日语论文范文:日本四字成语的分析
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日本における四字成語についての分析
目次
第一章では、研究の目的、対象と方法を明確にした上で、中日の四字成語の先行研究をまとめ、本研究の位置づけを決めた。
第二章では、中国から伝えられる四字成語ついての区別や分析から、さらに中日の四字成語の誕生と伝承まで考察した。
第三章では、日本人は古き昔からこれらの書籍を学ぶ、喜んで新しい諺語を作った。また、日本独特の生活を基礎として新しい故事成語諺語をも作った。
第四章では、仏教と日本人の生活の緊密的な関係を分析して、仏教から生まれた四字成語を考察した。
第五章では、西方文化を吸収する日本の四字成語を研究した。
要旨
本文は中国と日本の既存の辞書によって、日本の四字成語を分析する。中国と日本は一衣帯水で、地理的•歴史的•人種的にも非常に近い関係があり、さまざまな面でお互いに影響を与えている。四字熟語の中で、特に「四字成語」といわれるものは中国で生まれ、中国の成語の大部分を占めているといわれている。また、仏教、西方などから生まれた四字成語もある。
ところが、日本人に使われている四字成語はどういう種類を持っているかということに興味が持てるようになった。それで、今度ここで、日本の四字成語を対象として考察することにした。本文では、主に四字成語の源によって、いろいろな種類に分ける。
キーワ-ド:四字成語 源 分類
摘要
语言与文化有着密切的关系。任何语言都不能脱离文化而独立存在。作为语言表现形式之一的谚语更是其民族文化的写照,同时也是人民群众在日常生活经验中总结出来的智慧的结晶。
中国与日本隔海相望,在文化等诸方面都互相影响。众所周知,日语中的四字成语与汉语成语有着千丝万缕的联系,日语的很多四字成语无论在字形还是字义上与汉语成语相同或是相似,这是因为随着汉字儒学传入日本,许多的中国成语也随之传入。但是,通过查阅日语辞典及对日本人使用的成语的调查来看,日语中来源于中国文化的四字成语占据着绝对的优势。因此,对于中日两国人民所使用的四字成语,我产生了浓厚的兴趣。本文根据现有的各类中日文词典就日语的四字成语进行探讨,主要通过成语出处尝试对日语四字成语分类,并进行了以下的分析和研究。
关键词:四字成语;出处;分类
はじめに
(一)高橋源一郎:わが国の故事成語諺語は多くは源をアジア大陸に発する。アジア大陸古代の文化人葉、故事や諺語•譬喩を作ってこれを用いるに極めて巧妙であった。古代中国の説客と呼ばれる政論家の如きは、好んで是等の語を用いて諸侯王を説気廻り、自説を主張する材料とした。インド及び西方諸国の仏教徒も盛んに譬喩や故事を用いた。故に、仏典にも、漢籍にも、これらの語は限りもなく多く見出される。(故事成語諺語辞典 明治書院)
(二)竹田晃:本書に収めた四字熟語は、その源を中国の古典に発するものがかなり多く、また、仏教語にもとつくものも見られる。(四字熟語成句辞典)
(三)百科事典:四字熟語とは四字成語とも呼ばれ、日本において漢字4文字で作られた熟語を指す用語。学術的な用語ではなく、4字の熟語や成語を指す概念として自然発生的に現れた新しい用語である(バズワード)。最広義には漢字4字で構成される言葉の全てを指すものとして解釈できるが、最近では、より狭い範囲をもって四字熟語とすることも一般的であり、しかもその定義は人によってまちまちである。例えば現状で収録数が最も多いとされる『新明解四字熟語辞典』(三省堂 1998年)は、凡例で以下のように6分類している。
1)現代社会 - 官官接待、総量規制など
2)日本の成句 - 手前味噌、手練手管など(「てまえみそ」「てれんてくだ」のように音読みしないものが多い)
3)中国典籍 - 臥薪嘗胆、櫛風沐雨など
4)仏教語 - 色即是空、四苦八苦など
5)之入り - 背水之陣、一炊之夢など(通常は「背水の陣」「一炊の夢」と表記する)
6)訓読語 - 灯火可親、先従隗始など(通常は「灯火親しむべし」「先づ隗より始めよ」と訓読される)
