男性的とされてきた鉄道や歴史などの趣味が女性にも受け入れられるようになってきている。鉄道好きな女性は「鉄子」、歴史好きの女性は「歴女」、仏像好きの女性は「仏女」と呼ばれ、歴女は2009年流行語大賞でトップテンに入るほどすでに世間に知られている。歴女の特徴は、歴史上の登場人物だけでなく、武器である刀剣や、日本の伝統的な防具である「よろい」や「かぶと」などに憧れる人が多く、歴史的背景を重視する男性の歴史好きとは違うといわれる。

越来越多的女性开始接触铁路、历史等男性化爱好。喜欢铁路的女性被称作“铁子(てつこ)”,喜欢历史的被称作“历女(れきじょ)”,喜欢佛像的被称作“佛女(ぶつじょ)”。“歴女”一词耳熟能详,甚至还入选了2009年流行语大赏的TOP10。与重视历史背景的男性历史爱好者不同,历女不仅对历史上的风云人物感兴趣,还对刀剑等武器、铠甲、头盔等日本传统防护器具充满向往之情。

東京・新宿区にある高瀬道場では女性のみの殺陣レッスンが人気を呼んでいる。殺陣とは、時代劇で見られる刀剣を使って攻撃・防御する一連の動きのことだ。高瀬道場は俳優養成所でもあり、長年にわたり俳優のためのアクション指導のひとつとして殺陣を取り入れてきた。2001年に一般向けに教室を開き、2007年秋に試験的に女性限定クラスを始めると大人気となった。そして2009年7月からは女性限定クラスが本格的に始まった。

东京新宿的高濑道场仅限女性参加的杀阵课程很有人气。杀阵是使用刀剑进行攻击或防守的一连串动作,在历史剧中经常能看到。高濑道场是培养演员的场所,多年来都采用杀阵指导演员的动作。2001年,道场开办了面向普通人的培训课程。2007年秋天试验性地开始了限定女性参加的课程,博得众多人气,2009年7月正式将其推出。

女性のみの初級・中級クラスはそれぞれ12人程度。道場に通ってくる女性は20代がもっとも多く、大学生、会社員、主婦など職業はさまざまである。初級クラスの青木かおりさんは殺陣を始めたきっかけを「時代劇俳優に憧れて殺陣をやってみたかった」と語る。初級・中級クラスどちらも竹光を使う。竹光とは、木刀に銀の薄板をはった重さわずか350グラムの本物に似せた刀剣のことである。

仅限女性参加的初级、中级班的人数都在12人左右。来道场的大多是20多岁的女性,大学生、公司职员、主妇等各种职业的人都有。参加初级课程的青木香说,自己开始练习武打的契机是因为“憧憬历史剧,想体验一下武打场面”。初级和中级课程都用竹光来培训。这是一种在木刀之上贴一层银制薄板制成的刀剑,重量只有350g,与真刀在外表上很相似。

に集中したときの女性はみんな美しい。女性はもっと自分が美しいことに気が付いて自信を持つべき」と語るのは講師の多加野詩子先生。技をかけるのも技をかけられるのも相手がいるからできること。竹光を操るようになると姿勢がよくなり、常に自分の身の回りを意識するようになるという。

讲师多加野诗子先生说道,“专注于技艺的女性都很美丽。女性应该多发现自己的美,增强自信。”无论是施展招数还是接招,离开对手都不可能完成。能自由挥舞竹光之后,仪态会变好,也会更加留意身边的事物。

一方、渋谷区にある刀剣博物館には、近頃、観覧客のなかに女性の姿も見られるようになった。「もともと刀剣は女性がふみこめなかった男性社会のひとつ。女性が刀剣になじみがなかったのはそのせい」と語るのは、主任学芸員の久保恭子さん。久保さん自身、刀剣博物館始まって以来、初の女性学芸員である。

最近,在涩谷区的刀剑博物馆里,也经常看见女性参观者。学艺者主任久保恭子说,“以前刀剑属于男性社会,女性被禁止接触。这也导致女性对于刀剑不熟悉。”久保是自刀剑博物馆开馆以来最早的女性学艺者。(注:学艺员是日本博物馆内的专门职员。)

かつての武将たちは刀剣を家宝として大切にし、ときには戦いの武器として身を守った。戦いの多かった江戸時代までの日本において、刀剣は日本人にとても密着したものであった。

过去的武将将刀剑作为传家之宝爱惜有加,有时也作为防身的武器。江户时代的日本,战争频繁,刀剑对日本人来说是必不可少的。

日本語には刀剣から生まれた言葉がいくつもある。例えば、「一刀両断」という言葉は、刀を一回振り下ろすことでものを二つに斬ることだ。そのことから、人の意見を聞き入れず速やかに決断する意味として現在も使われている。

日语中有很多由刀剑衍生而来的词汇。比如,“一刀两断”的意思是挥下一刀将东西劈成两段。现在常指不听别人意见,独断专行。

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