税金の使い道が厳しくチェックされる昨今にあって、いまなお菊のカーテンに閉ざされているのが「皇室費」だ。皇族の仕事、そして生活には、どれほどのお金がかかっているのか。

如今,日本国民税金的使用去向被世人严加监督,但“皇室费”却依旧被遮掩于皇室巨幕之下。那么,日本皇族在工作和生活上要花多少钱呢?

皇室記者が騒然

皇室记者哗然

まず、宮内庁は大別すると4つの財布を持っている。宮内庁費、宮廷費、内廷費、皇族費だ。

首先,日本皇室宫内厅有四大块费用支出,分别是宫内厅费、宫廷费、内廷费以及皇族费。

宮内庁費は宮内庁の運営のための必要経費で、'24年度の予算は約120億円。そのうち、約9割が職員の人件費だ。

宫内厅费是维持宫内厅运行的必要经费支出,24年度的经费预算约120亿日元。其中约90%是职员的用人经费。

宮廷費は、皇室のオフィシャルな活動全般に使われるお金である。儀式や皇族の外国訪問、国賓の接遇、皇室財産の管理など、その支出項目は多岐にわたる。毎年、予算額は変動し、'24年度は95億5381万円。

宫廷费包含所有皇室进行国事活动的费用。其中经费项目纷繁复杂,例如典礼仪式、皇族出访海外、接待国宾、皇室财产的管理等等。宫廷费预算额度每年都会有变动,24年度预算为95亿5381万日元。

宮廷費が皇室の公的なお金だとすれば、私的な部分を賄うのが内廷費と皇族費である。

如果说宫廷费是日本皇室对公经费,那内廷费和皇族费就是皇室的私有经费。

内廷費は「内廷皇族」の生活費全般とその他の諸経費に充てられ、毎年3億2400万円と定められている。内廷皇族は現在、天皇皇后両陛下、愛子さま、上皇上皇后両陛下の5名だ。

内廷费包含“内廷皇族”全部生活费用以及其他杂项费用,每年预算固定位3亿2400万日元。目前内廷皇族有天皇皇后两陛下、爱子公主以及上皇上皇后两陛下五位。

皇族費は、秋篠宮、常陸宮、三笠宮、高円宮の各宮家に支払われ、構成人数や独立して生計を立てているかなどによって金額が変わる。4名いる秋篠宮家は、秋篠宮さまが'19年に皇位継承順位1位の皇嗣になったことで増額となり、今年度は1億2250万円。以下、常陸宮家(2名)4575万円、三笠宮家(4名)5856万円、高円宮家(2名)3690万円となっている。

皇族费则由秋筱宫、常陆宫、三笠宫、高円宫个宫家支配,具体金额根据宫家人数和是否独立谋生等因素变化。秋筱宫家有四名成员,加上2019年秋筱宫文仁亲王成为皇位第一顺位继承人后,金额有所增加,本年度预算为1亿2250万日元。接着,常陆宫家(2名)预算为4575万日元、三笠宫家(4名)为5865万日元、高円宫家(2名)为3690万日元。

天皇陛下のホテル代

天皇陛下的酒店钱

内廷費と皇族費は「御手元金」と呼ばれ、いわば皇族に支払われるサラリーのようなお金だ。

内廷费和皇族费被称为“御手元金”,可以说是支付给皇室的薪水。

宮廷費について宮内庁が公表しているのは、「儀典関係費」9億6600万円、「皇居等施設整備費」18億6700万円といった大まかな内訳だけだ。だが、別の公表資料から、その中身についてもある程度知ることができる。

宫内厅公开的宫廷费只有两大类:“典礼仪式费用”9亿6600万日元和“皇居等设施整顿费用”18亿6700万日元。但从其它公开的资料当中,也可以在一定程度上窥探到宫廷费的秘密。

たとえば、皇居の電気代。東京ドーム25個分という広大な敷地だけに、'23年度には「皇居内ほかで使用する電気」という名目で、7億1343万円を支出している。一方、秋篠宮邸などがある赤坂御用地の電気代は、'22年度に431万円だった。

例如皇居的电费。由于日本皇居的占地面积相当于25个东京巨蛋的大小,23年度,“皇居内使用电力”名目下有7亿1343万日元的支出。另一方面,2022年度秋篠宫邸所在的赤坂御用地电费为431万日元。

5月上旬、天皇皇后両陛下が愛子さまとともにご静養に訪れた栃木県の「御料牧場」にも、かなりの費用を投じている。毎年のように「ワラ」や「馬糧」を購入しており、'23年度はそれぞれ、604万円、545万円を計上。さらに、'18年には御料牧場の中心的な動物である「種雌羊」を1069万円で、'21年には「種雄馬(クリーブランドベイ種)」を789万円で購入している。

5月上旬,天皇皇后两陛下与爱子公主一起前往栃木县“御料牧场(天皇家餐桌上食物的来源地)”疗养,也花费了巨额经费。他们每年都会购入“稻草”和“马饲料”,2023年度分别在这方面花费了604万日元和545万日元。此外,2018年他们还花费1069万日元购买了御料牧场的核心动物“种雌羊”,2021年以789万日元购买了“种公马(克利夫兰栗色种马)”。

天皇皇后両陛下がご一緒に外出されることを「行幸啓」と呼ぶが、多数の職員が随行する必要があり、これにも多額の経費がかかる。

日本天皇皇后两陛下共同外出被称为“行幸启”,需要众多职员随行,因此也要花费巨额经费。

'23年9月11日には、「天皇皇后両陛下の行幸啓に係る宿泊室の賃貸等」という名目で84万円を支出。これは、同月に北海道で行われた「全国豊かな海づくり大会」に、天皇皇后両陛下が出席された際の費用と見られる。

2023年9月11日,皇室在“天皇皇后两陛下行幸启相关住宿费用等支出”项目有84万日元支出。这是天皇皇后两陛下出席当月北海道举行的“全国丰富海资源大会” 时的费用。

訪問先が国外となると、さらに費用は膨大だ。

若日本皇室出访海外,花销就更大了。

'23年5月4~7日、秋篠宮さまと紀子さまはチャールズ国王の戴冠式ご出席のため、イギリスを訪問。その際、ご夫妻はロンドンの5つ星ホテル「クラリッジス」に宿泊したが、そのホテル代は2059万円だった。そのほかに、航空機代に1462万円、現地でのお車代に227万円、ご夫妻の「手荷物取扱業務」として267万円が支出されている。

2023年5月4日~7日,秋筱宫文仁亲王携纪子妃访问英国,出席了英国查尔斯国王的加冕仪式。当时他们夫妇入住伦敦五星酒店克拉里奇酒店(CLARIDGE'S),酒店费用为2059万日元。此外,还有1462万日元的机票费用,以及当地汽车费用227万日元,秋筱宫夫妇“行李办理业务”费用267万日元。

ちなみに、'23年11月に10日間の日程で行われた佳子さまのペルーご訪問の際のホテル代は、454万円。訪問先や滞在日数、何人の皇族が行かれるかによって、金額はかなり変わってくるようだ。

此外,佳子内亲王在2023年11月进行了为期10天的秘鲁访问,期间酒店费用为454万日元。根据访问地点、停留天数以及皇室成员出行人数,相关金额会有很大的变化。

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