(四)山田勝美:ここに採用したものは、主として中国古典に基づくものであるが、同一の発想によるのは、必ずしも中国のそれのみには限らない。諺に限って言えば、Dictionary of English Proverbs (英语成语谚语词典)といった書物もある。(故事成語辞典 東京堂出版)
(五)劉晶:成語は諺と違って、日常生活の経験から来る知恵の言い伝えでなく、高度発展の文字文化を背景に、人間の英知の精粋が込められていると言っていい上に、言葉使いが極めて簡潔であり、普通短い言葉で寓意深刻の内容を含んでいるということである。日本では、成語と言えば主に故事に基づいて作ったり、名人が言い出した語句であったりしたから,気のきいた表現として愛用されているものである。歴史によって出来たものもあるし、中国から伝わってきたものもある。(《中日谚语对比研究——以非同源为中心》2009.06.01)
以上のまとめによると、四字成語に対する理解、範囲、分類については、研究者の見方が統一でないことがわかる。本文では先行研究の上に四字成語の分類を明らかにしょうとする。高橋源一郎、竹田晃、百科事典、山田勝美、劉晶は成語の源をいろいろ話し、四字成語の分類について論じたことが十分ではない。高橋源一郎の考えでは、日本の四字成語には中国、仏教から生まれていたものもあるが、西方から伝えられていたものもあることを述べたのである。竹田晃、百科事典、山田勝美、劉晶の考えでは、西方の影響を受けた日本の四字成語が提出ではない。
高橋源一郎は西方からの四字成語の存在を否定したのである。本文では高橋源一郎の述べた日本の四字成語の源を受けるが、ほかの研究の中に日本の四字成語の源によって、四字成語を以下のように四分類している。
1、中国から伝えられる四字成語
中国と日本は位置一衣帯水であるから、文化諸面においても相互に影響し合っていることが少なくなかった。皆しているように、中日両国は海を隔て見える隣国であるから、昔から交流が盛んで、中国と日本は文化的に長い付き合いがあり、四字成語も中国から吸収するものが多かった。
漢字と儒学が日本に伝えられるについて、中国からの多くの四字成語も日本に伝えられたが、日本語の四字成語の辞書を調べたり日本人に使われている四字成語を調べたりするから見ると、やはり中国から伝えられる四字成語は圧倒的な割合を占めているのがわかった。それらは、中国の古代の寓話・詩文・史書・兵法書、ならびに孔子・孟子・老子・荘子・朱子などの思想家の著書の中に無数にみられる。
また、特定の故事から生まれた「故事成語」も数多く、その教訓から導き出されるものとの意味から派生した特別の意味を持つようになったものも少なくない。 これらの成語は、そのまま日本語に取り入れられて、一般に広く使われ、また、日本独自の四字成語も作られた。
1.1 中国の成語の書き方と同じ日本の四字成語
中国の四字熟語と同じ書き方の日本四字熟語は、その源は中国の古典に発するものがかなり多く。これらの語には、故事を背景に持つもの、成句や格言としての性格を備えているものが多く、わずか漢字四字の中に、古人の豊富な生活体験や人生の知恵がコンパクトに盛りこまれているものであることは言うまでもない。
表1
成 语 | 出 典 | 成 语 | 出 典 |
臥薪嘗胆 | 《史記》 | 人面獣心 | 《漢書》 |
風声鶴唳 | 《晋書》 | 百発百中 | 《戦国策》 |
一刀両断 | 《朱子語類》 | 玩物喪志 | 《書経》 |
虎視眈々 | 《易経》 | 傍若無人 | 《史記》 |
(1)、臥薪嘗胆
意味:将来の成功を期して苦労に耐えること。薪の上に寝て苦いきもをなめる意から。「臥」はふし寝る意。「薪」はたきぎ。「嘗」はなめること。「胆」は苦いきも。もとは敗戦の恥をすすぎ仇あだを討とうと、労苦を自身に課して苦労を重ねること。
出典:『史記』越世家、『十八史略』春秋戦国。中国春秋時代、呉王夫差が、父の仇である越王勾践を討つために薪の上に寝て復讐心をかきたて、長い艱難の末にこれを破った。一方、会稽山で夫差に敗れた勾践は、苦い胆を寝所に掛けておき、寝起きのたびにこれをなめてその恥を忘れまいとし、のちに夫差を滅ぼしたという故事から。「臥薪」「嘗胆」ともに越王勾践の故事とする説もある。
