关键字:銀河 鉄道 夜
「あれは何の火だろう。あんな赤く光る火は何を燃やせばできるんだろう。」ジョバンニが云(い)いました。 「蝎(さそり)の火だな。」カムパネルラが又(また)地図と首っ引きして答えました。 「あら、蝎の火のことならあたし知ってるわ。」 「蝎の火ってなんだい。」ジョバンニがききました。 「蝎がやけて死んだのよ。その火がいまでも燃えてるってあたし何べんもお父さんから聴いたわ。」 「蝎って、虫だろう。」 「ええ、蝎は虫よ。だけどいい虫だわ。」 「蝎いい虫じゃないよ。僕博物館でアルコールにつけてあるの見た。尾にこんなかぎがあってそれで螫(さ)されると死ぬって先生が云ったよ。」
“那是什么火光?烧什么东西火光才能如此迷人?”焦班尼说。 “那是天蝎火光。”柯贝内拉又对着地图查看。 “啊,是天蝎火光呀。那我知道。” “天蝎火光是怎么回事?”焦班尼问。 “天蝎被烧死了。据传那大火一直燃烧到现在。爸爸讲过好几次。” “天蝎是虫子吗?” “是的,天蝎是虫子,是好虫子。” “天蝎不是好虫子。我在博物馆看过,泡在酒精里。尾巴上有个大夹子,老师说过,如果谁被它蜇了就会死的。”