疫情结束签证放开,再加上日本迎来9连休的黄金周,近日,以鹿闻名的奈良涌入了大量游客。有日本网友分享,奈良公园的小鹿们因为太多人投喂鹿饼干,现在已经彻底“吃吐了”,看到鹿饼干就头疼。和疫情前的荒凉形成了极度反差,真是“旱的旱死涝旳涝死”。

ゴールデンウィーク真っただ中に奈良公園で撮影された、ある写真がツイッター上で話題になっている。一見、のんびりと地面に体を横たえるシカ。でも、周りには鹿せんべいが散乱していて、「もう飽き飽きです」と言わんばかりに、そっぽをむいているようにも見える。

在黄金周期间,一张在奈良公园拍摄的照片在推特上引起了话题。一只看起来悠闲地躺在地上休息的鹿。周围却到处散落着鹿饼干,看起来好像已经十分厌倦了,看都不想看。

鹿鹿:没眼看

奈良公园的鹿鹿们

因为激增的游客已经被喂饱了

没有吃投喂的鹿饼干

亥  人巨多天巨热!

奈良公园的鹿
有很多已经被喂饱了

今天奈良公园的鹿鹿们都一副厌世的表情

好像在说“莫挨老子”

另外在公园里看到很多拉肚子不成型的便便

得知是因为吃太多导致的觉得鹿鹿好可怜

要在平时的话看到路人拿着鹿饼干就会马上靠近的说

听说鹿鹿们吃鹿饼干吃腻了

现场验证,是真的。

黄金周人太多了

有一只已经吃撑了却一直叼着鹿饼干的小鹿hhh

大家有见过这样一直叼着饼干的小鹿吗?

鹿饼干ptsd:你不要过来啊啊啊啊啊啊

撮影者の奈良市民によると、大型連休で観光客が殺到しているといい、「こんなにシカに無視されるのは初めての体験」と驚く。一方で、ソフトクリームやお菓子をあげるなどマナー違反する観光客もおり、下痢をしているシカも見受けられるという。

据奈良市民拍摄者称,在黄金周期间,游客大量涌入,他们惊讶地说:"这还是我第一次这么被鹿无视"。另一方面,也有违反规定的游客,如胡乱投喂冰淇淋或零食等,还看到了拉肚子的鹿。

4日午後2時半ごろ、県外から来た友達と奈良公園を散策していた女性。写真のシカは、奈良国立博物館の近くで撮影した。観光客がごった返しており、「鹿せんべいを持ってうろうろしている人が多かったです。シカがお腹いっぱいで、食べてくれてくれないからですかね」と女性。普段は歩いているだけでシカが寄ってくるというが、この日は、近付いても反応しないシカが多かったという。

这张照片是4日下午2点半左右,一位从外地赶来和朋友在奈良公园散步的女性所拍摄的。拍摄的鹿在奈良国立博物馆附近。这位女性表示,由于“很多游客手持鹿饼干到处晃荡,也许是因为鹿吃饱了,已经不想再吃了”。她说,通常只要正常走路就会有鹿主动靠近。但是当天,即使靠近它们也没有反应的鹿有很多。

背对游客的鹿鹿们

“鹿饼干”结界(?

饭来也拒绝张口的鹿鹿

黄金周被投喂到怀疑鹿生

鹿せんべい以外の食べ物はあげないで!お腹をこまわします―。奈良公園内には、いろんなところに、注意書きの看板が立てかけられ、こう書かれている。だが、守らない観光客もいたという。「外国人観光客が差し出したソフトクリームをバグバグ食べていました。鹿せんべいの食い付きが悪くて、面白くなかったのかな。下痢をしている子もいたので…食べ過ぎちゃったのかな」と話す。「赤ちゃんシカに触ってはいけない」など、奈良でのルールを知らない人も多いのではないか、と女性は推測する。

除了鹿饼干,不要给它们其他食物!否则它们的肚子会变得不舒服。——在奈良公园的各个地方都有像这样的注意事项标志。但是还是有不遵守规定的游客。她说:“看见过外国游客投喂了冰淇淋并被鹿大口吃掉了,可能是觉得鹿饼干已经喂腻了不好玩。也看到有拉肚子的小鹿……它是吃太多了吗?” 她推测说,很多人可能不清楚奈良的规定,比如"不要碰小鹿"等。

鹿妈妈:这些人类真是……

被人类触摸过的小鹿在那之后因为得不到妈妈的母乳喂养孤零零地饿死了

气味…是动物界的“羁绊”

■お腹こわし、死に至ることも

■吃坏肚子可能致死

奈良のシカを守る活動をする一般社団法人「奈良の鹿愛護会」のホームページでは、間違ったえさやりを注意喚起している。シカは主にシバと呼ばれる植物のほか、どんぐりや木の葉などを食べる草食動物。パンやお菓子、弁当、野菜、紙類を食べさせると、胃腸障害や虫歯の原因になり、中毒やお腹をこわして死に至ることもあるという。

