきます。電話をすれば、なんと相手からは「あ、忘れてた……」という返事! そのとき口につくのは、どんな言葉でしょう? 「ふざけんな」「超むかつく」と言いたくなるかもしれません。

举个例子来说。恋人超过约定时间半小时还没来。一面望着地铁出站口的人流,一面心里不禁担心或生气了起来“好慢哪”、“到底怎么回事”。要是电话打过去,结果对方竟然回答“啊,忘记了……”这次你脱口而出的会是什么话呢?或许会想说“你开什么玩笑”、“超级火大”这些吧。

しかし、それを言う前に、もっと別の言葉を探してみましょう。意識しないと、毒気たっぷりな言葉がそのまま口についてしまうものですが、もっと別の言い方もできるのです。たとえば、「まさか。ひどい!」「どうして? 困るなぁ」という言い方。すると、どうでしょう? 出した言葉によって、感じるいら立ちがまったく違いませんか?

但是,说出这些话之前,试着找下有没有其他话要说呢。如果没有这个意识,这些恶意满满的话也就这样脱口而出了,但你一定能够找到其他要说的话吧。例如,“真的假的。好过分!”“为什么呀?那我要怎么办啦”这些话。要是这样说的话会变成什么样呢?随着说出口的话不同,感到的焦躁感也完全不同了吧?

これは、自分の気持ちにウソをついているわけでもなく、また、無理にポジティブ・シンキングを試みているわけでもありません。実際に、当初本人が感じていた気持ちは、「ふざけんな」「超むかつく」より、「まさか。ひどい!」「どうして? 困るなぁ」に近いはずなのです。なぜなら、怒りは「第2感情」であり、「ふざけるな」「むかつく」は、「ひどい」「困る」の後に浮かぶ言葉だからです。つまり、毒気たっぷりな言葉は、無意識のうちに自分の中でいら立ちを盛りつけ、育ててしまった言葉なのです。

这并不是对自己的感觉说谎,也不是勉强自己要正面思维。实际上,最初自己感到的情绪,并不是“开什么玩笑”“超级火大”,而应该更接近于“真的假的。好过分!”“为什么呀?那我要怎么办啦”。因为愤怒属于“第二情感”,“开什么玩笑”“超级火大”是在“好过分”“要怎么办”之后才想到的话。所以,这些满是恶意的言语是无意识间因自己心中的焦躁感变强而后产生的言语。

いったんそうした言葉を口に出してしまうと、その言葉に引きずられて怒りが燃え盛り、「あんたってサイテー!」「もう二度と一緒に行かない!」と極端な感情、極端な結論へと向かってしまいます。こんな言葉をかけられたら、相手だって黙っていられません。こだまのように反応して「なんだよ! キレるなよ!」と爆発し、二人の関係は最悪なものになってしまうでしょう。実際に、こんな小さなきっかけから、別れてしまうカップルも少なくありません。

一旦恶言相向,这些话引发的怒火便会熊熊燃起,结果产生“你最差劲了!”“不再跟你一起出去了!”这样的极端感情或极端结论。要是对方听了这样的话,也不会就此罢休。为了回应你的话,他就会爆发出“搞什么啊!不要发神经!”的反应,那么两人的关系就会变得非常僵。实际上,因为这种小事,结果闹到分手的情侣并不在少数。

しかし、最初の言葉が「まさか。ひどい!」「どうして? 困るなぁ」というシンプルな言葉ならどうでしょう? 自分自身も、それほど攻撃的な気持ちになりませんし、相手もシュンとなって、もっと素直に「ごめんね」を言える気持ちになるでしょう。こうしたやりとりができれば、怒りの応酬で終わるような事態にはならないはずです。

但是,要是一开始只是说“真的假的。好过分!”“为什么呀?那我要怎么办啦”这样的话会怎么样呢?自己本身也不会有那样攻击性的情绪,对方的处境也比较好,会倾向于更坦诚地说“抱歉哦”。要是能完成这样的对话,那么事情也不会以愤怒的回答收场了。

「面倒くさい」という、つぶやきから意識する不運感 |“好麻烦”这种因抱怨而意识到的沮丧感

また、日常のなかでのつぶやきも同じです。やるべき仕事が増えたり、物事がスムーズに進まなくなったりすると、つい「面倒くさいよね!」と言い合ってしまいます。

此外,日常生活中的抱怨也是这个道理。要是该完成的工作变多了,或者事情没法顺利地推进,便会互相抱怨“真麻烦呀!”

この気持ちを共有することで、お互いの煮詰まった気分が少し楽になりますが、やはりそれだけでは終わらないはず。「面倒くさい」に引きずられ、「なんで、こんなことしなくちゃならないの!」「あいつのせいだよ、きっと」といったように、その場の勢いで毒気たっぷりな言葉が次々に飛び出してしまうものです。

要是分享了这种情绪,互相虽然因有共鸣而稍微欣慰一些,但事情绝不会就此结束。“好麻烦呀”后面引发的就是“什么呀,有得做这种事”“一定是那家伙的错”这一类的言辞,结果这种气氛下,恶意满满的言语就接连不断地冒出来了。

こうなるとグチの応酬が止まらなくなり、当初は思ってもいなかったような口汚い愚痴、悪口へと発展していきます。最初は、ただ「面倒」と感じていた程度なのに、いつの間にか「自分はツイていない」といった不運感、「悪いのはあいつだ」といった他責感が確信となってしまい、ネガティブな思いにとらわれてしまうものです。

这样发展下去的话,抱怨的回复就会停不下来,事情就发展到了原先并未预料到的难听的抱怨和谩骂,明明最开始只是觉得有些“麻烦”,不知不觉中就开始成了觉得“自己做不好”而倍加沮丧、觉得“错的是那家伙”而责怪他人,整个人都陷入了负面思考的漩涡中。

この場合、最初に口に出す言葉が毒気のない言葉だったら、だいぶ感じ方が変わっていたはずなのです。たとえば、「面倒くさい」に似た言葉には、「手間がかかる」「ややこしい」「煩わしい」という言葉があります。「この仕事、ちょっと手間がかかるね」「ややこしいね」「仕事が増えると、煩わしいね」。こんな言い方をすれば、急激に不運感や他責感にまで発展することはないのです。

这种情况下,如果一开始就没有恶语相向,那感觉应该大不相同了。例如,和“好麻烦”意思相近的有,“挺花功夫的”“挺复杂的”“有些繁琐”这类说法。“这项工作有些费工夫呢”,“好复杂呀”,“工作一多,就好繁琐”。要是这么说的话,就不会迅速发展成沮丧和责怪他人的情绪了。

このように、ちょっとした言葉の使い方一つで、相手に与える印象だけでなく、自分自身や他人、環境、過去や未来へのイメージがガラリと変わります。ぜひ、普段何気なく使っている毒気たっぷりの言葉をそのまま吐き出さず、他の言い方で口に出してみてください。言葉づかいを変える習慣を身につけるだけで、ストレスもグンと減っていくと思います。

像这样简单易懂一句话,不仅能迅速改变对方对自己的看法,甚至改变自己本身和对他人、环境、过去或将来的印象。所以请大家务必做到,不要随意将那些平时会说的恶意满满的话直接说出口,试着换个说话方式。只要养成养成改变措辞的习惯,那么压力就会大大地减少哦。

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