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きめ細かい日本人と豪快なロシア人

细致日本人、豪放俄国人

ロシアのある町で行われた日本を紹介するイベント。来場客が味見できるよう、日本の名物が並べられました。私のロシア人の友人がそのイベントに参加し、後から感想を聞かせてくれました。

在俄国某个小镇开展了一个介绍日本的活动,并在现场摆放了些日本名小吃供到场客人试吃。我的一个俄国朋友参加完活动后,跟我谈了下他的感想。

「食べ物の量が少なくて、すぐになくなっちゃったんだよ。ロシア人がそういうイベントを開催するなら、もう食べきれないぐらい用意するのに」

“食物的量很少,一会儿就被消灭光了啊。要是我们俄国人搞这种活动,准备的量肯定是多到吃不完的。”

聞いてて、これは日本人とロシア人の感性の違いを語るエピソードだと思いました。ロシア人は何をするにも豪快です。どうせ食べ物を出すなら、味見程度じゃつまらないから食べきれないぐらい並べよう、私の友人に限らず同じ状況の中でロシア人の多くはそう考えるのだと思います。

听着听着我便觉得,这事儿体现了日本人和俄国人在感受上的差别。俄国人不管做什么都很豪爽。既然提供食物,只够试吃就没什么意思了,不如准备的多多的,哪怕吃不完。这个想法不是只有我朋友有,我想很多俄国人遇到同样的情况都会有这样的感受。

どうも、日本人が言う「ちょうどいい」状態はロシア人の目には「中途半端」に映る場合が多くて、ロシア人の行動を観察してみると「どうせやるならとことんと行こう」という発想が様々な場面において見られます。

很多时候,日本人所说的“正好”这种状态到了俄国人眼中似乎成了“半途而废”。试着观察下俄国人的行为你就会被发现,他们这种“反正做了就做的彻底”的思维表现在各种场合。

例えば、一回見た日本人とロシア人が一緒になって樽酒の鏡割りをする場面。日本人が丁寧に叩いたのに、ロシア人はこれでもかというぐらいに叩きました。飛んでいった蓋の破片のところまで歩いていってまたまた叩きました。ロシア人は鏡割りの習慣がないからやり方がよくわからないということももちろんありますけれども、それよりもやはり「割るからにはとことんと割ろうよ」という、いかにもロシア人らしい気合の入れ方だったと私は思います。

鏡割り·鏡開き:結婚式やパーティーなどの祝宴で、酒樽の蓋を木槌で割って開けること。酒樽の蓋を割る「鏡開き」は、酒樽の上蓋が「鏡」と呼ばれていたたことによる。祝宴の場で「鏡割り」などと言う司会者もいるが、特に結婚式の披露宴などでは非常に縁起の悪い言葉になるので、「鏡開き」を用いるべきである。

举个例子,我见过有一次日本人和俄国人一起打酒,日本人打的时候很小心,俄国人却往死里打,甚至连飞出去的盖子碎片都不放过。虽说俄国没有这个风俗习惯因此不太了解做法,但这事也充分体现了俄国人的气势,那就是“既然要打就打到底”。

そういえば、ロシア語の中に Гулять так гулять (遊ぶならとことんと遊ぼう)という決まり文句があります。要するにパーティーなどでハメをはずすことですけれども、そのときたとえ人に迷惑をかけたとしても、それはむしろ「しっかり遊んだ」証拠になるようで、ちっともかまわないようです。

这么说来,俄语中有这样一句口头语,叫做“要玩就玩的尽兴”,指的是在聚会等场合尽情享受,即便给别人造成了麻烦,也是“玩开了”的象征,大家一点儿都不会在意。

日本人にとって「ちょうどいい」状態がロシア人にとっては「中途半端」だったり「物足りなかったり」するという感性の違いもありますけれども、実は、もう一つ、ロシア人の性格・性質から来る問題もあります。「ちょうどいい」という状態は案外絶妙なバランスを必要とする場合が多いのですが、それを達成したり維持したりするには日本人のような「きめ細かさ」や「丁寧さ」が必要なのです。ところが、豪快なロシア人はそういうのが大の苦手。ロシア人はどちらかというと、「細かいことは気にしない」、「大枠で考える天才肌」の人が多いのです。

而日本人所谓的“正好”状态在俄国人看来却是“半途而废”或者“美中不足”,这也许是两国人感受上的差别,但其实还有一点,那就是俄国人自身性格、脾气带来的问题。很多时候,想要达成或者维持“正好”这个状态需要颇为绝妙的平衡感,而这就需要像日本人这样“细致”、“谨慎”,这也是豪放的俄国人最不在行的。总的来说,俄国人中“不拘小节”、“善于着眼大局”的人比较多。

・・・これだけ性格が違うと、日本人とロシア人との間で誤解やトラブルがあっても不思議はないでしょうけれども、付き合い方によっては案外お互い補い合える部分はいくらでもあるのではないかと思います。

……日俄两国人性格如此不同,会产生误解或者纠纷也不足为奇,但我觉得,根据交往方式的不同,说不定能发现不少可以互补的地方。

【众人谈害羞】文字背后的日本人性格

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