例文:①さて、臥薪嘗胆も大げさすぎるが、やけのやんぱちを宥なだめすかし、霞かすみをへだてて目をこらすうち、あるときはたと思いついた。<安部公房・榎本武揚>
②佐賀藩が長崎警備についていた1808(文化5)年に英国軍艦がオランダ船に偽装して入港し、オランダ商館員を拉致して大砲を撃つなどした「フェートン号事件」で、幕府から警備体制の不備を責められた佐賀藩主が100日間の閉門を命じられるなどしたことにも触れ、この事件が佐賀藩の臥薪嘗胆(がしんしょうたん)の原動力になり、西洋近代化の推進力になったという点では見逃せない出来事と指摘している。(朝日新聞2010.10.6)
(2)、風声鶴唳
意味:おじけづいて、わずかなことにも恐れおののくことのたとえ。「風声」は風の音。「鶴唳」はつるの鳴き声。わずかな物音にもおびえるたとえ。「鶴唳風声かくれいふうせい」ともいう。
出典:『晋書』謝玄伝。中国前秦の符堅の軍が敗走し、その敗軍の兵が風の音や鶴の鳴き声を聞いただけで、敵兵の追撃と思い、恐れおののいたという故事から。
例文:①「私が暗殺を心配したのは毎度の事で、あるいは風声鶴唳に驚きました。」<福沢諭吉・福翁自伝>
1.2 中国の成語に基準して、日本人が作る独自の四字成語
中国から伝えられた漢字は、長い年月を経て日本人の日常の言語生活の中に完全に定着した。その歴史の中で、漢字を、二字,三字、四字と連結した形で用いるいわゆるが、きわめて数多く、そして普遍的に使いこなされてきている。漢字の造語力は大変強く,そして活発であり、文化の発展の中で、新しい観念と書き方の四字成語が作られた。(四字熟語成句辞典 竹田晃)
表2
日本 | 中国 | 日本 | 中国 |
一部始終 | 一五一十 | 良妻賢母 | 贤妻良母 |
中途半端 | 半途而废 | 運否天賦 | 听天由命 |
蛇心仏口 | 口蜜腹剑 | 朝令暮改 | 朝令夕改 |
例:
1、一部始终:書物のはじめから終わりまで。また、事の始めから終わりまで。顛倒。
一五一十:五、十为计数单位。五个十个地将数目点清。比喻叙述从头到尾,源源本本,没有遗漏。也形容查点数目。〖出处〗明•施耐庵《水浒全传》第二十五回:“这妇人听了这话,也不回言,却踅过来,一五一十,都对王婆和西门庆说了。”
2、中途半端:物事が完成の段階にまで達しないこと、また、どっちつかずではっきりしないこと。(四字熟語成句辞典 竹田晃)
半途而废:废:停止。指做事不能坚持到底,中途停顿,有始无终。
〖出处〗《礼记•中庸》:“君子遵道而行,半途而废,吾弗难已矣。”
3、蛇心仫口:陰険な心を持ちながら、口先ばかり親切らしくするこ と。
口蜜腹剑:嘴上说的很甜美,凡里却怀着害人的主意。形容两面派的狡猾阴险〖出处〗《资治通鉴•唐纪•玄宗天宝元年》“世谓李林甫‘口有蜜,腹有剑’。”
2、日本における四字成語
文化の発展の中で、新しい観念や物が作られたり外国から輸入されたりすると、ただちにそれに対応する漢語が作られる.例えば、近代中国では、器械文明の発達に応じて、電影(映画)、電視(テレビジョン)、電脳(コンピューター)などの訳語が作られた。このような現象は日本でも同様であり、日本人の鋭い造語感覚によって、さまざまな領域において、また、さまざまな情況の中で多くの熟語が作られている。冒頭に挙げた新聞記事の中の四字熟語のほとんどがその例である。
漢字は一字一字が固有の観念を備えたとしての性質を持つものであり、また、一字が一音節によって発音されるという特徴を持っている。しかし、その漢字を用いて、読む•書く•話す•聞くといった言語生活をスムーズに進めるためには、漢字一字一字をバラバラにして用いたのでは不便であり、不安定でもある。したっがて、語としての観念を明確にし、また、耳で聞いてわかりやすくするために、漢語の複音節語化、つまり熟語の形成が促進されたのである。漢字の熟語としては、二字のものが圧倒的に多く、次いて多くの我それを二倍にした四字熟語である。(四字熟語•成句辞典 竹田晃)
日本人は古き昔からこれらの書籍を学ぶ、喜んで新しい諺語を作った。また、日本独特の生活を基礎として新しい故事成語諺語をも作った。(故事成語諺語辞典 明治書院)
表3
