关键词:霧 野原 一面
霧がはれて、お日さまが丁度東からのぼりました。夜だかはぐらぐらするほどまぶしいのをこらえて、矢のように、そっちへ飛んで行きました。 「お日さん、お日さん。どうぞ私をあなたの所へ連れてって下さい。灼けて死んでもかまいません。私のようなみにくいからだでも灼けるときには小さなひかりを出すでしょう。どうか私を連れてって下さい。」 行っても行っても、お日さまは近くなりませんでした。かえってだんだん小さく遠くなりながらお日さまが云いました。 「お前はよだかだな。なるほど、ずいぶんつらかろう。今度そらを飛んで、星にそうたのんでごらん。お前はひるの鳥ではないのだからな。」 夜だかはおじぎを一つしたと思いましたが、急にぐらぐらしてとうとう野原の草の上に落ちてしまいました。そしてまるで夢を見ているようでした。からだがずうっと赤や黄の星のあいだをのぼって行ったり、どこまでも風に飛ばされたり、又鷹が来てからだをつかんだりしたようでした。 つめたいものがにわかに顔に落ちました。よだかは眼をひらきました。一本の若いすすきの葉から露がしたたったのでした。もうすっかり夜になって、空は青ぐろく、一面の星がまたたいていました。よだかはそらへ飛びあがりました。今夜も山やけの火はまっかです。よだかはその火のかすかな照りと、つめたいほしあかりの中をとびめぐりました。それからもう一ぺん飛びめぐりました。そして思い切って西のそらのあの美しいオリオンの星の方に、まっすぐに飛びながら叫びました。 「お星さん。西の青じろいお星さん。どうか私をあなたのところへ連れてって下さい。灼けて死んでもかまいません。」
雾散了,太阳正从东方冉冉升起。夜鹰忍受着那会令人昏头转向的光芒,像离弦的箭一般,笔直朝太阳飞去。   “太阳,太阳,请引领我到您的身边吧。即使烧死了,我也心甘情愿。虽然我长得很丑,但燃烧时总会发出小小的火光吧。求求您让我到您身边吧。”   夜鹰飞啊飞的,可是却无法挨近太阳,反而离太阳越来越远。逐渐变小的太阳这时开口说话了:   “你是夜鹰吧!看你很难受的样子。夜晚时,你再飞到天空向星星恳求看看吧,因为你不是白天活动的鸟。”   夜鹰向太阳行个礼,岂知,头还未抬起,就感到一阵目眩,最后掉落在原野的草地上。之后就像是在做梦一样,感到身子一忽儿穿梭在红色与黄色的星际之间,一忽儿又随风飘荡,一忽儿又被老鹰一把抓住似的。   然后夜鹰感到有个冰冷的东西落在它的脸上。它睁开眼一看,原来是自一株幼嫩芒草叶子掉落下来的露水。四周已是夜晚,天空也变成蓝黑色,满天的星星正在一眨一眨地闪耀着光芒。夜鹰起身,直直飞向高空。今晚,天边仍被烧荒之火映照得通红。夜鹰藉着山火的微光和冰清的星光,在夜空飞舞盘旋了一圈。之后又盘旋了一圈。然后再毅然决然地朝着西方上空那颗美丽的猎户星座方向,一边笔直飞去一边大喊:   “星星啊,西方那个银白色星星啊,请您引领我到您的身边,即使烧死我也心甘情愿。”