「日本は独身の多いソロ社会になる」

“日本已经成为单身居多的个体社会”

これは、ある意味、私の代名詞的な定番台詞ではあるのだが、それは決して「オオカミが来るぞ」というデマを流しているものではない。事実、そうなるからだ。

这已经是笔者代表性的经典台词,它绝不是“狼来了”的无中生有,而是一个正在发生的现实。

今回は、15歳以上人口の有配偶と独身人口の大正時代からの長期推移をみていただきたい。ちなみに、独身人口とは、未婚だけではなく、離別や死別で独身に戻った人達も含むものである。

本文就来和大家一起研究一下自大正时代起,日本15岁以上人口有配偶&单身人口的长期数据变化。值得注意的是,单身人口不仅包括未婚人口,还包括因离婚、配偶离世等原因恢复单身的人口。

それによれば、2020年不詳補完値による独身人口は約4930万人となった。ほぼ5000万人である。これは、日本史上はじまって以来、独身がもっとも増えた最高記録を打ち立てたことになる。

据数据完全统计,2020年日本单身人口约为4930万,也就是说将近5000万人。这也创下了日本历史上单身人数增加最多的最高纪录。

独身比率は44%を超えた。

单身人口比例超过了44%。

有配偶人口が2000年をピークに減少しているのとは対照的に、独身人口は1980年代から急速に増加している。未婚人口の増加だけではなく、長寿化による高齢独身の増加もあるからだ。

日本有配偶人口自2000年达到峰值后逐年减少,与此相对,单身人口自二十世纪八十年代起急速增多。其中不仅是未婚人口增加,人口寿命增长也导致高龄单身人口不断增加。

「日本はソロ社会になる」が決してデマでも大袈裟でもないことがおわかりいただけるだろう。

这样一来,大家就能更好地理解到,“日本已经成为单身居多的个体社会”这句话并非无中生有或是夸大其词。

2035年に、独身と有配偶が並ぶ

2035年单身人口将和有配偶人口持平

グラフによれば、15年後の2035年には、有配偶人口と独身人口は約5300万人あたりで同数に並ぶことになる。

上图表显示,15年后,也就是2035年,日本的有配偶人口和单身人口都将达到5300万左右,数量基本持平。

有配偶人口が減るのは致し方ない。そもそも日本の総人口自体がすでに減少しはじめているのであって、その大きな要因が有配偶人口の多死化にあるからだ。

有配偶人口会减少也是无可奈何的事实。毕竟日本的总人口已经开始减少,而最大的原因就是有配偶人口的减少。

長寿国家日本では、昭和~平成にかけて、世界でも稀に見る死亡率の低い「少死国家」であった。とはいえ、不老不死ではないわけで、いつかは天寿を全うする。

日本作为一个长寿国家,自昭和到平成一直是死亡率极低的“少死国家”,这在全世界也是极为少见的。然而,人不是长生不老的,总有一天会寿终正寝。

今後は、長生きしてきた高齢者たちが毎年150万人以上50年連続で死んでいく多死時代に突入する。日本の出生は年間約80万人程度だとするなら、生まれてくる数の倍以上死亡者がいることになる。人口が減るのは当然なのだ。

今后,日本将步入多死时代。长寿的老人们将每年死亡150万人以上,这样的情况将持续50年。假设日本的年度出生人口为80万左右,那么死亡人口将是翻倍增长的。人口当然会减少。

日本の人口減少は、少子化というよりこの多死化によって加速するのである。

与其说是少子化导致了日本的人口减少,不如说是这种多死化加速了日本的人口减少。

個客の時代へ

步入个体时代

いずれにせよ、2020年から2040年にかけての20年間、日本はソロ国家となることは必定であり、独身生活者が多い社会においては、社会構造とりわけ消費構造が劇的に変化することは間違いない。

无论如何,2020年~2040年的二十年间,日本无疑将成为单身国家。单身人口居多的社会下,社会结构,尤其是消费结构无疑会发生剧烈的变化。

もちろん、独身者といっても若者と高齢者とでは違う、大都市在住者と地方生活者でも違う。一人暮らし子と独身であっても他の親族と一緒に暮らす大家族生活者とでも違う。しかし、家族が多かった昭和とソロ生活者が増えた令和とでは、その消費構造が一緒であるはずがない。

当然,虽说都是单身人士,年轻人和老年人情况不同,生活在大城市的人和生活在家乡的人情况也不同。有的单身人士过着独居生活,也有的和其他亲戚一同生活,这也不同。即便如此,拖家带口的昭和年代和独居人士越来越多的令和时代,二者的消费结构不可能是相同的。

顧客は「個客」に変わるのである。そこを見誤らない方がよいと思う。かつて、消費の主役は家族であり、その財布は主婦に握られていた。それは、明治民法以来 たかだか100年しか続いていない 皆婚社会だからこそ起きた現象に過ぎない。

其中一点就是,顾客成为了“个体”。这一点千万不能搞错。过去的消费主力是家庭,一个家庭的财政大权在妻子手里。这只不过是全民结婚社会才形成的一大现象,自明治民法实施以来也不过才持续了百年。

不可避な現実を見ないようにしてどうする?

对不可逃避的现实视而不见会如何?

生涯未婚は男3割、女2割に達しようとしている。いずれそれを超えるだろう。

目前,日本有30%的男性终生未婚,女性则达到20%。这两项数据今后还会增长。

誰もが結婚するわけではないし、誰もが子を持つわけではない。一方で、結婚して家族を形成する人達がいなくなってしまうわけでもない。

任何人都不一定非要结婚生子。另一方面,结婚成家的人也依旧存在。

事実、現在でも結婚した夫婦は2人以上の子どもを産んでいる。一人の母親が産む子どもの数の比率は1980年代と変わっていないのだ。出生数が減るのは、子を産む対象である49歳以下の人口が減っているからで、少子化は「来なかった第三次ベビーブーム」の時点で確定済みという話は以前にした通りである。

事实上,现在已经结婚的夫妻平均都会有两个孩子。一位母亲的生子比例较二十世纪八十年代相比变化不大。而出生人口之所以减少,是因为适孕年龄人口,也就是49岁以下的人口在减少。笔者之前也曾说过,日本的少子化自“第三次婴儿潮的缺席”起就已经是板上钉钉的事情了。

何度も言うが、少子化も人口減少も不可避な現実である。

再次强调,少子化和人口减少都是日本不可逃避的现实状况。

よく「推計はあくまで推計だろう。どうにもならないと諦めるのは間違っている。後ろ向きなことばかり言うな」と批判をされる方がいる。

经常有人会批判“推测只不过是推测”“无能为力就要放弃,这种做法是错的”“别总说丧气话”。

人口動態の推計はほぼ間違わずその通りに推移する。むしろ明らかな現実がそこに迫っているのに、それを見ないことにする姿勢の方が問われるべきだろう。

人口变化动态无疑会按照数据推测的那样变化推移。倒不如说那些看着事实已经显而易见还要装作视而不见的人才更值得质疑。

オオカミはすぐ足元にいるのだ。

那只狼,已经到我们眼前了。

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