世界で一番話している人が多い言語は、約15億人の話者がいる英語です。一方、日本語は1億2,500万人以上に話されていて、世界の中で話されている言語の中では10位前後に位置しています。しかし、日本語を学ぶ人の数は約380万人に上り、ある調査では、日本語は世界で5番目に人気の言語だそうです。

英语是世界上使用人数最多的语言,约有15亿人使用。另一方面,全世界也有1.25亿人会说日语,排在全世界通用语言的第十名左右。而全世界约有380万人在学习日语,据某调查显示,日语是全世界人气排名第五的语言。

日本語学習者数は世界に約379万人

全世界日语学习者约有379万人

国際交流基金が3年に1度行っている調査「2021年度海外日本語教育機関調査」によると、日本語を学んでいる人の数は379万4,714人で、過去3番目の多さだそうです。

据国际交流基金每三年进行一次的“2021年度海外日语教育机构调查”显示,海外的日语学习人数达到3,794,714人,排历史第三多。

前回の2018年度と比較して学習者数が増加した国・地域は、中国、オーストラリア、トルクメニスタンで、逆に学習者数が減少したのは、韓国、台湾、ミャンマーでした。コロナ禍で、全世界の「日本語教育機関数」「日本語教師数」「日本語学習者数」は減少傾向にあるそうです。

较上一次2018年度调查数据而言,中国、澳大利亚、土库曼斯坦等国家和地区学习日语的人数增加,相反,韩国、中国台湾、缅甸的学习人数减少。受疫情影响,全世界的“日语教育机构数量”、“日语教师数量”以及“日语学习人数”都有减少倾向。

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第三名:韩国(470,334人)

約47万人の日本語学習人口を擁する韓国が第3位。中等学校、高等学校ともに選択科目の中の外国語に日本語が入っており、小学生から一般成人まで幅広い層が日本語を学んでいます。

约47万日语学习者的韩国排名第三。在初高中外语科目选择中,日语均列入选修项,从小学生到普通成年人,各个年龄段中都有韩国人在学日语。

ここ数年は日本への就職を目的に日本語・日本文化を学ぶ学生が増加傾向。また、「学院」と呼ばれる民間の教育機関や、各種文化センター、公民館等での日本語教育が盛んなのも特徴的です。

近年来,越来越多的韩国学生抱着到日本工作的目的学习日语和日本文化。此外,还有被称作“学院”的民间教育机构以及各类文化中心、公民馆等推进日语教育的机构极具特点。

第二名:印度尼西亚(711,732人)

経済成長が好調なインドネシアが、71万1,732人で第2位。高校の第二外国語の一つに日本語が指定されていることもあり、学習者の大部分は高校生です。

经济发展势头良好的印度尼西亚共有711,732位日语学习者,排在榜单第二。日语被指定为高中的第二外国语之一,大部分日语学习者都是高中生。

インドネシアは日本と経済面での結びつきが強いことから、以前は実利的な目的で日本語を学習する人が多かったのが、最近は日本のアニメ・マンガ・J-POPをきっかけに学び始める若者が増えているようです。

印尼和日本两国的经济交流密切,以往就有不少人出于现实利益的目的学习日语,最近越来越多的年轻人因为日本的动画、漫画、流行音乐而开始学习日语了。

第一名:中国(1,057,318人)

日本語学習者の多い国・地域の第1位は中国。前回2018年度調査に引き続き100万人を超え、5.2%増加の約105万人となりました。

日语学习者最多的国家和地区是中国。2018年度的调查中,中国的日语学习者超过100万人,而本次增加了5.2%,达到了105万人。

学習者が増えている要因としては、日中間の緊密な経済関係が、日本留学、日系企業への就職などの実利的なニーズをもたらしていること、日本のアニメ・マンガ、ファッション、ポップカルチャー、観光などの文化的側面が、日本への興味・関心を強く喚起していることが背景にあると考えられます。

学习人数增加的一大重要原因,是中日之间密切的经济交流产生了日本留学、日企就职等功利性需求,此外还有由于日本动画、漫画、潮流时尚、流行文化、旅游观光等文化因素猛烈激发了人们对日本的兴趣和关注。

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