【有声日语文学作品】392ヴィヨンの妻(51)
来源:沪江听写酷
2013-05-11 16:00
关键字:はあっはあっ ウマウマ イヤイヤ ジャックナイフ
立派な身なりの、五十年配の奥さんが、椿屋の勝手口にお酒を売りに来て、一升三百円、とはっきり言いまして、それはいまの相場にしては安いほうですので、おかみさんがすぐに引きとってやりましたが、水酒でした。あんな上品そうな奥さんさえ、こんな事をたくらまなければならなくなっている世の中で、我が身にうしろ暗いところが一つも無くて生きて行く事は、不可能だと思いました。トランプの遊びのように、マイナスを全部あつめるとプラスに変るという事は、この世の道徳には起り得ない事でしょうか。
神がいるなら、出て来て下さい! 私は、お正月の末に、お店のお客にけがされました。
その夜は、雨が降っていました。
有一位打扮讲究的五十多岁的夫人,到椿屋的侧门来卖酒,开价一升三百元,比当下的市价要便宜,老板娘就立刻买下了。可打开一看,是掺了水的假酒。气质如此 高雅的夫人,居然也不得不做出这种事来,这个世道已经逼的人们不干亏心事就活不下去了。打扑克牌的时候,收集了所有的差牌就会变成好牌,可这个世道的道德 是不可能发生这种事的吧。
神啊,你要是真的存在,就请你现身吧!正月末,我被店里的客人侵犯了。那晚,天下起了大雨