岸田文雄首相が、自ら決めた安倍晋三元首相の国葬に対する世論の反発に苦慮している。
日本首相岸田文雄此前决定为前首相安倍晋三举行国葬,却遭到世人的反对,目前他正因此而苦恼。
当初は「少数派」とにらんだ反対意見が勢いを増し、報道各社の世論調査でも賛成意見を上回るケースが相次ぐ。世界平和統一家庭連合(旧統一 教会)をめぐり、安倍氏や自民党との浅からぬ関係が明らかになったことが要因とみられ、首相の判断の妥当性を問う声が強まってきた。
当初首相身边的反对意见还是“少数派”,后来却越来越多,甚至在多家新闻报刊的舆论调查当中,反对意见也超过了赞成意见。由于安倍以及自民党与世界和平统一家庭联合会(原统一教会)的亲密关系逐渐浮出水面,越来越多的人开始怀疑首相举行国葬的判断是否妥当。
安倍氏が参院選の遊説中に銃撃を受け死亡した事件から8日で1カ月。国葬の是非をめぐり、首相は6日の記者会見で「国の公式行事として各国の代表を招く形式で葬儀を行うことは適切だ」と繰り返した。
距离7月8日安倍在参议院选举演说时遭受枪击身亡一事已经过去了一个多月。针对国葬一事,首相在8月6日的记者招待会中强调“作为国家的官方仪式,确切的说我们讲邀请各国代表前来参加葬礼”。
首相は銃撃事件の6日後に国葬を決断。安倍氏を支持した保守層への配慮からで、政権内は「国葬しか選択肢はない。反対意見があるなら言えばいい」と強気の姿勢を見せていた。
枪击事件发生的6天后,岸田首相便果断决定为安倍举行国葬。这也是出于安抚支持安倍的保守层的想法,政权内他的态度也非常强势,提出“我们只有国葬一个选择。如果有反对意见就提出来”。
ところが、逮捕された山上徹也容疑者が、旧統一 教会への恨みから犯行に及んだと供述。銃撃事件の背景として報じられるにつれ、風向きが大きく変わった。霊感商法が社会問題となった同教会と自民党議員のつながりが次々に表面化。祖父の代から密接な関係を持つ安倍氏にも焦点が当たった。
令人意外的是,被捕的嫌疑人山上彻也却供述自己是出于对原统一教会的恨意才犯下罪行。这一动机作为枪击事件的起因被各方报道之后,风向便急转直下。灵感商法引发的社会问题以及该教会与自民党议员之间的关系也逐渐明朗。自祖父一代起便和统一教会有着亲密往来的安倍一下子又成为了世人的焦点。
ある自民党中堅は「森友・加計学園問題に続き、安倍氏の怪しい人脈に注目が集まり、いかがなものかという世論になっている」と指摘。政権幹部も「国葬と統一 教会の話が一緒くたになっている」と困惑を隠せない。首相が内閣改造・党役員人事の前倒しを決めた理由には、高まる批判をかわす狙いもあるとみられる。
某自民党中坚指出:“自森友和加计学园丑闻之后,安倍奇怪的人脉圈子再次引起大家的关注,对此世人也议论纷纷”。政权干部也十分疑惑,称“国葬和统一教会的事情已经混为一谈了”。首相之所以决定提前进行内阁改组和党内干部人事调整,可能就是为了避开高涨的批判之声。
こうした中、首相の説明ぶりにも微妙な変化が出始めた。国葬を発表した7月14日の会見では、経済再生や首脳外交の成果に触れ、「その功績は誠に素晴らしい」と手放しで称賛。ところが、6日の会見では「内外の業績が指摘され、特に海外から評価がある」と慎重な言い回しにとどめた。安倍氏をめぐり、なお二分する世論を意識したのは間違いない。
在这一过程中,首相的说明开始产生了微妙的变化。7月14日宣布举行国葬时,岸田首相提及安倍在重建经济和首脑外交上的成果,公开称赞“他的功绩十分伟大”。而在8月6日的记者招待会上,岸田首相的说辞却严谨了几分,他称:“(安倍)在内政外交上均有功绩,尤其是受到其他各国领导人欣赏”。这种说辞的改变无疑是考虑到了世人对安倍的不同声音。
首相は旧統一 教会との関係について、各閣僚らに点検、見直しを指示した。一方で、自民党内は「国葬がある9月には反対が7割になる」(中堅)との懸念が拡大。党内の保守派からも「賛否二分では安倍氏の顔に泥を塗る」と危惧する声が漏れる。
针对各党派与统一教会的关系,岸田首相要求各阁僚进行自检改正。另一方面,自民党内对安倍的国葬也越来越担心,某中坚表示“已经有将近七成的人反对9月的国葬”。党内保守派也称“若是反对和赞成的声音持平,这将是给安倍脸上抹黑”,可见他们对目前这种风向的畏惧。
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