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一月七日の人日(じんじつ)、三月三日の上巳(じょうし)、五月五日の端午(たんご)、七月七日の七夕(たなばた)、九月九日の重陽(ちょうよう)は、五節句と呼ばれている。七草の節句、桃の節句、端午の節句などとの呼び方もある。これは江戸幕府が音頭をとった国民のイベントのような性格のものだった。年に5回やってくるこの行事を江戸の庶民は受け入れ、祈ったり、厄除けをしたり、感謝したり…そして、お酒を飲み大いに楽しんだようである。明治政府による太陽暦の採用に伴って五節句は廃止されたが、ご存じの通り、今でもそのほとんどは受け継がれている。

一月七日的“人日”,三月三日的“上巳”,五月五日的“端午”,七月七日的“七夕”,九月九日的“重阳”,共称为“五节句”。另外还有七草节句、桃节句、端午节句等称呼。在江户幕府带头下,这些节日具有了全民活动的性质。江户的平民们完全接受了每年举行5次的“五节句”,或是祈福,或是禳灾,或是感恩,接下来,便是畅饮美酒了。由于后来采用了明治政府颁布的太阳历,“五节句”遭到废止,而其实呢,就如大家知道那样,“五节句”到了现在还保持着生命。

今も三月三日の桃の節句に欠かせないもののひとつに「白酒」がある。これは江戸時代に広まったことだ。『江戸名所図会』にも「鎌倉町豊島屋酒店 白酒を商ふ図」として紹介されている。「例年二月の末 鎌倉町豊島屋の酒店においてひな祭りの白酒を商ふ これを求めんとて遠近の輩黎明より肆前(しせん)に市をなして賑はへり」と続き、繁盛の様子がうかがわれる。この時季になると、遠くの者も近くの者も、夜明けから人々が店の前まで行列をなして白酒を買いに来たということらしい。一般庶民が気軽に買える位の値段だったのだろう。しかしまた、何と人の多いことか。半日で白酒を一千石(一升瓶で十万本相当)売ったと言われているが、話半分としてもこれはすごい。

直到今天,三月三日桃之节句中,“白酒”依旧是不可缺少的东西。而这个习惯还是在江户时代传开的。《江户名所图绘》中有一副就对此作了介绍,名字叫“镰仓町丰岛屋酒店  售卖白酒图”。其中写道:“每年二月末,镰仓町丰岛屋酒店都会销售雏祭(女儿节)的白酒,人们为抢购从四面八方涌来,黎明时店门前就门庭若市,热闹非凡。”可见当时的盛况。每到三月三日遮天,无论住得远还是近,人们天刚亮就涌到店门前排成长龙,就为了买到这里的白酒。大概价格也不离谱,一般的平民也能承受得起。不过话说回来,这人也太多了吧。相传,丰岛屋仅仅半日就会售出一千石白酒(相当于十万瓶容量为一升的酒),这话虽有夸张之处,却也反映出当时的盛况。

この図会を眺めていると面白いことに気づく。中央の立看板には「酒醤油相休申候」(さけしょうゆあいやすみもうしそうろう)とあり、いつもの酒や醤油は販売を止め、白酒の販売に専念したということだ。しかも、入口に櫓(やぐら)を建てて、その上では鳶(とび)が店先の客を整理している。現在で言えば、野球の優勝セールやバーゲンセールに殺到する人を整理するガードマンの役目。江戸時代は威勢のいい鳶が担当した。混雑すれば怪我人も出るということで、医者も待機していたというから、店側も準備がいい。それほど人が出たということだろう。

仔细看看这幅图,你会发现一些有趣的东西。竖立在中央的招牌上写有“酒酱油相休申候(本店停售酒酱油)”字样,也就是说,丰岛屋在这天暂停了往常的酒、酱油销售,把主要精力都放到了白酒销售上。不仅如此,他们在入口处搭起了脚架,上面还站着消防工,负责对店门前的客人进行疏散引导。按现在的说法,就相当于保安人员,专门疏散在棒球决赛或大甩卖中蜂拥而至的人群。而在江户时代,这个工作是由剽悍强壮的消防工担任的。商店的准备实在是周全,考虑到一旦人群拥挤,难免有人受伤,还请出了医生在一旁待命。拥挤程度可见一斑。

女儿节的白酒、蛤蛎汤

豊島屋は慶長年間(1596~1615)創業の酒屋だった。伝説によれば、初代の十右衛門(じゅうえもん)は、夢枕に立ったおひな様から白酒のおいしい作り方を伝授された。その通りに作って、ひな祭用に販売したら江戸中の大評判となったということだ。多くの人々に飲まれ、徳川将軍も飲んだという白酒は以来、おひな様にお供えするお酒としての地位を確立した。江戸の名物となり、ひな祭りに白酒を飲む風習は江戸から全国に広がったのである。

丰岛屋是创业于庆长年间(1596-1615)的老酒店。相传,初代创业者十右卫门梦见女儿节人形向他传授制作味美白酒的妙方。他按照梦中所说酿制白酒,特别针对女儿节销售,立即红遍了江户。此酒不但众多江户人饮用,甚至将军也尝过味道。从那以后,白酒就作为供奉在娃娃人形前的酒水确立了地位。丰岛屋的白酒成为江户名产,于是,在女儿节饮用白酒的风俗从江户扩大到了全国。

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