15.居ても立ってもいられなくて・・・ 

人物:黒川(40代、主婦)   滝沢(30代、主婦)
場面:子供を探している滝沢がなだめる

黒川:滝沢さんの奥さん!
滝沢:あら、黒川さん。こんばんは。
黒川:こんばんは。どうかなさったんですか?なにか落とし物でも?
滝沢:いえ。あの、うちの諒助、見かけませんでしたか?
黒川:あら、諒助くん、どうかなさったの?
滝沢:実は、プールに行ったきり、まだ帰って来ないんです。
黒川:まあ。
滝沢:一緒に行ったお友達は、もうとっくに帰宅しているそうなんですけど。
黒川:それはご心配ですね。
滝沢:ええ。あっちこっち探しているんですけど、見つからないんです。
黒沢:ご主人は?
滝沢:今、交番に行っているどころです。
黒川:大丈夫ですよ。きっと見つかりますよ。
滝沢:ええ、でも落ち着かなくて・・・
黒沢:お一人じゃ心細いでしょう。ご主人がお戻りなるまで一緒にお探ししましょう。
滝沢:すみません。一人でいると、どうしても悪いほうにばかり考えてしまって・・・
黒川:大丈夫ですよ。うちの正彦も小さいころは遊びに行ったっきり、なかなか帰って来ないなんてこと、しょっちゅうでしたもの。
滝沢:はあ、あの、これぐらいの男の子って、こんなことをよくやるものなんでしょうか。
黒川:そうですねえ。元気な子供ほど、そういうものらしいですよ。諒助くんも活発なお子さんですし。
滝沢:でも、今までこんなこと一度もなかったので、心配で心配で・・・。もしかして、川に落ちたんじゃないかとか、どこかで怪我をして動けないでいるんじゃないかとか・・・。それに、交通事故にでも遭っていたらと思うと、居ても立ってもいられなくて・・・。
黒川:あまり思い詰めないほうがいいですよ。もっと記を楽にしてくださんな。
滝沢:ええ。ですけど、最近、物騒でしょ?子供の誘拐事件が多いもんで、まさか、うちの子も・・・。
黒川:まさか。考えすぎですよ。
滝沢:そうでしょうか。
黒川:そうですよ。とにかく、あまり思い詰めると、今度はおなかのお子さんにさわりますよ。奥さんお一人の体じゃないんですから。
滝沢:はい。(自分に言い聞かせるよに)そうですけん。
黒川:子供って、親が心配しているほど危なっかしいものではありませんよ。
滝沢:はい。そうですよね。
黒沢:そのうち、ケロッとして元気よく帰ってきますよ。
滝沢:ええ、そうだといいんですけど。
黒川:大丈夫。きっと無事ですよ。

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