11月のオリコンの「本」ランキングで、東野圭吾の作品が1位から3位までを独占し、「聖女の救済」は長期にわたってトップを維持している。若者たちに最も人気のこの作家は推理小説が得意で、一番人気の「探偵ガリレオシリーズ」は、テレビドラマや映画にもなっている。

 11月份的oricon图书综合排行榜中,东野圭吾的作品独占前三位,《聖女的救济》更是长时间占据榜首。这位在年轻人中极具人气的作家擅长推理小说,最出名的“神探伽利略系列”更是被改编成电视剧和电影搬上荧屏。

●「聖女の救済」
 「容疑者Xの献身」ブームの3年後に登場した、ガリレオシリーズの最新長編小説。内容は、会社社長が自宅で毒殺され、離婚を切り出されていた妻に嫌疑がかけられたが、妻には完全なアリバイがあった。しかし、担当刑事は彼女の美貌に惑わされ、捜査は難航。物理学の准教授で、理知的な分析にたけた湯川は、大きな困難にぶつかる。事件が理論的に分析された結果は、現実にはありえないものだった。今回の湯川は、女性の非論理的な思考から生まれた驚くべきトリックを打ち破ることができるのだろうか。

●《聖女的救济》
 《嫌疑犯X的献身》热潮3年后登场的“神探伽利略”系列最新长篇小说。本小说讲述了,公司总经理在自家中被人投毒杀害,其欲遭离弃的妻子虽然可疑,却有坚不可摧的不在场证明。而且,负责调查的刑警更是被她的美貌所诱惑,调查丝毫没有进展。大学物理助教授、擅长理性分析的汤川也遇到了极大的困难。从理论上分析案件得出的结果,在现实生活中却完全不可能存在。这一次汤川是否能顺利破解女性非逻辑性思考打造出的惊人诡计呢?

●「ガリレオの苦悩」
 「探偵ガリレオシリーズ」の最新短編小説集。長編では登場人物が多いのに比べ、短編では主人公の湯川にクローズアップ。絶妙な推理と事件の分析だけでなく、湯川の苦悩を描くことで、彼の人間性がうかがえ、生き生きとしたものになっている。

●《伽利略的苦恼》
  “神探伽利略”系列的最新短篇小说集。比起长篇小说中繁多的登场人物,短篇则用更大篇幅聚焦刻画主角汤川。除了绝妙的推理和案件分析,对汤川的苦恼的描写也令其形象更显人性化,在读者的心中日趋生动。

●「流星の絆」
 「週刊現代」に連載され、今年の3月に講談社から出版された。神奈川県横須賀市のある洋食屋で、経営者の3人の子どもたちが流星群を見に行き、家に帰ると両親が惨殺されていた。犯人がわからないまま、3人は成長し、詐欺を働いて金持ちの男たちを騙すように。そして偶然にも、両親を殺したと思われる男に出会う。ついにを討てると思ったその時、彼らの末の妹、静奈が犯人の息子を好きになり、復讐計画が変化していく。「この物語は私が書いたものではない。登場人物たちが作り出したのだ。」(東野圭吾)

●《流星之绊》
 曾连载于《週刊现代》,今年3月由讲谈社结集出版。神奈川县横须贺市某西餐厅店主的三个孩子去看流星群,回家时却目睹双亲惨遭杀害,凶手始终未被抓获。成年后的三人开始以诈骗行为向有钱男子行骗,意外遇到疑似杀死双亲的凶手。眼看终能报仇之际,他们最小的妹妹静奈却爱上了凶手的儿子,复仇计画因此而起了变化……东野圭吾表示“这个故事并不是我写的,而是书中主人公们自己创造出来的。”


【東野圭吾プロフィール】
 1958年大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業。1985年、メーカーの技術者として働きながら書いた「放課後」で、「江戸川乱歩賞」、1999年には「秘密」で「日本推理作家協会賞」を受賞。その後、「容疑者Xの献身」が大人気となり、2005年度の「週刊文春ミステリベスト10」、「このミステリがすごい!」、「本格ミステリベスト10」の3つで1位となり、2006年には「直木賞」と「本格ミステリ大賞」に輝いた。

【东野圭吾简介】
 1958年出生于大阪,毕业于大大阪府立大学电气工程专业。1985年做工程师的他边工作边创作了小说《下课后》,获得“江户川乱步奖”;1999年凭借《秘密》获得“日本推理作家协会奖”;此后,《嫌疑犯X的献身》好评如潮,获得2005年度“《周刊文春》10佳推理小说”、“这个推理小说真棒!”、“本格推理10佳”等三大奖项的头名,以及2006年的“直木奖”和“本格推理大奖”。