鶴の一声 | 我田引水 | 亭主関白 | 一族郎党 |
小春日和 | 和魂漢才 | 白河夜船 | 油断大敵 |
傍目八目 | 馬耳東風 | 手前味噌 | 則天去私 |
杓子定規 | 八方美人 | 津々浦々 | 天壌無窮 |
例:
(1)、鶴の一声
意味:大勢での話し合いが決まらないとき、すぐれた人物の一言が他の意見をおさえて、話し合いをまとめてしまうこと。
出典:鶴は首が長く、周囲を威圧するように甲高い声で鳴くことから。
例文:①議長の鶴の一声でようやく案がまとまった。
②なかなか話がまとまらず、司会者を悩ませたが、北町代表からの鶴の一声であっさり決まって、出席者一同もほっとした。(《日语成语谚语出处管见》贾凤伦)
(2)、我田引水
意味:田になくてはならない大切な水を、自分のところだけに引いてしまうという意から、 一般的に、他人の不利益になろうとも、自分に都合のいいように理屈付けや行為をすることを意味す るようになった。それは自分の有利になるように取り計らう利己的な行為であ り、他人のことはかまわず、自分の都合だけ考えて行われる「得手勝手」な行 為である。
出典:農民にとって、今もそうであるが、水は稲の生育には欠かせない大切なもの であった。日照りが続くと、農民は稲を枯らさないために、水泥棒をしてでも、少しでも多く、自分の田に水を引き入れようとした。その結果、あちこちで、水争いが起こった。
例文:①それから、多賀直義の文体に、どっか、西鶴の面影がありゃしないか。それともこれは、俺の我田引水かな。<尾崎一雄・懶い春>
3、仏教からの四字成語
日本は統計的にみて約9600万人の仏教徒があり、全世界で3億数千万人程度の仏教徒とされていることを考慮しても、やはり一大仏教国である。約75000の寺院、30万体以上あるといわれる仏像は、他の仏教国と比べても桁違いに多い。世界最古の木造寺院法隆寺があり、最古の仏典古文書も日本にある。歴史的に見れば、様々な仏教が日本に伝来しており、様々な宗派を生み、信徒の数はともかくとしてもそのほとんどは現在まで継承されている。
盛んでいる仏教を背景として、仏教は日本人の生活と緊密的な関係がある。言語と文化は密接な関係があるから、どんな言語でも文化と離れて言うことができない。言語表現形式の一つである四字成語は,その民族の文化史の現れであるし、日常の毛権から生まれた民衆の知恵でもある。また、その中には、その民族の固有の価値観や人生哲学を反映しているものもたくさんあると考えられる。以下にようなものが見られる。
表4
以心伝心 | 盛者必衰 | 相離別苦 | 四苦八苦 |
無念無想 | 有相無相 | 七堂伽藍 | 欣求浄土 |
面壁九年 | 阿鼻叫喚 | 自業自得 | 自家撞着 |
帰命頂礼 | 如是我聞 | 厭離穢土 | 不惜身命 |
六根清浄 | 会者定離 | 一連托生 | 安心立命 |
例:
(1)、以心伝心
意味:文字や言葉を使わなくても、お互いの心と心で通じ合うこと。▽もとは禅宗の語で、言葉や文字で表されない仏法の神髄を、師から弟子の心に伝えることを意味した。「心こころを以もって心こころに伝つたう」と訓読する。
出典:『禅源諸詮集都序』。あるとき釈迦が弟子に、「私は、宇宙の真実を明らかにする知恵がある、だがそれは定まった相(すがた)をもたない、微妙な知恵であって、文字やことばでは表現できない」と説き、心から心へと伝えられるものだと語った。
こういった精神は、特に禅宗において重視されてきた。そして、伝える側の心は、それに足りるだけの充分な資格が必要であり、また伝えられる方も、伝えるだけの心でなければならない、とされている。今日では、「あいつと俺とは以心伝心の仲だ」などと使ったりする。が、これはツーカーの仲のこと。
例文:①故に小説の法則なんどは所謂いわゆる以心伝心にて、得ていい難き物多かり。<坪内逍遥・小説神髄>
②日本人は自分が欲しいことを明確に口にせず、言わずとも察することを以心伝心と称している。これは、日本的な美徳とも言われるが、国際通からは日本人の短所であると言われる場合もある。少なくとも、日本人以外を相手に、以心伝心は通用しないことは確かだと思われる。
(2)、面壁九年
