「下流老人」「老後破産」…なんとも辛い言葉が多くなった昨今。老後に必要なお金、貯められていますか? 最新『国勢調査』(総務省統計局)より、日本のリアルな現状を見ていきます。

“底层老人”“老后破产”……最近真的有很多心酸的词语。晚年所需的钱,已经存好了吗?从最新的“人口普查”(总务省统计局)可以看出日本的真实现状。

5年に1度の『国勢調査』改めてわかった日本の人口減少

五年一次的“人口普查”重新了解了日本的人口减少情况

5年に1度行われる『国勢調査』(総務省統計局)。11月30日に発表された本調査では、日本の総人口が1億2,614万6,000人であることが明らかとなりました。2008年に人口のピークを迎えて以来、引き続きの減少傾向です。

五年进行一次的“人口普查”(总务省统计局)。11月30日发表的该调查表明,日本的总人口为1亿2614万6000人。2008年达到人口峰值以来,正在持续减少。

人口増加数の上位を占めたのは、東京都(53万人)、神奈川(11万人)、埼玉(7万人)。一方で減少数が大きな地域は、北海道(-15万人)、新潟(-10万人)、福島(-8万人)となりました。

人口增长的前几位是东京都(53万人)、神奈川(11万人)、埼玉(7万人)。另一方面,减少数量较多的地区有北海道(-15万人)、新泻(-10万人)、福岛(-8万人)。

人口減少が著しい一方、核家族化が進み、世帯数は増加傾向にあります。具体的に見ていくと、前回の調査から世帯数は238万1,000世帯増加しています(+4.5%)。

人口减少显著的另一方面,随着小家庭化的推进,家庭数有增加的倾向。具体来看,根据上次调查,家庭数增加了238万1000户(+4.5%)。

そもそも世帯とは、「住居及び生計を共にする者の集まり又は独立して住居を維持し、若しくは独立して生計を営む単身者」を指します。調査時点の1世帯当たりの人員平均は2.21人。3人以上の世帯は前回調査より軒並み減少している一方、単独世帯、つまり「お一人様」の数は右肩上がりで増加する結果となりました。

原本家庭是指“居住及生活在一起的人的集合或独居者,又或是独自求生的单身人士”。到调查时间为止每户家庭的人员平均为2.21人。3人以上的家庭比上一次调查减少了,另一方面,单身家庭即“独居”的数量正在上升。

割合としては、「単独世帯」が38.1%、「夫婦のみの世帯」が20.1%、「夫婦と子供から成る世帯」が9.0%、「その他の世帯」が7.7%となっています。

从比例来看,“单身户”占38.1%,“夫妻两人的家庭”占20.1%,“由夫妻和孩子组成的家庭”占9.0%,“其他家庭”占7.7%。

ちなみに所得状況について、世帯別に詳しく見ていくと、世帯人数が1人の世帯の平均年間所得は「341万7,000円」、夫婦のみまたは夫婦と未婚の子供のみの世帯は「686万9,000円」となっています。

顺便一说,关于收入状况,按家庭情况来看,单身户的平均年收入是“341万7000日元”,夫妻两人或者夫妻和未婚孩子一起的家庭是“686万9000日元”。

「単身高齢者の増加」…月の実収入はたった十数万円

“高龄单身人士增加”…实际月收入只有十几万日元

単独世帯については、高齢者の増加傾向が顕著です。長寿化に伴い、配偶者に先立たれてしまったケースや、そもそもの婚姻率の低下も関係していると考えられます。実数を見れば、65歳以上人口のうち、単独世帯の人口は671万7,000人。65歳以上人口の「約5人に1人」が一人暮らしとなっている実態があります。

在单身人士中,老年人的增加倾向显著。可能与伴随长寿化,配偶先行离世以及原本婚姻率的下降有关系。从实际数字来看,65岁以上的人口中,单身人士的人口是671万7000人。65岁以上的人口中“约每5个人就有1个人”是一个人生活的状态。

65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)の実収入は「13万6,964円」、可処分所得は「12万5,423円」です(家計調査年報/2020年)。そのうち89.0%は社会保障給付が占めており、年金を頼りになんとか暮らしている単身高齢者が多いことが見て取れます。

65岁以上的单身无业家庭(高龄单身无业家庭)的实际收入是“13万964日元”,可支配收入是“12万5423日元”(家庭经济调查年报2020年)。其中社会保障补助占了89.0%,可以看出靠养老金勉强生活的单身老年人很多。

コロナ禍続く現在、18歳以下一律現金給付が話題になりましたが、高齢者の実生活についても、かなり厳しい現実が露わになっています。『国勢調査』、次回の発表は2026年。そのとき日本はどうなっているのか。明るい未来を描くのは、難しいと言わざるを得ません。

现在疫情仍在持续,18岁以下一律支付现金成为了话题,但是对于高龄者的实际生活,也暴露出了相当严峻的问题。下一次“人口普查”的发表时间是2026年。那时候日本会变成什么样呢。通向光明未来的道路仍然十分艰辛。

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