Q.よしみさんからの疑問
仕事柄、コピー機をよく使います。最近のコピー機は、やたら速いです。よく考えてみれば、不思議なことがあります。できたてのコピーは、なぜあんなにあったかいのでしょうか?冬の寒いときに、20枚ほどまとめてコピーしたときなどは、あったかさがうれしいです。きっと、コピーの原理が分かれば当然のことなんでしょうが、教えていただけるとうれしいです。

Q. 因为工作关系,常常用到复印机。最近的复印机速度实在是快呀。不过仔细想想,实在是不可思议。为什么刚刚复印好的文件,摸上去会那么热呢?寒冬时,一口气复印20多张,抱在手里暖洋洋的,心情也好了起来。如果知道复印机的原理,这一定就是理所当然的事吧。有谁可以指教一下吗?
(提问者:Yosimi)

A. ごんたさんから

まず、現在のコピー機の仕組みを簡単に説明します。原稿に光を当て、光が反射しなかった部分(文字などの黒い部分)に静電気を発生させ、トナーと呼ばれるカーボンの粉を吸着させて印刷を行います。 吸着されたトナーは、静電気が消えれば紙から離れてしまうので、定着と呼ばれる工程が必要になります。トナーに樹脂などを混入させておき、熱を加えること で紙に貼り付くようにします。ちょうど、アイロンプリントと同じ原理です。出来立てのコピーが暖かいのは、この熱によるものです。

コピー機が壊れて紙が内部に詰まったりすると、取り出した際に手が真っ黒になってしまうことがありますが、これは最後の定着が済んでいないためです。この段階だと、指でこすれば簡単に印刷が落ちてしまいます。

首先,就复印机的结构做一个简单说明。原件受到光照,未能将光反射出来的部分(即文字或黑色部分)会带上静电,硒鼓中的墨粉因静电作用被吸附到纸上,形成印刷。由于硒鼓在静电消失后就 会离开纸张,所以这里还要一个叫作“定影”的工程。事先在硒鼓中混入树脂类材料,墨粉在加热后就会熔结到纸上了。这正和烫印的原理同出一辙。刚复印好的文件之所以热热的,就是因这一加热过程所引起的。

复印机出故障卡纸时,将纸从里面取出后有时手上也会粘上黑乎乎的墨渍,就是因为最后那步“熔结”还没有彻底完成的关系。在这一阶段,只要用手指一抹,就能将复印件上的内容轻易擦去。

A.舞武さんから

コピーの大まかな原理ですが、まずコピーする元となる紙に光を当てます。光を当てると、紙に当たって光が反射します。反射した光を、感光体というドラム型の装置が受け取ります。この感光体というのは、暗い場所では静電気がたっぷり纏わり付きますが、光を受けた所は静電気が無くなるという性質を持った半導体で出来ています。
ここでポイントが一つ。紙に当たった光が反射すると書きましたが、当然黒い部分、即ち、文字が書かれた所は反射しません。すると、紙から反射した光を受け止めた感光体に、文字が書かれた所だけ静電気が残ります。この感光体に、コピー機ではおなじみのトナーを吹き付けます。すると、静電気が残っている部分にだけトナーが吸着します。このトナー吸着したドラム型の感光体を紙の上で転がすと、トナーが紙に写り、コピーされるのです。

复印机的大概工作原理,就是将光照到原件上。受到光照后,原件就将光反射出来。这些反射光线会被一种叫做感光体的筒型装置所吸收。感光体是一种半导体,它的特性是:在暗处时带有大量静电,受到光照后,静电就会消失。关键点就在这里:虽说光照射到纸面后会反射,但黑色的部分——即有字的部分是无法反射光线的。于是,接收到反射光线的感光体上,在有字的部位仍带着静电。在复印机内部,感光体将被喷洒上墨粉。而仅留有静电的部分才会吸附这些墨粉。吸附了墨粉的筒型感光体在纸上滚过,墨粉转移到纸面上,就完成了复印。

しかし、この時点ではまだトナーは粉のままである為、印字安定しません。そこで、トナー転写後の紙に熱と圧力を加え、トナーを溶かして紙に染み込ませることで、印字を安定させます。このトナーを溶かしているときの熱が、あのコピー仕立ての紙の温かさの秘密でした。コピー機がジャムったときに中を開けると、物凄い熱を持っていることが解かります。火傷を負いますので、注意が必要です。

不过这时墨粉依旧是粉状的,所以复印内容还没有彻底定型。因此,还要给复印件加热和加压,使得墨粉熔化,渗入纸内,这才算定型完毕。墨粉熔化所产生的热量,就是刚复印好的文件摸上去热热的秘密所在。复印机卡纸时打开机箱,会感觉里面特别烫的原因也在于此。有可能还会烫伤,所以请小心。

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