●老婆心切(ろうば しんせつ)

●老婆心切(ろうば しんせつ)

意味

含义

老婆が、他人への慈しむ心が強いため、必要以上に孫などを心配して、世話を焼いたりすること。

因为老婆婆对别人的慈爱之心很强,所以会过度担心孙子、照顾孙子。

解説

解说

孫がかわいくてしょうがないため、おばあさんが、自分の人生経験をもとに、孫の心配をして、いろいろなことを世話をしたり注意したりすることで、やり過ぎた親切心のことを意味しているようです。表向きは悪いことのように見えますが、実は、慈しむ心を強めるという意味も含まれているようです。また、他人のことを思って、その人のためになることを伝えようとする時、 自分の親切心を隠して、悪く見せたい場合にも使うようです。ただ単に、「老婆心(ろうばしん)」とも言い、もとは仏教のことばのようです。

因为孙子很可爱,所以奶奶根据自己的人生经验,为孙子担心,照顾和注意各种各样的事情,意味着过度的亲切。表面上看起来像是坏事,但实际上也包含了加强慈爱之心的意思。另外,想要表达为他人着想、对他人有益的时候,隐藏自己的善意,想让自己看起来很坏的时候也可以使用。单纯地读作「老婆心(ろうばしん)」,本是佛教的语言。

重要語の意味

重要词语的含义

老婆=「ろうば」と読み、人生経験がたくさんあり年をとっている女性。

「老婆」(ろうば),人生经验丰富、年纪大的女性。

心=「しん」と読み、こころ。①思いや考え。②思いやり。

「心」(しん),心。①感受和想法。②体谅。

切=「せつ」と読み、①おさえる。②しきりに。ふかく。

「切」(せつ)。①抑制。②不停地。很深。

慈しむ=「いつくしむ」と読み、相手のことを大切にする。他人を愛する。

「慈しむ」(いつくしむ),珍惜对方。爱别人。

必要以上=「ひつよういじょう」と読み、度を超すこと。やり過ぎること。しなければならい事を超えていること。

「必要以上」(ひつよういじょう),过度。做得过火。超过了必须要做的事情。

世話を焼く=「せわをやく」と読み、他人を助けようとしてわずらわしいことをする。

「世話を焼く」(せわをやく),为了帮助别人而做麻烦的事。

親切心=「しんせつしん」と読み、相手のことを思ってさまざまなことをしようとするこころ。

「親切心」(しんせつしん),是为了对方着想而做各种事情的心意。

●無芸大食(むげい たいしょく)

●無芸大食(むげい たいしょく)

意味

含义

何一つとして役に立つことを身につけていないし、人に見せるような芸もなく、ただ、食べることだけは、他の人と同じように、よく食べることができるということ。

没有掌握任何有用的东西,也没有能展示给别人看的技能,只有在吃上,和别人吃得一样多。

解説

解说

この句は、役に立たないような人を、ばかにして笑ったり、また、自分のことを 謙遜(けんそん)の意味で、用いる場合もあるようです。

这句话有时用来取笑贬低没用的人,有时也会用在自谦的场合。

重要語の意味

重要词语的含义

無芸=「むげい」と読み、芸や役に立つ何かを身に付けていないこと。

「無芸」(むげい),没有掌握什么技能或有用的东西。

大食=「たいしょく」と読み、たくさん食べること。

「大食」(たいしょく),吃很多。

芸=「げい」と読み、人より優れた技術や、うでまえを身につけていること。

「芸」(げい),拥有比别人更好的技术和本领。

謙遜=「けんそん」と読み、自分を低い立場に置いて、 遠慮(えんりょ)がちな態度を示す事。

「謙遜」(けんそん),把自己置于较低的立场,表现出很客气的态度。

●会者定離(えしゃ じょうり)

●会者定離(えしゃ じょうり)

意味

含义

出会った者は、必ず別れなければならない、ということ。

相遇的人注定要分开。

解説

解说

この四字熟語は、仏教の言葉で、この世が無常であることのたとえとしても使われるようです。この言葉が生まれた理由として次のようなことが考えられると思います。80才であるお釈迦様が、ふるさとの地に向かい教えを説く旅に出た時、自分(お釈迦様)自身の死を予感し、それをお弟子さんに伝えました。するとお弟子さんが、大切な教えを説いてくれるお釈迦様との別れを悲しんだので、その悲しみを戒める為、お釈迦様が、この言葉を残したようです。

这个四字熟语是佛教用语,用来比喻世事无常。这个词可能是从下面这个故事中诞生的。80岁的释迦牟尼在前往故乡传教的旅途中,预感到自己会死,便把这件事告诉了弟子。于是,弟子们悲伤地和传授给他们重要教义的释迦牟尼告别,为了规劝他们不要悲伤,释迦牟尼留下了这句话。

