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生まれたばかりの赤ちゃんも一人前のあくびをする。「みどり子の欠伸の口の美しき」。江戸中期の雑俳集「武玉川(むたまがわ)」の一句にある。

初生的婴儿,哈欠亦精彩。“婴儿打哈欠/小嘴真优美”——该句见于江户中期的杂俳集《武玉川》的一个连句中。

作家の田辺聖子さんは「武玉川?とくとく清水」(岩波新書)に書いている。みどり子のあくびの「小癪(こしゃく)な愛らしさに、大人は魂が天外に飛ぶ心地がする」と。憎まれ口をきくようになっても親は、「かわいいあくびをしていたあの口が今では…」と、歳月に感謝の手を合わせるのだろう。

作家田边圣子在《武玉川•潺潺清水》(岩波新书)中写道,幼婴打哈欠时那种“无造作的可爱,让大人有种魂飞天外的感觉。”即使他们(长大后)变得贫嘴薄舌了,想必父母仍会一边嘀咕着“那张曾经打着可爱哈欠的小嘴,现在竟然……”,一边双手合十地感谢岁月的斗转星移吧。

みどり子のその口を、である。今月16日、大阪府守口市で起きた強盗事件はむごい。母親の山中いづみさん(22)が警察に語ったところでは、侵入した男はいづみさんを縛り上げ、泣き出した生後18日の長男礼弥(れいや)ちゃんの口を粘着テープでふさいで殺したという。

(折腾的)就是那一张婴儿的小嘴啊。本月16日,大阪府守口市发生的抢劫案惨无人道。据母亲山中IZUMI(22岁)向警察讲述,男子入宅后将她绑起来,由于生後18天的长子礼弥开始啼哭,遂用胶带将他的小嘴堵住直至死亡。

1週間後のきのう、大阪市内の路上でいづみさんが死亡した。歩道橋から飛び降り自殺を図り、車にはねられたと見られている。いづみさんは礼弥ちゃんの父親である大学4年生の男性(22)と今春、挙式の予定であったという。子と母と、そして残された父と、何とも痛ましい事件である。

1周后即昨天,IZUMI死于大阪市区的街上。有人看见她试图从人行天桥上跳桥自杀,后被车辆撞死。据说,她原定于今年春天与礼弥的父亲、一名大学四年级的学生(22岁)举行婚礼。(死去的)母亲和儿子、以及被抛下的父亲……这是多么令人心痛的一件事啊!

あくびをし、泣き、笑い、食べて飲み、やがて数限りない言葉を話した小さな口である。この世に生を受けてわずか18日の命を、目覚まし時計のベルを切るように平然と、粘着テープで切った者がいる。

打着哈欠、又哭又笑、吃了还喝,不久还会说出很多话的小嘴啊。有人竟然满不在乎地用胶带结束了这个在世上仅活了18天的小生命,犹如关闭闹钟的铃声一般。

おまえは誰だ。

恶魔,你到底是谁啊!