18 そんなになるなんて思ってもみなかった

人物:川瀬  木田
場面:会社の近くの飲み屋で

川瀬:鹿児島にはよくお帰りになるんですか。
木田:いや、それがね。年の離れた姉が一人いるんですが、博多へ嫁ぎましてね。その後しばらくして父と母が続いてなくなったんです。それで一人で田舎に残っていても仕様がないんで、引き払って東京に出てきたんです。
川瀬:そうだったんですかあ。私のとこは親父がまだ元気で店やってるんで、毎年盆と正月には兄弟が家族つれて集まるんですよ、今だに。
木田:へーえ、そりゃ羨ましいなあ。私は7、8年前に後始末に帰ったきりで、それからは全然。ずいぶん変わったでしょうねえ、あそこも。
川瀬:いやねえ。帰るたびにどこ歩いているのか分からなくなりますね。木田さん今度お帰りになったらびっくりされますよ、昔の面影はほとんどないですから。
木田:そうだろうなあ。で、マルカワ雑貨店は?やはりビルに建て替えたんですか?
川瀬:隣がスーパーとパチンコ屋になりましいたけど、うちは親父がガンコでね、建て直しにウンと言わないんですよ。
木田:じゃあ、あけは昔のままなんだ。ああ、なつかしいなあ、だけと驚きだなあ、お宅のまわり、原っぱだったじゃありませんか。よく遊んだもんですよ。
川瀬:そうそう。でも今じゃ家がびっしり建って東京と変わりませんよ。帰っても以前みたいにホッとしないんですよねえ。
木田:そうだろうなあ。しかしそんなになるなんて思ってもみなかったんなあ。それじゃ昔のイメージ壊すから帰らないほうがいいかもしれませんね。

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