2020年国勢調査による単身世帯率

2020年国家人口普查数据之单身家庭率

世帯の単身(ソロ)化が加速している。

单身家庭的数量正在急速增加。

2020年の国勢調査によれば、日本の総世帯に占める単身世帯の割合は38%となり、5年前に比べて3.4%増えた。1980年の19.8%から比べれば、ほぼ倍増したことになる。かつて標準世帯と呼ばれた「夫婦と子」世帯は、25%であり、もはや標準とはいえない状態に下がっている。

根据2020年的人口普查数据,单身家庭模式占日本所有家庭模式的38%,较之五年前增加了3.4%。与1980的19.8%相比,这个数据几乎翻了一倍。曾经 “核心家庭” (父母和未婚子女两代人组成)被看作是规范的家庭模式,而如今这样的家庭仅有25%,已经不能再视其为标准。

全人口は5年前より減少しているにも関わらず、総世帯数は273万世帯も増えていることから、これは世帯人員の減少、つまり単身世帯の増加であることが明白である。

尽管总人口低于五年前,但家庭总数却增加了273万户,这是由于很多人脱离原生家庭,自己独立门户组建单身家庭。

社人研の推計によれば、2040年に単身世帯率はほぼ4割となり、その一方で「夫婦と子」世帯は2割になると見込まれている。

日本社人研推算,到2040年,单身家庭比率将达到近40%,而传统的“核心家庭”的数量将降到20%。

都道府県別単身世帯率ランキング

都道府县单身家庭率排行榜

都道府県別に、単身世帯率を多い順に並べてみると、予想通り圧倒的に東京が1位で、単身世帯率50.2%と過半数である。東京の単身世帯数は、約363万世帯で、これは全国の単身世帯の17%を占める。

将各都道府县按照单身家庭率从高到低依次排序,不出所料,东京压倒性地排在首位,单身家庭率超过半数高达50.2%。东京单身家庭约有363万户,占全国总单身家庭的17%。

しかも、東京の一人暮らしは若者に集中している。全国から一極集中して人口流入している東京は、一人暮らしの都市でもあるのだ。

此外,东京的独居者多为年轻人。每年都有大量的人口涌入东京,东京已然成为独居城市。

東京以外でも、単身世帯率が高いのは、大阪、京都、福岡、神奈川など、若者の人口流入の多い都市が上位を独占している。京都が多いのは、大学などの数が多いせいだろう。

大阪、京都、福冈、神奈川紧随其后,全都是年轻人向往的大城市。京都榜上有名,大概是因为这里高校资源丰富。

一方で、全国平均の38%を超える都道府県はわずか8エリアにすぎず、単身世帯もまたエリアによる偏りがみられる。そして、大都市以外の地方の単身世帯を主に構成するのは若者ではなく、配偶者と死別した女性の高齢独身者たちでもある。同じ単身化といっても大都市と地方とではその構造が違うのだ。

另一方面,只有8个都道府县的单身家庭率超过了38%的全国平均水平,出现了地域偏差。而且,除大城市之外,其他地方大多数的单身家庭并不是以年轻人为主导,户主多为失去配偶的高龄女性。虽然同为单身化,但大城市和地方还是有一定差别的。

まさに、東京への一極集中である。東京の単身世帯がやがて結婚して家族になっていった皆婚時代はよかったが、未婚化が進む東京においてそれも望むべくもない。都市においては「ソロで生きる」ために必要な民間サービスも充実しており、不便さも感じないからだ。

独居化集中表现在东京。如果说每个单身家庭最后都会结婚并组建新的家庭,那未尝不是个好现象,但在独身主义者不断增加的东京,这种情况就不要肖想了。在城市中有很多设施及服务可以确保独居人士安全自得地生活。

片や、地方においては、そうはいっても未だに「親と子」世帯や「三世代」世帯が多く残っているように見えるが、地方においても「親と子」世帯や「三世代」世帯は激減している。増えているのは「夫婦のみ世帯」で、その内訳は高齢夫婦の世帯である。

在地方,仍然有许多“核心家庭”“主干家庭”(三代人组成),但也正在急剧减少。取而代之的是由老年夫妇组成的“夫妻家庭”。

まもなく、日本は年間150万人以上の死亡者が50年以上続く多死社会となる。これら「夫婦のみ世帯」は遅かれ早かれ順番に「単身世帯」へ移行するのだ。

不久之后,日本将成为一个年死亡人口高达150万,持续50年以上的多死社会。这些“夫妻家庭”终究会逐步演变成“单身家庭”。

ソロ社会化、待ったなしという状況はご理解いただけただろうか?

你现在对社会独居化以及未来社会走向有所了解了吗。

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