意味:一つのことに忍耐強く専念して、やり遂げることのたとえ。長いあいだある物事に専心して苦しみ続けること。▽「面壁」は壁に向かって座禅を組むこと。「九年面壁」ともいう。
出典:『景徳伝灯録』三。中国南北朝時代、達磨だるま大師が中国の嵩山の少林寺に籠り、九年もの長い間壁に向かって座禅を組み続け、ついに悟りを開いたという故事から。
例文:①面壁九年の修学をば、なお終おえずして早く巳すでに、尻が裂やぶれたる書生もあるべし。以下の物語を読む人々は、情欲の種類のいろいろなるをば、些ちと気をつけて見たまえかし。<坪内逍遥・当世書生気質>
②或る人は古文書の研究に熱中して面壁九年、このたびはじめてその成果を公表した。(四字熟語成句辞典 竹田晃)
4、西方文化を吸収する日本の四字成語
日本の四字成語はインド及び西方諸国の影響を受けた。たとえば、シルクロード(Silk Road)は、日本と地中海世界の間の歴史的な交易路を指す呼称である。絹の道とも呼ばれる。現在の日本でこの言葉が使われるときは、特にローマ帝国と秦漢帝国、あるいは大唐帝国の時代の東西交易が念頭に置かれることが多いが、広くは近代(大航海時代)以前のユーラシア世界の全域にわたって行われた国際交易を指し、南北の交易路や海上の交易路をも含める。当時の日本は唐代の東西交通路に連なっていたと認識されており、摂津国の住吉津(現在の大阪市住吉区)は「シルクロードの日本の玄関」、飛鳥京や平城京は「シルクロードの東の終着点」と呼ぶことがある。故に、西方の文化は日本に伝えられた。以下の例で見てみよう。
(1)、西方浄土
意味:仏教用語。この世の西方、十万億の仏土を隔てたところに存在する阿弥陀仏の浄土。極楽浄土。西方安楽国。西方極楽。西方十万億土。西方世界。西方。
例文:①ヒマラヤ山脈をモチーフにした壁画中央の第4場面「西方浄土須弥山」は、玄奘三蔵院の「本尊」とされている。(朝日新聞2011.01.19)
②カクレキリシタンの場合、頭を南か東を向けて埋葬されます。仏教の西方浄土に対する見えざる自己主張なのかもしれません(朝日新聞2011.02.24)
(2)、鬼の念仏
意味:胸には十字架、行為には悪魔。偽善者であるの意。The cross on the breast ,and the devil in the heart.(英語諺辞典 1976)
a wolf in sheep's clothing:披着羊皮的狼(安徒生童话)
おわりに
以上は、日本の四字成語の源によって四つの分類をいくつかの例を通じて、分析したのであるが、資料が足りないので、きっと、別の源があるに違いない。今後の課題については、今回の研究を引き続き、さらに中国の四字成語と似た日本の四字成語を課題として、その文化を研究しようと思っている。そうすれば、中日学習者が四字成語の学習に、ある程度役に立つことができるのであろう。
参考文献
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[2]山田翔美、『故事成語辞典』、東京堂出版、昭和56年6月20日
[3]高橋源一郎、『故事成語諺語辞典』、明治書院、昭和年9月15日
[4]竹田晃、『四字熟語成句辞典』、講談社、
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[8] 刘晶 、『中日谚语对比研究——以非同源为中心』、大连海事大学、2009年
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[10]范丽艳、『日语四字成语的分类和意义探析』、浙江万里学院学报、2008年11月第21卷第06期
[11]谭建川、『日本的四字熟语「四字熟语」(上)』、日语知识、2002年第04期
[12]田晓、『日语的四字成语与汉语成语的比较』、中国科技信息,2010年第12期
[13]王锐、『日语四字成语与汉语成语在词形、词义上的比较、日语学习与研究』、2006年第04期
[14]贾凤伦、『日语中的和制汉语成语谚语』、日语知识、2005年第07期
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