『愛社精神』は必要?不要?

“爱社精神”,必要V.S不必要

自分の勤める会社を愛する気持ちを「愛社精神」なんていうけれど、この愛社精神を持っている若手社会人はどうやら少なくなっているらしい。就職情報会社マイナビの調査によると、入社2~5年目の社会人のうち、愛社精神が「ある」と答えた人は40.9%と、調査開始から最低の数値になったとのこと。とはいえ、来年春に就職を控える内定学生の89.0%は「愛社精神が非常にあるorまあまあある」と答えたようで、働き始めてから会社への愛が急速にしぼ んでいることが分かった。いったいなぜこのような結果になってしまったのだろうか?

热爱自己工作的公司,这种感情被称为“爱社精神”。然而,年轻上班族中,有“爱社精神”的人似乎正越来越少。根据就职资讯公司Mynavi的调查,初入社会2~5年的上班族中,回答“有爱社精神”的人为40.9%,该比例是调查开始以来的史上最低。而明年春季开始上班,目前已接到公司录取通知书的学生中,有89%的人回答“有强烈的爱社精神”或“大致上有爱社精神”。从中我们就可以看出这样一个事实:一旦开始工作,对公司的感情就迅速缩水。那么,究竟是什么造成了这样的结果呢?

「昔と比べて一社に勤める期間が短くなったことが原因の1つだと思います。今は3年以内に辞めてしまう若者も多く、勤める側がよりシビアに会社を評価するようになってしまったのです」お答えいただいたのは、新卒採用コンサルティングを行うネオキャリアの杉山宜秀さん。転職が主流になりつつある今は、育てる期間が短く即戦力こそ重要。つまり、愛社精神が育まれる余地が減ってきているようなのだ。

“原因之一就是和过去相比,在同一公司工作的期间变短了。现在有很多年轻人工作不到3年就会跳槽,雇员对公司的评价正变得越来越严苛。”应届生招聘服务公司Neocarrer的杉山宜秀这样说道。如今,跳槽正在渐渐变成一种主流,公司培育人才的时间很少,能迅速派上用场的即战力才是最重要的。换句话说,爱社精神的发展空间变小了。

「とはいえ従業員の愛社精神が高い会社は協調性が高く、助け合うシーンが多くなりますよね。反対に自分のためだけに仕事をしている人が多い会社 は、どうしても協調性に欠けがち。また、愛社精神は『自分は会社の顔である』という意識も持たせますから、仕事はもちろん、プライベートにおいても会社の 一員として責任ある行動ができると思いますよ」

“不过,员工的爱社精神较高的公司,协调性就会比较好,时常能见到员工间的互帮互助。相反,如果一个公司里,大多数人都只是为了自己而工作,那么这个公司肯定会在协调性方面有些欠缺。此外,爱社精神会使人觉得“我代表了公司的形象”,这一意识对工作的影响自不用说,而在私人生活方面,当事人也会以 公司一员的身份对自己的行为负责。”

確かに愛社精神があった方が、日々の仕事にやりがいを感じそう。ただし、デメリットもあるとか。「愛社精神を強く持つことで、他社と比べて劣っている部分や社会のなかでの自社の立ち位置を客観的に見られなくなるケースは出てくるかもしれません。愛社精神は高ければ高いほど良いとは一概に言えないと思います」恋愛と同じで、好きになり過ぎると周りが見えなくなってしまうということか。

确实,有爱社精神的员工会觉得每天的工作都非常有意义。不过,愛社精神也会带来一些弊端。“如果爱社精神太强烈,就可能会无法客观的看清和其他公司相比之下的不足,以及自己所在公司在整个社会中的位置。所以不能一句话概括说,爱社精神越强烈就越好。”这和恋爱是一个道理,喜欢过头了,就容易对周遭视若无睹。

「社員の愛社精神が高いからといって、その会社の労働環境が良いとも限りません。愛社精神が高いからこそ、例えば給与体系があいまいだったり激務だったりしても問題にならず済んでいる場合も多々ありますので」転職などを考える際は、自分がその会社を愛せるかどうかも含め、冷静に考えてみる必要がありそうだ。

“员工有很高的爱社精神,未必对公司的工作环境有好处。正因为员工太热爱公司了,导致公司薪酬体系不明晰、工作量过大等问题常常被忽略不计。”
当你在考虑跳槽时,有必要冷静的思索一下:我是否会爱上这家新公司呢?

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