近年、東京を中心として、日本のインターに中国人が殺到するようになっている。この「日本インターブーム」を受け、すでに中国人向けのコンサルティングサービスが誕生している。

近年来,以东京为中心,日本的国际学校正迎来中国热潮。受“日本国际学校热潮”影响,面向中国人的咨询服务应运而生。

そのコンサルは、1対1の相談を1時間当たり788元(約1万6200円)で請け負う。また、「年間プラチナVIP」という最上級コースには、学校選び、学校参観の予約、時間無制限の相談、志願書作成の代行、保護者または子供との英語面接といったサービスが含まれ、料金は1万8000元(約37万円)。

这类咨询服务提供1小时788元(约1.62万日元)的一对一服务。而最高等级的“年卡铂金VIP”套餐则包含了择校建议、学校参观预约、不限时咨询、代写入学申请、协助家长和孩子进行英语面试等服务,费用达到了1.8万元(约37万日元)。

決して安くない金額だが、それでも「小紅書」を通じた問い合わせが尽きない。

虽然价格不低,但“小红书”上的咨询依旧络绎不绝。

日本のインターの学費が安いのも人気の一因となっているようだ。

这其中很大的原因就是日本国际学校的学费较低。

実際、International Schools Databaseの世界76の都市を対象としたインター年間費用ランキングで、北京は2位、上海は4位となっており、中央値はそれぞれ3万5621ドル、約3万1497ドル。東京は26位で1万3416ドル。つまり半額以下なのだ。

实际上,根据国际学校数据库(International Schools Database)对全球76个城市的国际学校年度费用排名显示,北京和上海分别位列第二、四位,中位数分别为35,621美元和31,497美元;而东京则排在第26名,中位数为13,416美元。也就是说东京国际学校的费用还不到中国这两大城市的一半。

年々激しさを増す中学受験に、新たなプレイヤーが目立つようになった。中国にルーツを持つ子供たちだ。首都圏で中学受験をリードする存在である大手塾SAPIXでの躍進ぶりがそれを象徴する。

在日益激烈的小升初竞争中,新的群体正在出现。他们就是中国来的孩子们。而这群孩子在首都圈内引领小升初考试培训的大型补习教育机构SAPIX中的活跃表现便是一大特征。

SAPIXは首都圏における中学受験の4大塾(SAPIX、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミー)の中でも、難関校の合格者数で群を抜いている。単に問題を解くというよりは、思考力を高める独自のカリキュラムで定評がある。

在首都圈内四大小升初考试补习机构(SAPIX、日能研、四谷大塚、早稻田Academy)之中,SAPIX的顶尖学校录取人数遥遥领先。比起单纯的解题,SAPIX更重视培养思考能力,这种独特的培训课程备受家长好评。

2022年度までSAPIXに娘を通わせていた東京城西のある住宅地に在住の中国人ママ、黄麗敏氏(仮名)に話を聞いた。

一位中国人妈妈黄丽敏(化名)生活在东京西部某住宅区,她的女儿在SAPIX机构就读至2022年。这位妈妈说:

「当時SAPIXには1学年あたり6000人を超える生徒がいて、そのうちの300〜400人は中国人でした。最上位のアルファクラスにいたことがある中国人生徒も、私が知る限り60人ほどいます」と、流暢な日本語でそう話す。

“当时SAPIX每个年级都有6000多名学生,其中中国学生有300~400人。其中就我所知,分入最高等级Alpha班的中国学生就有大概60人”,她用非常流利的日语说。

実際に、小紅書には、SAPIXの成績優秀者表彰状と成績表が数多く投稿されていて、総合100位以内の生徒もちらほらいる。保護者の母語が日本語ではないことを考えれば、驚くべき成績だ。

真实情况是,小红书上有许多人分享了SAPIX机构中成绩优秀者的奖状和成绩单,其中也有考入前100名的学生。考虑到这些家长的母语并非日语,这样的成绩真的令人惊叹。

そして、日本で育てるからには、そのなかでトップを目指すのが中国人だ。男子であれば、SAPIX経由で筑波大学附属駒場、開成、麻布、女子であれば、桜蔭、豊島岡、女子学院、雙葉といった名門校を目指すことがもはや当たり前になっている。

既然选择让孩子在日本学习成长,中国家长就要让孩子以最高峰为目标。如果是男孩,就让他们通过SAPIX考筑波大学附属驹场中学、开成中学、麻布中学,女孩子就考樱荫中学、丰岛冈女子中学、女子学院中学、双叶中学等名校,这种以名门学校为目标已经成为他们的一大标配。

黄氏は、SAPIXのなかでも吉祥寺校、王子校、お茶の水校、東京校、武蔵小杉校などには中国人の生徒が多いと話す。

黄女士说,在SAPIX各分校中,吉祥寺校、王子校、御茶水校、东京校、武藏小杉校的中国学生更多。

小学1年の子供を東京都心のSAPIXに通わせる別の中国人ママは「校舎全体の中国人比率は15%ほど」と証言。さらに、東京北部のSAPIX校舎に勤める教師は「年によっても変わりますが、(中国にルーツを持つ生徒の)比率は25%くらいです」と認める。

一位将一年级孩子送入东京市中心SAPIX分校的中国妈妈说:“孩子校区的中国学生占比约15%”。而东京北部某SAPIX分校教师则表示:“虽然每年情况不同,但(有中国背景的学生)整体占比大概在25%左右。”

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