保护奈良鹿的一般社团法人“奈良鹿爱护协会”在官网上提醒了错误的饲料喂养。鹿主要以被称为shiba“小杂树”的植物为主,是吃橡果、树叶等的草食性动物。如果喂食面包、零食、便当、蔬菜或纸张,则会导致胃肠障碍、蛀牙,并引起中毒和拉肚子等严重后果,重则会导致死亡。

また、5月中旬からは赤ちゃんが誕生するシーズンに。人間が触れるとにおいが付いて、お母さんシカがお乳を与えなくなってしまうため、「見つけた時はそっと見守ってください」としている。

此外,5月中旬开始是小鹿出生的季节。当人类接触到它们时,会留下气味,鹿妈妈(闻到异味后)不会再给它们喝奶,所以请“在发现时默默观察”。

这次是因为“吃吐了”上热搜的鹿鹿,上一次却是因为“饿到皮包骨”:

而那时是因为……

新型コロナウイルスは、奈良市の奈良公園周辺に生息する国の天然記念物「奈良のシカ」の生活にも影響を与えている。観光客が減ったことで公園を離れ、野生に近い健康的な生活を取り戻すシカがいる一方で、「鹿せんべい」への依存から抜け出せず、やせ細るシカもいるようだ。

新冠病毒影响了在奈良市奈良公园周围栖息的国家天然纪念物“奈良鹿”的生活。由于游客数量减少,一些鹿离开了公园,选择回到野生状态下找回健康生活,但也有一些鹿无法脱离对“鹿饼干”的依赖而变得消瘦。

奈良市の奈良公園周辺には約1300頭のシカが生息。奈良公園を訪れる観光客は年間1300万人、鹿せんべいの売り上げは約2千万枚に上る。シカの保護施設「鹿苑(ろくえん)」に収容されている約400頭を除く900頭が大部分を消費しており、単純計算で1頭当たり1日60枚以上を食べていることになる。

奈良市奈良公园周围大约栖息着1300只鹿。每年来公园的游客数量达1300万人次,鹿饼干的销售量也超过了2000万枚。除了被收容在鹿苑保护设施中的约400头鹿之外,其余900头鹿大部分都能消耗掉这些鹿饼干。简单计算表明,每头鹿每天能吃60枚以上的鹿饼干。

せんべいは1枚3~4グラム程度で、1日約5キロの草を食べるシカにとっては「おやつのようなもの」とされる。だが、栄養価は草よりも高く、販売所の近くにはせんべいを買う観光客を待ち構えるシカでごった返すのが日常だった。ところが、新型コロナの感染拡大以降、観光客は姿を消し、鹿せんべいの売り上げも激減。それに伴い、シカの生活にも変化が生じている。

每块鹿饼干重约3-4克,对于每天要吃掉约5公斤草的鹿来说,它们都视这些饼干为“零食”。但这些饼干的营养价值高于草,而且在售卖点附近等待购买饼干的游客也是日常景象。然而,自新冠病毒感染开始扩散以来,游客数量锐减,鹿饼干的销售量也大幅下降,这导致了鹿的生活发生了变化。

北海道大の立沢史郎助教(保全生態学)と奈良の鹿愛護会が実施した調査で、奈良公園の中心部に滞在するシカの数が減少していることが分かった。感染拡大の前後で比較すると、昼に公園中心部で確認されたシカは1月は全体の71・9%だったのに対し、6月は50・2%に激減。夜は1月が56・5%、6月が34・9%で、いずれも20ポイント以上減少していた。立沢助教は「人から餌をもらう機会が減り、主食の草を探して歩き回ることが増えたのではないか」と指摘する。

北海道大学的立泽史郎助教(保全生态学)和奈良鹿保护协会进行的调查显示,停留在奈良公园中心区域的鹿数量正在减少。与感染扩散前后进行比较,可以发现在公园中心区域白天观察到的鹿数量从1月份的71.9%骤减至6月份的50.2%。晚上的情况也类似,1月份为56.5%,6月份则为34.9%,两者都下降了20个百分点以上。立泽助教指出:“它们得到食物的机会减少了,因此它们不得不四处走动寻找主要食物——草。”

疫情期间失去人类投喂的鹿鹿们走上了上街觅食的道路

从曾经的“吃不饱”到如今的“吃到吐”,鹿鹿们也和我们一样挺过了最艰难的时期,否极泰来,现在又迎来了樱花盛开万物复苏的季节,希望鹿鹿接下来的鹿生平安幸福,被人类和世界温柔以待,彼此治愈。

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