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すすき原っぱに、緑色の屋根の小さな家がありました。その家には、元気いっぱいのうさぎのこ、ニックが、お父さんとお母さんとすんでいました。

在芒草地里,有一户有着绿色屋顶的小房子,那座小房子里,住着十分朝气健康的小兔子尼克和他的爸爸妈妈。

ニックは、自分のを持っていました。畑には、たくさんの野菜が植えてあって、毎日、ニックは野菜たちに会うのをとても楽しみにしていました。

尼克有着自己的田地。在田里种着很多很多的蔬菜,每天尼克都很期待着能和蔬菜们见面。

きょうもニックは、かごと赤いじょうろを持って、野菜畑に出かけます。そして、「おはよう。きょうも元気?」「あっ、もう少しで真っ赤になるね。」などと野菜たちに話しかけながら水をやり、取ってかごに入れました。

今天尼克也跟往常一样带着篮子和红色的洒水壶来到蔬菜地里。一边跟蔬菜说:“早上好,今天有精神吗?”“啊,再过不久就变成鲜红色了呢。”一边帮它们浇水,采摘后放入篮子里。

最後のにんじんのところに来たとき、ニックは言いました。「やあ。取ってもいいのはどれ?」すると、三本のにんじんの葉っぱが、そよそよとゆれました。そうか。わかったぞ。」ニックはそれを見て、にこっと笑ってから、ていねいにていねいにひきぬきました。「わあ。太くってきれいな色。」ニックはにんじんの土をはらい、かごに入れました。二本目のにんじんもかごに入れると、最後のにんじんです。「ていねいに、ていねいに……。あれ!!」にんじんをひきぬいたニックはびっくりぎょうてん。なぜって、にんじんの下半分がなくなっていたんです。「どうしてだろう……。」にんじんに水をあげると、ニックは家に入りました。朝ごはんを食べているあいだも、ニックはそのにんじんのことが気になってしかたがありませんでした。

最后来到种着胡萝卜的地方,尼克犹豫起来,“哎,该采哪一株比较好呢?”然后,就有3根胡萝卜就轻轻摇了一下身子。“这样啊。明白了。”尼克看着这个景象,轻轻地笑了一下之后,小心翼翼地把胡萝卜拔了出来。“哇。壮壮的,颜色很漂亮嘛。”尼克把土拨开来,把胡萝卜放入篮子里。等到把第二根胡萝卜放入篮子的时候,就剩下最后一根了。“要小心,要小心哦。。。这是怎么回事!!”挖出胡萝卜的尼克大吃一惊。因为胡萝卜的下半身不见了。“这是为什么呢。。。”尼克这样想着,给胡萝卜浇完水之后,尼克回家了。在吃早饭的时候,尼克脑中不由得一直想着那根胡萝卜的事情。

「ニック、どうしたんだ?」
「いつもの元気はどこへいっちゃったのかしら。」
お父さんとお母さんが心配してくれているけれど、ニックはぼんやりと、
「ううん、なんでもない。」と、言うだけでした。

“尼克,你怎么了?”
“以前的精神气去哪里了。”
虽然爸爸妈妈表示了对自己的关心,但是尼克还是轻松地只说了句:
“没有,没发生什么事啦。”

もう一度野菜畑に行ってみたけれど、取れるのは半分のにんじんばかり。
「ぼくのぬき方が悪いのかなあ。」にんじんのさきっぽを、土をかきだしてさがしました。するととつぜん、ゴツン!! となにかにぶつかりました。

“难道是我拔的方法太不好的缘故吗?”尼克翻着土寻找着胡萝卜的根部。突然之间,嘣的一声好像跟什么物体撞到了似的。

「あいたたた……。なんだなんだ。」それは、木のドアでした。下のほうが土でうずもれていたので、かきだしました。そして、「トントン。」ドアをたたきました。「だれかいないのかなあ。」もう一回たたいてみました。「だれもいないよ、きっと。」ニックがあきらめたとき、「はあい。」中でかわいい声がしました。

“好痛……。到底是什么。”尼克一看原来那是一扇木门。下面的部分被泥土埋住了,尼克翻开了土,咚咚地敲了一下门。问道:“请问有人在吗?”没人回应,于是尼克再一次敲了一下门。“肯定里面没人吧。”正当尼克决定放弃的时候。听到里面传来一句很可爱的应承的声音。

ニックはドキッとしました。とびらがあき、中からかわいいもぐらの女の子が顔を出しました。
「どなた?」
「ぼ、ぼくうさぎのニック。」
「わたしはもぐらのもぐちゃんよ。」
「あの、ぼ、ぼくの、に、に、にんじん知りま……。」
「そこに立ってないで、入って入って。」

尼克突然心跳加速。门开门,里面出来一个很可爱的雌鼹鼠。
“是哪位呢?”
“我,我是兔子尼克。”
“我是鼹鼠小晏”
“请问,你知道,我,我的,胡,胡,胡萝卜哪里去了吗……。”
“别站在那里了,快进来快进来。”

もぐらの家の天井を見上げたとき、ニックはびっくりしました。なぜって、にんじんのさきっぽが天井からたくさんつきでていたんです。
「これ、ぼくのにんじんだ 」ニックは言いました。
「ニックちゃんのにんじんだったの。ごめんなさい。にんじんがあんまりおいしそうだったから、病気のお母さんに食べさせていたのよ。」
「そうだったの。それなら、ぼくのにんじん取っていいよ。お母さん早く治るといいね。」
「ありがとう。うれしいなあ。あっ、そうだ。いま、にんじんのパイができるところだから食べてって。」それは、とってもおいしいパイでした。
「おいしーい。もぐちゃんって、お料理上手だね。」
「ありがとうニックちゃん。これからもときどき遊びに来てね。」
それからも、にんじんは、ときどき、下半分がないときもあったけれど、ニックは、なんとなくうれしい気持ちになりました。お母さんが元気になると、もぐちゃんは、ニックのにんじんでおやつを作って、ニックを待っていてくれたんですよ。

尼克看了看鼹鼠家的天花板,感到非常吃惊。因为上面垂下来很多胡萝卜的尖儿。
“原来是尼克家的胡萝卜啊。非常对不起。因为这胡萝卜太好吃,我让我患病的母亲吃了点。”
“原来是这样啊。既然如此,你以后拿我的胡萝卜也没关系。希望你妈妈能早点康复。”
“谢谢。真高兴啊。啊,对了。正巧胡萝卜馅饼快要做好了你吃完再走吧。”兔子说道,那个是非常好吃的馅饼。
“好好吃。小蘑菇真会厨艺啊。”“谢谢你尼克。以后也请经常来玩哦。”
从那以后,然后胡萝卜的下半部分有时会突然不见,但是,尼克总觉得很开心。因为小蘑菇在妈妈康复了以后,经常会用尼克的胡萝卜做成点心,等待尼克的到来呢。

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