神々の国、出雲。この地の象徴であるかのようにそそりたつ出雲大社。

众神的国度——出云。宛如此地的象征般耸立着的出云大社。

八雲山を背にした神域は森厳な空気が流れ、その中で数千年もの歴史を持ち、威容を誇る神殿が厳かに立っています。八雲立つこの場所には、なにか巨大なものの気配があります。厳粛な緊張感があります。浮雲ただよう青空に突き刺さるような千木を仰ぎ見ると、壮大な神代の世界が確かにここに存在したことは想像に難くありません。近年パワースポットとしても注目されている出雲大社。その由縁、理由ではなくここに来て感じてください。

背靠着八云山的神域内流动着森严的空气,其中庄严地耸立着有数千年历史,以威严著称的神殿。层云缭绕的这里,总有种巨大的感觉,充满严肃紧张的气氛。仰视仿佛要穿透蓝天白云的屋脊长木,不难想象这里确实存在过宏伟的由神统治的世界。出云大社近些年作为能量聚合地受到瞩目,请不要问其缘由,直接来这里感受吧。

縁結びの神、福の神として名高い『出雲大社』は、日本最古の歴史書といわれる「古事記」にその創建が記されているほどの古社で、明治時代初期まで杵築大社と呼ばれていました。

以姻缘之神、福禄之神闻名的出云大社,是连日本最古老的历史书《古事记》上都有其创建记载的古老神社,明治时代初期之前被称为杵筑大社。

主祭神は大国様として馴染みの深い『大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)』で、「古事記」に記される国譲り神話には、大国主大神が高天原の天照大神(あまてらすおおみかみ)に国を譲り、その時に造営された天日隅宮(あまのひすみのみや)が出雲大社の始まりといわれています。

供奉的主神是作为大国主命被人熟知的“大国主大神”,《古事记》记载的让位的神话中,大国主大神把国家统治权让给了高天原的天照大神,当时营造的天日隅宫据说是出云大社的前身。

大国主大神が祀られている本殿は延享の造営(1744)で建立されたもので、大社造で国宝に指定されています。

供奉着大国主大神的正殿营造于延享时代(1744),为大社造建筑,被指定为国宝。

日本神殿构造——大社造

神社建築の中では日本一を誇り、高さは約24m、厚い桧皮葺きの屋根の棟の上には長さ7.9mの二組の千木が交差しています。

在神社建筑中以日本第一自居,高约24m,由厚实的柏木皮修葺的屋脊栋木上交叉着两组7.9m长的千木。

千木の上方にあいている小さな穴は、実際は大人一人がくぐり抜けられるほどの大きさで、本殿の大きさを実感できます。

千木上方的小洞实际上有能钻过一个成年人的大小,由此可以感受到正殿之巨大。

本殿に祀られる御神体は西向きで稲佐の浜の方角を向いておられ、本殿の正面から参拝すると、神様の横顔を拝んでいる事になります。

正殿供奉的神座面向西方朝着稻佐之滨的方向,因此如果从正殿正面参拜的话,就成了参拜神的侧脸了。

旧暦10月は日本全国の八百万の神々が出雲に参集されます。

农历10月日本全国的众神聚集在出云。

神様がお留守になるのでこの月を『神無月』といい、出雲は神様が集まられるので、この地に限っては『神在月(かみありづき)』と呼ぶようになりました。

在日本一般而言称10月为“神无月”,因为神仙都外出了,而在出云这个地方由于众神云集于此,所以只有这里称10月为“神在月”。

日语中各种月亮的名称

毎年、秋が深まり日本海の波が高くなる頃、旧暦の10月10日に神迎祭が行われます。大社から程近い日本海の海岸「稲佐の浜」に御神火が焚かれ、龍蛇(海蛇)を神々の使者としてお迎えする儀式です。

每年,当入深秋日本海海浪高涨之时,在农历的10月10日会举行神迎祭。这是在距离大社较近的日本海海岸“稻佐之滨”焚烧神火,迎接众神使者龙蛇(海蛇)的仪式。

浜での神迎えが終わると、龍蛇と、神々が宿った二本の神籬(ひもろぎ)を先頭に、大社まで笛と太鼓の行進が行われます。大社での祭典の後、八百万の神々は本殿両脇にある東西の十九社を宿とし、出雲で一週間、人生諸般の事などについての会議「神議(かむはか)り」をされるといいます。

在海滨迎接完神,龙蛇和寄宿着众神的两台神篱在队伍最前,人们吹着笛子,打着太鼓,一直行进到大社。在大社举行完祭典后,众神就住在正殿两侧的东西十九社中,在出云进行一周的会议——“神议”,讨论人生诸事。

男女の縁結びについてもこのときの神議によるものといわれています。

男女姻缘的事情也是在这个时候由众神会议决定的。

ちなみに会議を行うのは稲佐の浜へ行く途中にある「上の宮」というお社です。

顺便一提,会议是在去稻佐之滨途中的叫做“上宫”的神社进行的。

今でも地元の人々は、この神在祭の期間は会議に支障のないよう、皆が謹慎して静かに過ごしています。そのことから地元では神在祭のことを「御忌祭(おいみまつり)」と呼んでいます。

即使在今天,当地的人们在神在祭期间为了不妨碍会议,大家都谨慎安静地生活,由此当地把神在祭称作“御忌祭”。

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