丰田汽车的创始人,丰田佐吉小时候的故事.....
今では世界のトヨタとして、多くの自動車を作るトヨタ自動車株式会社ですが、これはそのトヨタが誕生する前の、初めの初めのお話しです。  むかし、遠江の山口村に、豊田佐吉という、貧しい大工の息子がいました。  まだ小学校を卒業したばかりの十二才ですが、佐吉は家計を助けるためにお父さんの仕事を手伝いするようになりました。  ある日の夜遅く、はたおりをしていたお母さんが佐吉にたずねました。 「おや? 佐吉。どうしたね。また、お父さんにしかられたか? お父さんは、きびしい人だからね。でもね、つらくてもがんばるんだよ。お父さんは、お前を立派な大工にしたいんだからね」  そう言うお母さんの手は、バッタン、バッタンと、はたおり機を忙しく動かしています。  それをしばらく見ていた佐吉は、お母さんにたずねました。 「ねえ、それって、一日に、どのくらいおれるの?」 「ああ、これかい。そうだね、頑張っても、一尺ぐらいかねえ」  お母さんは、にっこり笑って答えましたが、なんだか、とても疲れている様子です。 (お父さんや僕の仕事は、夜になると終わるけど、お母さんは朝から夜中まで一日中だ。何とか工夫して、お母さんに楽をさせてあげたいな)