万葉恋歌 「-藤の章-」(遊佐浩二)12 所谓的再见
「月が見えない。あっ、今日は新月か。」 彼女と一緒に見た三日月はいつの間にかかけていってしまったらしい。月が見えない夜は、なんでこんなに暗いんだろう。 「本気の恋…か?」 自分がにっこりと笑えば、女の子たちはいくらでも近寄ってくる。それだけ自分には魅力があることも知っている。いままで「好き」と言われたことは数え切れないぐらいある。僕は、いつもその駆け引きを楽しんできた。 でも…彼女だけは違った。心の奥底が読めない。ほかの女の子たちなら喜ぶ言葉も…彼女だけには通用しない。だから…飾る必要も、駆け引きする必要もない。 「ねぇ、君…僕と一緒にいる時、どんな気持ちだった?いまはもう、君以外の女の子なんて目に入らないよ。こんな思いをするなら、好きだなんて、さよならなんて言わなければよかった。」 『なかなかに黙もあらましを何すとか相見そめけむ遂げざらまくに』 どうして二人は出会ってしまったのだろう。ずっと友達でいようと誓ったはずなのに… いまここに君がいたらいいのに…奥の隣に座って一緒に月を探そうよ。
“看不到月亮。啊,今天是新月。” 曾和她一起看的新月不知何时变了。看不到月亮的晚上,为什么如此黑暗呢? “真心的……恋爱……吗?” 我只要微微一笑,女生们就会尽可能多的靠近过来。我知道自己拥有这点魅力。至今为止,别人对我说过的“喜欢”数都数不清。我一直乐此不疲。 但是,只有她是不同的。 我的内心深处是无法解读的。会使别的女孩子高兴的话语,唯独在她身上行不通。因此,伪饰啊手段啊,都没有必要了。 那个……你,和我在一起时是怎样的感觉?现在我已经看不上除你之外的任何女孩子了…… 如果实施了这种想法,所谓的喜欢,所谓的再见,说出来就好了。 『莫如沉默不言;料也不能遂心愿,为何又相见。』 为什么两个人会相遇?明明发誓会一直做朋友的。 如果现在你就在我这里,来我身边坐下,同我一起寻找月亮!