2008年3月15日

喜雨。杂树林因首场春雨而朦胧迷离,冬芽在烟雨中舒放。

冬の木々は、すべての虚飾をはぎとられて本来の思想だけで立っている
もうちょっと齢(とし)取るとああなる、覚悟はいいか
雨は雑木林を遠くにけぶらせ、けぶる中で冬芽がゆるむ。
好雨時節を知り、春に当たりて乃(すなわ)ち発生す
麗、蕩、憐、雅……それぞれの思い描く一文字にも、ひと雨ごとに春が近づく3月である。

小组讨论链接>>>
电子报链接>>>>>

2008年4月6日

赏樱。在如雨的落花中,珍惜一春一遇的约会。

きのうはまだ、ほんの少し早すぎた。
あしたになれば、わずかだけれど、もう遅い。
まさに今日。そんな盛りの一日が、桜にはあるようだ。
遠くから降るような落花は、物言わぬ木々から人への、ひそやかな言葉のようでもある。
耳を澄ませて、春の一期一会を楽しもうか。

小组讨论链接>>>
电子报链接>>>>>

2008年5月11日

丁香绽放。图片展上的人物表情亦如丁香花的花香一样,呼之欲出。

房をなす紫のつぼみと淡紫の花。リラと仏語で呼びたくなるような、すました芳香が、日だまりにたたずむ。
包まれる空気によって、植物は風情を変える。
各人の所作や口ぶりを、リラの香気のように、ふんわり漂わせた写真がある。
自負に満たされた顔つき、いわば「旬の瞬」が、その前後に連なる生までを呼び寄せる。

小组讨论链接>>>