むかしむかし、あるところに、働き者の木こりのおじいさんがいました。

很久很久以前,在某个地方,有个勤劳的砍柴老爷爷。

ある日の事、おじいさんは木を切ろうとして、あやまってオノを滝つぼの中に落としてしまいました。

有一天,老爷爷正要砍柴,可是不小心把斧头掉到瀑布潭里去了。

「困ったなあ。大切なオノが・・・」おじいさんは溜息をついて、滝つぼをのぞきこみました。

“这可惨了。那么重要的斧头啊・・・”老爷爷叹了口气,就往瀑布潭里看。

すると、その時、ザプーン!と、音がして滝つぼからしぶきがあがり、それは美しい女の人がオノを抱いて姿を現したのです。

这时,只听哗的一声,瀑布潭里水花飞溅,然后出现个美丽的女子拿着斧头。

女の人はおじいさんに、頭を下げてこう言いました。「私は、この滝の主の安長姫(やすながひめ)でございます。どこからかここの滝つぼのふちに悪い大きなカニが来て、私はいつも苦しめられておりました。それが今、あなたさまの投げてくださったオノで、悪い大きなカニの右腕を切り落とす事が出来ました。ありがとうございました」

女子对老爷爷低头行了礼,然后这样说道“我是瀑布的主人安长姬。不知道从哪里来了个很坏的大螃蟹,我深受其害。而你掉下来的斧头正好切断了螃蟹的右钳。真的很感谢您。”

そして安長姫は、オノをおじいさんに渡して頼みました。「どうか、もう一回オノを投げてくださいませ。悪い大きなカニの左腕も、切り落としていただきたいのです」

安长姬把斧头给老爷爷,拜托道:“能不能请你再扔一次斧头。把那罪大恶极的螃蟹的左钳也切了吧。”

「よし、わかった」おじいさんはオノを受け取ると、もう一度オノを滝つぼに投げ込みました。

“好的,我明白了。”老爷爷接过斧头,又一次把斧头扔进瀑布潭里。

すると安長姫は滝つぼに再び潜り、しばらくするとうれしそうな顔を見せました。「ありがとうございました。これでもう安心です」

安长姬再一次潜入瀑布潭里,不一会很高兴地出来了。“太感谢你了。这样我就可以放心了。”

安長姫は、おじいさんにオノを返しました。

安长姬把斧头还给老爷爷。

「そうか。わしもオノを拾ってくれてよかったよ」おじいさんはオノを受け取ると、家へ帰って行きました。

“那就好。我能捡回斧头也不错。”老爷爷拿回斧头回家去了。

それから何日かして、川下で、はさみのない大きなカニが見つかりました。

之后不知道过了几天,在下游发现了一只没有钳子的大螃蟹。

おじいさんから滝つぼでの話を聞いていた村人たちは、その時からその川を安長川と呼ぶようになりました。

村民们从老爷爷地方听说了瀑布潭的事,之后就喊那河为安长川。

そして不思議な事に、それ以来、安長川はどんなに日照りの年でも水が枯れる事のない川になったそうです。

不可思议的是,自那之后不管是多么干旱,安长川从未干枯过。

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