異性とは「節度」と「礼儀」をもって接する
 会社では男女関係が発展すると、恋愛関係が生じたり、さらには結婚に至る場合も少なくありません。最近では、セクハラが問題となっており、男女の違いを踏まえた節度」「礼儀」が厳しく求められています。
あくまでも会社は仕事中心の場ですから、異性間のコミュニケーションは、それなりの「わきまえ」が大切になります。

性別を意識しすぎない
①職場の同志として接する
職場では男性社員も女性社員も、協力してビジネスを遂行するための同志です。過度に意識しないようにしましょう。
②言葉遣いにも節度を持つ
「これ、やっといてくれよ」(男性)、「ねえ、お願いね」(女性)といったなれあいは禁物です。お互いに「お願いします」というように礼儀正しい会話を心がけましょう。

サービスには感謝の気持ちを
①一言「ありがとう」という
男性社員は、女性社員がお茶を入れてくれたら、笑顔で「ありがとう」の一言を必ず言うようにしましょう。また、男性社員は自分がお茶を飲みたい時は、自分で入れるようにします。ついでに女性社員に入れてあげる平等さもほしいものです。
「お茶は女性が入れるのが当然」という時代ではありません。お互いに感謝の気持ちをもって接するようにしましょう。
②お互いにいたわりの気持ちをもつ
 女性社員は、力仕事に男性社員が手を貸してくれた時には、笑顔で「ありがとうございます」「助かりました」の言葉をかけましょう。力仕事・汚れ仕事は男性がするのが当然だと思わず、いつもいたわりの気持ちで「お手伝いしましょうか」といいたいものです。

職場での異性と付き合い方
①セクハラには注意する
 セクハラには性的嫌がらせにとどまらず、女性が働きづらいような環境を許していることも含まれます。セクハラ問題の最近の事例などにも関心をもって、自分自身が火種にならないように気をつけましょう。
②職場で恋愛関係になったときは
 最近は男女の人格が尊重され、恋愛についても大幅に寛容になってきましたが、それでも同じ職場での恋愛問題について批判もあります。
 社内からの反感を避けるためには、たとえ恋愛関係になっても、廊下の片隅などでひそひそ話はしない、内線電話で私的な話はしないといった心がけが大切になります。また、休日などにデートをしているところを会社の人に目撃されたら、言い訳したりせず堂々とあいさつしましょう。