今年のミス・ユニバース世界大会で日本代表の渡邉珠理さん(26)がまとった“民族衣装”が、ネット上で〈日本を侮辱している〉などと大炎上した。

今年的环球小姐世界大会上,日本代表渡边珠理(26岁)穿着的“传统服装”在网络上引起了轩然大波,诸如“侮辱日本”等陷入了舆论风波。

世界大会は13日にイスラエルで開かれ、渡邉さんが「ナショナル・コスチューム部門」で着たのが、写真の“着物風ドレス”だ。日本とイスラエルの国交樹立70周年を記念し、イスラエル人デザイナーが製作したもので原宿ファッションと着物を融合させたデザインなんだとか。

世界大会于13日在以色列召开,渡边在传统服饰单元竞选环节穿的是照片中的“和服风礼服”。这是为了纪念日本和以色列建交70周年,以色列设计师制作的融合原宿时尚以及和服等元素的设计。

「本番のステージ上のお披露目では、さすがにベルト部分の“菊花紋章”は差し替えられていましたが、渡邉さんは両手に招き猫を持ち、胸元に直接『日本』と漢字で書かれていた。あまりにベタで雑な上に、正式な着つけは“右前”なのに、“左前”だったせいで〈日本の文化をバカにしている〉〈恥さらし〉などとムッとした人が多かったようですね」

“在正式表演的时候,腰带部分的“菊花纹章”(象征皇家)确实改正了,但渡边双手都拿着招财猫,胸前直接写着“日本”这两个汉字。又烂又杂,正式穿着应该是“右前”,这件衣服却是“左前”(从正面看左襟在上)。(“右襟在上”,在日本被视为寿衣的穿法。)因此,很多人都觉得“小看了日本的文化”“丢脸”等而生气”

上图为改正后

もっとも、こうした奇抜な着物風ドレスは今に始まった話じゃない。

不过,这种奇装和服风礼服并不是现在才开始的。

2006年のミス・ユニバース世界大会で準優勝した知花くららさんはセクシーな赤い“甲冑ドレス”が話題になり、その衣装はナショナル・コスチューム部門のトップに。翌07年の世界大会で優勝した森理世さんはド派手な着物風のミニドレスで、当時は「斬新だ」と評された。

在2006年的环球小姐世界大赛中获得亚军的知花鞍罗,性感的红色“盔甲礼服”也引发热议,其服装成为了传统服饰单元竞选环节的首位。在第二年07年的世界大会上获得冠军的森理世穿着华丽和服风格的迷你裙,当时被评价为“新颖”。

「是非はさておき、伝統的な日本の着物をフツーに着ても、まず評価されません。国際大会では、いかに世界の審査員にウケるようにアレンジするか、インパクトが重要になる」(大会関係者)

“暂且不说是非,穿着传统的日本和服首先不会得到好评。在国际大会上,重要的是如何创新出受世界审查员喜欢的服装,冲击力很重要。”(大会相关人员)

それにしても“左前”は勉強不足という気もする。服飾評論家の辻元よしふみ氏は「さすがに侮辱する意図はないでしょうが」とこう言う。

即便如此,我也觉得“左前”这个错误是由于学习不足。服饰评论家辻元佳史这样说道:“虽然他可能没有侮辱的意思吧”。

「日本人デザイナーも着物を崩したドレスを作ることはありますが、やはり歴史やタブー、TPOなどを踏まえた上で一線を守って崩している。伝統文化ですから、そこは作り手にも学んでほしいし、日本も世界に発信していくべきです。ところが、いまだに海外では浴衣を礼装と思っている人も多い。日本の文化が正しく伝わっていないのは残念ですね」

“日本设计师也有制作剖解和服的礼服,但还是要根据历史、禁忌、TPO等因素来划分界线。因为是传统文化,所以希望制作者也能学习,再向日本和世界传播。然而,现在海外仍然有很多人认为浴衣是礼服。很遗憾日本文化没有正确传播。”

ネット上には〈世界的な日本のイメージはこんなもの〉なんて自虐的なコメントも。日本の発信力の低さも問題アリか。

网上也有“世界上日本的形象就是这样的”之类自嘲的评论。可能也是日本在国际上的话语权也不够大吧。

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