万叶恋歌 「-樁之章-」(石田彰) 05 命运的红线
彼女と出会ったあの日は、まだ夏の暑い目差しにむせ返るほどだったのに。いつの間にか、外には秋の涼しい空気が漂っている。彼女も生徒会に入ることを了承してくれて、今日は書記として、ほかの役員に負けないぐらいよく働いている。 「ん~、職員室に書類は出したし、生徒会室に戻るか。あっ!すみません!書類、今拾います。って、お前かぁ。ずいぶんたくさん持ってるなぁ。一人じゃ重いだろう。貸せ。俺が持ってやる。」 「そうだ。お前、小さい頃雪の多いの町に住んでたことはないか?」 「転勤が多かったから、よく覚えてない?ん、そっか。俺、昔お前によく似ってる女の子に会ったことがあるんだ。だから、お前を一目見て、その子だと思って、最初声をかけた。なんて言ったらいいか分かんないけど。会った瞬間に運命を感じたんだ。お前は運命とかって信じる?」 「ふんふん~赤い糸は信じてるって。可愛いところもあるじゃなか。俺も信じてる。だって、すれ違っただけでも、一緒忘れられない出会いになることがあるから。それって、運命だと思わないか?お前を初めて見た瞬間、俺は自分の運命の赤い糸がお前と繋がってる。そう思ったんだ。でも、俺だけがそう思ってても仕方ないよなぁ~」 ---にほ鳥の息長川は絶えぬとも君に語らむ言尽きめやも--- 川の流れは尽きることがあっても、あなたに話したいことは尽きない。 俺は初恋の女の子を思うたびに、まるで失恋をしたような気持ちになった。でも、今は違う。彼女が思い出さなくても、また一緒にいられるだけで、俺は嬉しかった。彼女が全部思い出した時、俺はもう一度言いたい。 お前のことがずっと好きだったって……
和她相遇的那天,还是热辣的阳光晒得人喘不过气的盛夏。然而不知何时,外面已经渐渐充满秋天的凉爽气息。她也接受了学生会的工作,现在作为书记,工作已经做得和其它成员一样出色。 “恩~要把书搬去办公室,还是先回学生会议室吧。(撞)啊!对不起!我马上把书捡起来。诶,是你啊!拿的可真不少。一个人搬很重吧。给我吧,我帮你拿。” “对了。你小时候有没有在一个到处都是雪的城市住过?” “经常搬家,所以记不清了?恩,这样啊。我以前遇到过一个和你很像的女孩,所以,第一眼见到你时还以为是她,就主动和你说话了。我也不知该怎么说才好,只是相见的一瞬间有种命中注定的感觉。你相信命运这种事吗?” “呵呵~居然相信命运的红线,你不是也蛮可爱的嘛。我也相信。就好像虽然擦肩而过,却成了终生难忘的邂逅这种事,你不觉得这就是命运吗?见到你的瞬间,我就感到我命运的红线是与你相连的。但是,就算只有我这么想,也是没办法的事。” 『息长川[地名];纵然河水断,共君语,岂尽言。』 即便海已枯石已烂,想对你说的话也不会有穷尽的时候。 每当我想起初恋的女孩,就会有种失恋的感觉。但是,现在不同了。就算她无法想起我,只要还能在一起,我就很开心了。在她回忆起一切的时候,我想再说一次… 我一直就很喜欢你……