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身近なトラブル対処法を研究してきた当連載にしてはあんまり「身近じゃない」質問かもしれませんね。しかし、これが筆者にとっては意外に等身大なテーマなんですよ!

在这几期关于身边麻烦的连载中有读者提出“这并不是身边发生”的疑问。但是,这对于作者来说却是身关性命的大事。

もちろん、霊感やスピリチュアル的属性とはまったく無縁のボクですが…何を隠そう、「幽霊(?)」にまつわるトラブルには何度か遭遇したことがあるんです。ということで、「身近なトラブル対処法」最終回は「恐怖物件からスピード引っ越し!」「遭難寸前の山中で謎の登山者に遭遇!」というボクの体験談をベースにお送りします!果たして、幽霊はトラブルメーカーなのか!? それとも…。

当然,我和灵异啊神啊什么的一点缘分都没有…是遗忘了什么吗?关于“幽灵?”的麻烦倒是遭遇了好几次。因此“身边麻烦的对策法”最终回,我们就以“远离恐怖物件”“山中遇难的谜样登山者”两个故事结尾。到底幽灵是麻烦制造者,还是…。

不動産×幽霊の関係はトラブルのもとになる!?

不动产×幽灵是麻烦的元凶!?

大学生の頃の話です。当時、仕送りなしのバイト生活で自活していたボクは、家賃の安さにひかれ、とある駅の風呂なしアパート(築40年もの)を探し出し、住んでいました。

这还是大学时候的事情。当时我过着只靠打工维持生活的日子,住在一所房租便宜,没有淋浴,靠近车站的公寓(建造40年)。

フツーに住み始めて2年ほど経った、ある夜のことです。「ガタン!」と、押し入れ上の天袋から、ものすごい音がしました。そう、何かが天井上から落ちてきたような鈍い音でしたね。

就这样度过了2年。某个晚上,“咣镗”一声,从壁橱上的小橱柜中传来一声巨响。好像是什么从天花板上掉下的闷响。

脚立を持ってきて、おそるおそるのぞいてみると、経年劣化した天井板を突き破り、大きな風呂敷包みが天袋に落ちかかっているじゃないですか!

搬来梯子,小心翼翼地偷偷看,原来是从常年劣化的天花板上,掉下一个大包袱,砸在了柜橱上。

さては、前の住人が残した隠し財産か!? とワクワクしながら風呂敷を解いてみると。

难道是之前的住户藏起来的财产吗!?忐忑不安地拆开了包袱。

それは「骨壺」でした。

这个是骨灰盒。

隣に住んでいる大家さんに駆け込んだところ、その部屋には以前、老夫婦が住んでいたことがわかりました。

我赶紧跑到住在旁边的房东家,知道了原来这里住着一对老夫妇。

一体そこで何があったのか? 詳しく聞くのはやめておきました。だって、2年以上も住んでたんですからね、ボクは!

到底这里面有什么隐情呢?我不敢再往下追究了。我可是在这里住了两年啊!

協議の上、敷金と当月の家賃を返してもらい、3日後には引っ越すことになったわけですが、もしボクに霊感があったりしたら、何か見えたんでしょうかね?そういえば最近、幽霊にまつわるトラブルで訴訟沙汰、なんてニュースを見たような。弁護士の田中喜代重さんに聞いてみました。

协议上规定,返还押金、当月房租后3日之内搬离。如果我有灵感的话,应该可以看到什么呀?这么说来,好像看了一些关于幽灵引起事故的新闻。因此向律师田中喜重先生进行了咨询。

「2008年5月ですが、栃木県内の飲食業者が不動産業者を相手に損害賠償を求める訴訟を裁判所に起こしています。これは、建物の賃貸借契約の際に『幽霊が出る』という噂があることを説明しなかったという訴えでしたね」

“2008年5月,栃木县的餐饮业者把不动产方作为被告向法院进行起诉。因为在房子的租借协议上没有说明“有幽灵出没”这一传言。

”まさに「いわく付きの物件」が原因でトラブルが発生した事例ですね。このケースの場合、無人なのに足音がしたり、人感センサーが反応したりしたこともあったそう。しかし、幽霊が争点になるって、法的にはどういう扱いになるのでしょう?

这个就是“附属物件”引起事故的案例。在这个案件中,明明没有人,却听到脚步声,感到好像有人存在。但是将幽灵作为争论点,法律上是怎么处理的呢?

「不動産売買では物件に『瑕疵』(かし)、つまり欠点があったら、民法第570条に基づいて契約の解除や損害の賠償請求ができます。たとえば、物件が殺人や自殺の現場になっていたり、隣が暴力団の事務所だったりした場合は『心理的瑕疵』になるんですよ。一般の人がそれを分かっていたら買わない、借りないと考えられますからね。不動産業者は入居者にこれらの事実を伝える告知義務がありますし、その瑕疵で被った損害は賠償しなければなりません。今回の訴えは、これと同様の解釈に基づいてなされたものです」(同)

“在不动产买卖中,如果物件存在瑕疵,也就是存在缺点,以民法第570条为依据,可以要求解除契约或损害赔偿。比如,用物件杀人或是自杀现场,旁边是暴力团伙的事务所等情况造成“心理瑕疵”。平常如果知道了这些情况是肯定不会买的,借的。不动产者有义务将这个事实告知入住者。因为这个瑕疵,必须进行赔偿。在本次诉讼中,也是基于这个道理。”(同)

ということは、幽霊の存在も、法律用語でいう「心理的瑕疵」にできる?

也就是说,幽灵的存在用法律术语讲是“心理瑕疵”?

「それはどうでしょうか。幽霊やお化けは科学的に証明できない事象です。つまり、心理的瑕疵になる『嫌悪すべき背景』があったかどうかは証明できません。 金縛りや不眠などの肉体的・心理的ダメージがあったとしても、それは原因不明としか言いようがないでしょう。結果として、物件、建物の心理的欠陥を原因とした責任追及は裁判でも認められないのでは?」(同)

“怎么说呢?幽灵、妖怪用科学无法证明的。也就是说,不能证明这种令人厌恶的背景是否导致心理瑕疵。即使因为金钱的束缚、失眠造成肉体、心理的损伤,也只能说是原因不明。结果,将物件,建筑的心理缺陷作为原因追究责任,在判决中得不到承认。”(同)

やはり、法律と幽霊のマッチングは無理がありますか。幽霊、あるいは「幽霊が出る」という噂は、借り手には家賃を交渉する際の駆け引き要素にはなるのでしょうが、貸し手からしたらカンベンしてもらいたい存在でしょうけど。みなさんはどう思います?

法律和幽灵还是不怎么协调吧。幽灵或是“幽灵出没”的传言,是租房者对房租讨价还价的砝码,但对于房东来说,是不愿提到的事实。大家是怎么想的?