たまにニュースで愛子内親王が登校する姿を見かけるけど、そういえば、愛子さまたち皇族はなぜ学習院に通っているのだろう? 何か法律など決まり事があるのだろうか? そこで、学習院総合企画部広報課に伺いました。

偶尔会在新闻上看到爱子公主上学的身影。说来,爱子公主等皇族为什么要在学习院上学呢?是由什么法律规定的吗?对此,我们访问了学习院综合企画部广报科。

「厳密に法律で決まっているわけではありません。歴史などを考慮した結果として学習院を選ばれているのでしょう」

“没有严格的法律规定。选择学习院是考虑历史等原因的结果吧。”

皇族と学習院の歴史って? 皇族だから私立でなく国公立に通いそうな気もしますが…。学習院って特別な学校なんですか?

皇族和学习院的历史是?虽然有因为是皇族所以不上私立而上公立学校的感觉…所谓学习院是什么特殊的学校吗?

「学習院はもともと公家の教育機関として1847年に京都に設立された、幼稚園から大学まで一貫した教育を行う私立学校です。1877年、東京神田に開校した当初は華族の子弟を陸海軍のリーダーや政治家などに育てるため、読み・書き・そろばんのほか、馬術や剣術も課していました」

“学习院最开始作为朝廷贵族教育机关于1847年在京都设立,是进行从幼儿园到大学一贯教育的私立学校。1877年在东京神田建校之初,为把华族子弟(华族是日本战前等级制度的上层)培养为陆海军领袖和政治家,除读、写、算盘之外,还开设了马术和剑术的课程。”

私立学校として開校した学習院だけど、1884年、宮内省所轄の官立学校になったそう。

虽建立之初为私立学校,但好像在1884年变成了宫内省所辖的官立学校。

「当時は徴兵制で国民に兵役が義務づけられていましたが、官立学校の生徒は免除されたため、華族から官立にしてほしいと請願運動が起こったのです。また、政府が1890年の国会開設に向け、宮内省の下で貴族院議員を育てたかったことも、理由のひとつですね」

“当时征兵制规定了国民的兵役义务,但官立学校的学生可以免除义务,因此华族发起了使之官立化的请愿运动。另外,为政府1890的国会开设在宫内省之下培养贵族院议员也是理由之一。”

当時、華族のトップの存在である皇族が学習院に通うのは自然なことで、その伝統は、今も受け継がれているのですね。ところで、皇族を迎えるときは特別な準備などあるんでしょうか?

在当时,作为华族最高层存在的皇族在学习院学习是很自然的事情,这个传统延承到了现在。但是,迎接华族时有没有做特别准备之类呢?

「現在の天皇陛下が入学される時に初等科の校舎を新築したり、皇太子さまのご入園前に幼稚園を設置するなど、“あうんの呼吸”で通いやすい環境を整えてはいますが、皇族も一般の学習院生と同じ教室で授業を受けています」

“迎接现在的天皇陛下入学时新建了小学校舍,皇太子入园前设立了幼儿园等,创造了‘阿吽的呼吸’(比喻两人以上同做某事时相互配合默契的样子和心情)、适宜学习的环境,皇族和一般学习院的学生在同一个教室上课。”

皇族も一般の生徒と席を並べているなんて、なんだか意外な気がします。思ったより学習院の敷居は高くない…かも?

皇族也和一般学生并席而坐,总有些让人感觉很意外。或许…学习院的门槛比想象的要低?

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