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グルメを特集している番組を見ていて、登場人物が「おいし~い!」、「うま~い!」を単に繰り返しながら食べている情景を延々と見せられると物足りないと思いませんか?敢えて言葉で説明するまでもなく、おいしいものはおいしい、と言ってしまえばそれまでですが、こういう時どんな表現で形容されれば見応えがあるものなのでしょうか。

看着美食节目没完没了地放着嘉宾吃东西的画面,边吃边重复着“好好~吃!”、“美味啊~!”,大家是否会觉得有些美中不足呢~好吃的东西就是好吃,用不着非得用语言去说明,你若这么说那也就算了,但话说回来,这种时候究竟要怎么去表达才能让节目值得一看呢?

料理の味わい方として、古くから「目で味わい、舌で味わう」といういい方があるように、まずは見た目の印象、そして味覚、それと共に食感、最後に余韻というのが、要素として挙げられますが、おいしさの表現には時代と共に変化があるのだそうです。

说到品味料理,正如自古以来就有“饱眼福、饱口福”这样的说法一样,要点首先在于色,然后是味,同时还有口感,最后是余味,而美味的表达方式似乎正随着时代的发展而变化着。

プリプリ」、「しこしこ」、「モチモチ」……、皆さん、どんなものを連想しますか?「プリプリ」は海老。海老マヨや海老フライ等様々な海老料理に使われる言葉ですが、海老ばかりでなく、イクラ、イカ、鮮魚の食感やイキのいいお刺身の見た目の印象を表現する時にも使われます。この食感がもう少し歯応えのある赤貝や鯛等になると、「コリコリ」が使われます。次いで「しこしこ」は麺類。コシのあるうどんやラーメン等の心地よい硬さと弾力性、程よい粘りのある食感を表現しています。そして「モチモチ」はパン餅。心地よい粘りのあるやわらかさが連想されるでしょう。似た言葉に「もっちり」がありますが、これは口に入れた瞬間の印象を表し、その食感が継続的に感じられる場合に「モチモチ」になるようです。前回取り上げたラーメンのブログにも「モチモチ」が使われていましたが、粉を使って作られる食品に「モチモチ」が広がりつつある傾向も指摘されています。

“プリプリ(Q弹Q弹)”、“しこしこ(筋筋道道)”、“モチモチ(黏黏糯糯)”……这些词能让诸位联想到什么呢?“プリプリ”能让人想到虾。这个表达可用来形容蛋黄酱虾仁及日式炸虾等虾类料理,当然除此之外还可以用于描述鲑鱼子、墨鱼、鲜鱼等的口感以及新鲜生鱼片的卖相。若是想形容口感上稍有嚼劲的赤贝或者鲷鱼等食物,则可以使用“コリコリ(咔哧咔哧)”一词。接着,“しこしこ”是用在有筋道的乌冬面及拉面等面类身上的,形容面条柔韧、爽口弹牙,入口时的粘劲儿恰到好处。然后“モチモチ”是形容面包年糕的。这个词能让你联想到那恰到好处的黏黏糯糯的口感吧。类似的表达还有“もっちり(口感柔软有筋道)”,它用来表现入口瞬间的感觉,如果这种口感一直延续就可以用“モチモチ”一词了。上次提到的拉面博客中也有用到这个词,有人指出它将逐渐被广泛用于描述粉类制品。

こうした言葉に共通しているのは、いずれもオノマトペ(擬声語・擬態語)であり、食感を表す言葉であるという点です。

这些语言共通的一点在于它们都是拟声、拟态词,而且都是用来表现口感的。

「美味なるものには音がある」
「コクがあるのにキレがある」

“美味的东西会说话”
“浓郁而又清爽”

いずれも1980年代半ばにCMの宣伝文句として大当たりした表現です。「美味」、「コク」、「キレ」はいずれも味覚に関する言葉ですが、時代と共においしさの表現が味覚系から食感系へとシフトしているという興味深い調査があります。

