三島由紀夫「春の雪」
豊穣の海の第一巻。
この一冊だけでも非常にすばらしい一冊。
何より、三島の文章が美しい。
三島由紀夫を未体験の方にもおすすめできる一冊。

三岛由纪夫《春之雪》
丰收之海的第一卷。
仅是这一本就非常出色。不管怎么说,三岛文章之优美毋庸置疑,没有阅读过三岛由纪夫作品的人也是可以推荐这一本的。

歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」
ミステリをよく読む人でも、割としっかりとだまされる、本格ミステリの傑作の一つ。
「本格ミステリベスト10」2004年度大賞
「このミステリーがすごい!2004年版」第1位
第57回日本推理作家協会賞
第4回本格ミステリ大賞
など、多くの賞を総なめした。

歌野晶午《在叶樱季节想念你》
如果是经常阅读推理小说的人,反而会被骗进去,这是一本非常正统的推理小说杰作。2004年获得“正统推理小说best10”大奖,“这种推理绝了!2004年版”第一名,第57届日本推理作家协会大奖,第4届正统推理小说大奖等等,囊括了无数殊荣。

伊坂幸太郎「重力ピエロ」
「春が二階から落ちてきた。」で始まる、伊坂幸太郎の長編小説。
「春」は季節の「春」ではありませんが。

伊坂幸太郎《重力小丑》
以“春天是从二楼掉下来的”为开端的伊坂幸太郎的长篇小说。所谓的“春”并不是指季节里的“春”。

梶井基次郎「桜の樹の下には」 「桜の樹の下には屍体(したい)が埋まっている」というあまりにも有名なフレーズから始まる。
梶井基次郎の作品には色気があります。
短編だが、非常に読ませてくれます。

梶井基次郎《在樱树下》
“樱树下埋着尸体”这一句无比有名的台词就是出自这本书。梶井基次郎作品魅力十足,虽是短篇,非常易读。

京極夏彦「絡新婦の理」
桜の描写が鮮やかな長編ミステリー。
百鬼夜行シリーズの第5弾になります。
文庫で4冊のボリュームです。

京极夏彦《络新妇之理》
这是一本词藻华丽的、描写樱花的长篇推理小说。百鬼夜行系列的第5弹。文库本有4册。

日文原版小说: 京极夏彦 《络新妇之理》

坂口安吾「桜の森の満開の下」
山賊と、とらえて女房にした女の物語り。
恐ろしい狂気がなぜか美しい、坂口安吾の傑作の一つ。

坂口安吾《樱花森林盛开之下》
这是一则山贼与被抓来当老婆的女人之间的故事。恐怖的疯狂举措不知为何看起来很美,坂口安吾的杰作之一。

川端康成「古都」
捨子ではあったが京の商家の一人娘として美しく成長した千重子は、祇園祭の夜、自分に瓜二つの村娘苗子に出逢い、胸が騒いだ。二人はふたごだった。互いにひかれあい、懐かしみあいながらも永すぎた環境の違いから一緒には暮すことができない……。古都の深い面影、移ろう四季の景物の中に由緒ある史蹟のかずかずを織り込み、流麗筆致で描く美しい長編小説。
非常に美しい小説です。
今の作家にはこういう作品をかける人はあまりいないような気がします。

川端康成《古都》
虽是弃子,却作为京都某商人家的独生女长大。主人公千重子渐渐成长为亭亭玉立的美女。袛园祭之夜,她遇见了一个和自己长得非常像的村姑苗子,心绪不宁起来。这二人原是双胞胎,相互吸引,至亲至密,却因为环境差异永远无法生活在一起……。古都深沉的底蕴,四季交替的景物中,有着渊源的历史古迹纵横交错,不失为一则文笔流丽、描绘精致的长篇小说。
真的是非常优美的小说。
当代作家中能写出这样作品的人恐怕极为罕见。 

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