录音材料均来自新版标准日本语中级上册
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太極拳で広がる交流 太極拳は歴史と伝統のある拳法である。だれもが持っている体のエネルギー、つまり「気」で戦う拳法なので、体が小さい人や、力が弱い人にも向いた護身術だといわれている。健康法としても高く評価されていて、中国の公園や広場では太極拳をする人たちをよく見かける。 公園や広場でよく見る太極拳は、「簡化24式太極拳」と呼ばれ、元中国体育委員会が一般に広く普及されるために制定したものである。拳法というよりもむしろ健康のため体操で、血液の循環を良くし、内臓の機能を高める。肩こり、腰痛など、体の不調ばかりでなく、ストレスを解消するのにも役立つといわれている。 こうした効用は世界的に認められている、アメリカやヨーロッパでも健康のために太極拳を趣味にしている人は多い。日本でも100万人以上の愛好者がいて、全国的に大きなブームになっている。「太極拳の市」として全市民で愛好している地域さえあるほどだ。日本では高齢化が進んでいるが、この市も高齢者が人口の4分の1以上を占めている。市長の提案で太極拳を推進し、市民の健康作りに役立てることにした。市は、練習所や体育館を作り、講習を行い、ラジオで毎朝35分間太極拳の音楽を放送した。そのような数々の努力が結び、大勢の市民が参加するようになった.実際、太極拳を始める前よりも健康になったという高齢者も多い。また、高齢者の医療、介護に関わる市の財政負担が軽減されると期待されている。 太極拳の「効用」は単に健康の側面だけではない。中国と日本のつながりを強める役目も果たしている。多くの日本人が本場中国の太極拳を体験するため、中国を訪れている。また本家、中国からも太極拳の愛好者が日本に来るようになった。太極拳で日中の交流が広がっている。北京オリンピックを境にさらに普及し、世界が太極拳によって心を1つにする時代が来るのではないだろうか。そんな未来も夢ではないと多くの太極拳愛好者は考えている。