这两句表达都是1980年代中期大获成功的广告宣传语。“美味”、“浓郁”、“清爽”无一不是与味觉相关的词语,这里有个颇有意思的相关调查——随着时代的变化,关于美味的表达正在从味觉系向口感系发生转变。

性別や世代別においしさの表現のランキングを7年にわたり調査したものですが、それによると、「コクがある」という表現は男性には重要な表現として上位に位置しているものの、女性にとっては重要性を失いつつあり、「モチモチ」「もっちり」といった食感系の言葉が軒並みランキングを上げているとのこと。確かに、飲食品のパッケージを見ていると、「カリッと」、「サクサク」、「もちもち」、「プルンと」、「パリッと」、「とろ~り」、「サックリ」といったように食感で食欲をそそる商品が増えていることがわかります。

这个调查花了7年的时间去研究不同性别及年代对于美味表达的青睐度,从中我们可以看出“コクがある”这一表达很受男性欢迎,处于排行榜前列,而对于女性来说,它的重要性在慢慢减弱,相比之下“モチモチ”、“もっちり”这些形容口感的语言都开始大受青睐。确实,我们看看饮食类的包装就会发现,“カリッと(咔啦咔啦)”、“サクサク(咔沙咔沙)”、“もちもち(黏黏糯糯)”、“プルンと(噗溜噗溜)”、“パリッと(啪啦啪啦)”、“とろ~り(浓稠滑溜)”、“サックリ(咔嚓咔嚓)”等利用口感来引起人们食欲的商品正在变多。

食感系の表現は、感覚的なものなので誰にでもわかりやすいのですが、味覚系の表現となると、そのうまさをまずおいしいと感じ、他のものを食べ比べる経験も重ねて表現力を磨く、という学習がなされないと上達しない、といわれています。

都说口感的表达是感觉上的东西,所以人们理解起来都很容易,但若换成味觉上的表达,那种美味首先让人觉得好吃,但之后若没有过吃评的经历,不学着在实战中去磨练表达能力的话,是没法做到表现生动的。

2005年、日本では食育基本法が制定されました。食育によって、国民が生涯健全な心身を培い、豊かな人間性を育むことを目的としており、多くの企業も食育活動を展開していますが、食育活動の一環に「味覚教育」があります。味覚教育については、美食の国フランスで20年近く前から毎年10月に政府主導で展開されている「味覚週間」の一連の活動に学ぶべき点が多く見られます。主に小学生を対象に行われていますが、その活動の中ではいろいろな食材や料理に触れ、それを分かち合って食べ、五感を言語で表現する訓練もなされます。こうしたことが自分の感覚と向き合い、それを言語化することで感覚がより鋭敏になり、言語表現も豊かになるという相乗効果が得られる上、他の人の感覚との違いを認め合うことで他者理解にもつながるという副次的効果も報告されています。

2005年,日本制定了食育基本法。意在通过饮食教育来培养国民终生健全的身心、丰富的人性,很多企业都在开展饮食教育活动,而其中一环就有“味觉教育”。关于味觉教育,美食大国法国近20年前就由政府主导在每年10月开展“味觉周”这样的一系列活动,其中有许多值得我们借鉴的地方。这些活动主要对象是小学生,让他们在活动中接触各种食材与料理、互相分享,同时锻炼他们用语言去表现五感的能力。调查报告称,通过这样直面自己的感觉并将其语言化,人不仅在感觉上会变得更加敏锐,语言表达也会变得更加丰富,同时能通过相互认可与他人之间的感觉差异来达到理解他人的附加效果。

こうした活動は日本の食育活動にも影響を与えつつありますが、幼少期のこうした教育を通して食に関する表現がより豊かになれば、グルメ番組での感想も、「おいし~い!」、「うま~い!」だけで片付けられなくなることが期待できると思います。

这样的活动也在渐渐影响着日本的食育活动,如果能通过年少时期这样的教育让大家在饮食上的表达变得更加丰富的话,那么相信有一天,美食节目的感想也不会仅仅停留在“好好~吃!”、“美味啊~!”这俩表达上了。

吃货日语扫盲:うまい≠おいしい

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