重要語の意味

重要词语的含义

会者=「えしゃ」と読み、出会った者。

「会者」(えしゃ),相遇的人。

定=「じょう」と読み、必ずそのようになること。

「定」(じょう),一定会变成这样。

離=「り」と読み、離れること。別れること。

「離」(り),指离开。分手。

出会う=「であう」と読み、偶然に会う。

「出会う」(であう),偶然相遇。

別れる=「わかれる」と読み、いっしょにいた者がはなればなれになる。

「別れる」(わかれる),在一起的人即将分离。

無常=「むじょう」と読み、この世のものはどんなものでも必ず変化し、はかないということ。

「無常」(むじょう),世间万物无论是什么都一定会发生变化,虚幻无常。

予感=「よかん」と読み、何かが起こるということを前もって感じること。

「予感」(よかん),预感到会发生什么事。

戒める=「いましめる」と読み、良くないこととしてやめさせる。

「戒める」(いましめる),制止认为是不好的事情。

●報本反始(ほうほん はんし)

●報本反始(ほうほん はんし)

意味

含义

天地の始まりを思い、祖先に感謝して、その恩に報いること。

念及天地之始,感谢祖先,报答他们的恩情。

解説

解说

自分を生んでくれた祖先に対して、ありがたいと思って、その与えられたものと等しいくらいの、お返しをしようと思い、 自分が生きることのできるもと、天と地を大切に思う、ことのようです。祖先は、父母であり、祖父母であり、さらに何世代もさかのぼった多くの人たちで、天と地は、食べ物などを育ててくれる太陽や地球という意味があると思います。

对生下自己的祖先心怀感激之情,想要对等回报祖先给予自己的东西,珍视自己得以生存的天地。祖先是父母,是祖父母,是再往前追溯几代的许多人,而天地是培育了食物的太阳和地球。

重要語の意味

重要词语的含义

報=むくいる。かえす。

「報」,报答。归还。

本=祖先。もと。

「本」,祖先。本原。

始=天地のはじまり。起源。

「始」,天地的开始。起源。

恩=「おん」と読み、天地や人から与えられためぐみ。

「恩」(おん),天地或人给予的恩惠。

世代=「せだい」と読み、人の一代。

「世代」(せだい),一代人。

●自家撞着(じか どうちゃく)

●自家撞着(じか どうちゃく)

意味

含义

自分の言ったことや、行ったことが、その前と後で、矛盾し、つじつまが合わないこと。

自己的言行前后矛盾、不合逻辑。

解説

解说

ある人が、その時に言った(又は書いた)ことと、その後で、同じようなことを言った(又は書いた)時、その話の内容が異なり、一致しないことを意味しているようです。自分の言行が、一致しなくて突き当たってしまうということから生まれた四字熟語で、仏教語のようです。この句は、「自己撞着(じこどうちゃく)」、「自己矛盾(じこむじゅん)」とも言うようです。

有人曾经谈及(或写到)某一话题时和之后谈及(或写到)这一相同话题时说的内容不同、不一致。这是由于自己言行不一致而产生的四字熟语,是佛教用语。也可以表达为「自己撞着(じこどうちゃく)」、「自己矛盾(じこむじゅん)」。

重要語の意味

重要词语的含义

自家=「じか」と読み、①自分。自分自身。②自分の家。

「自家」(じか),①自己。自己本人。②自己的家。

撞着=「どうちゃく」と読み、突き当たる。物事の前後がくいちがうこと。矛盾。

「撞着」(どうちゃく),撞到对方。前后不一致。矛盾。

着=「ちゃく」と読み、行きつく。

「着」(ちゃく),走到了尽头。

矛盾=「むじゅん」と読み、物事の考え方や方法などが一致しないこと。つじつまが合わないこと。

「矛盾」(むじゅん),考虑事情的方式和方法不一致。前后矛盾。

言行=「げんこう」と読み、言ったりそれに応じて行ったりすること。

「言行」(げんこう),按照所说的话行动。

突き当たる=「つきあたる」と読み、それ以上進めなくなる。ゆきづまる。

「突き当たる」(つきあたる),无法更进一步。停滞不前。

●面壁九年(めんぺき くねん)

●面壁九年(めんぺき くねん)

意味

含义

ひとつのことを長い間、忍耐強くやり続けた結果、成功することのたとえ。

比喻长期坚持做一件事,最终就能成功。

解説

解说

ある目的を成功させるために、決めたことを辛抱強くやり続ければ、目的をかなえられる、というたとえのようです。この四字熟語は、次のような故事がもとになっているようです。「6世紀頃、正しい仏法を伝えるため、西方から中国にやってきた達磨というお坊さんは、国の君主である武帝(ぶてい) に会って会話をかわしましたが、武帝は仏法を受けるのにふさわしくないとあきらめ、嵩山(すうざん)の少林にある岩穴の中で、9年間、壁に向かって坐禅を組み、慧可という弟子に正しい仏法を伝えました。」という伝説のようです。達磨さんのことを「壁観婆羅門(へきかんばらもん)」とも言うようです。

比喻为了达到某个目的,只要耐心地坚持已决定的事情,就能实现目标。这个四字成语源于以下的故事。“传说在6世纪左右,一个叫达摩的和尚为了传达正确的佛法,从西方来到中国,与一国之君梁武帝会谈,他认为武帝不适合接受佛法,于是放弃了这个念头,在嵩山少林的一个岩洞里,对着墙壁坐禅了9年,并把正确的佛法传授给了一个叫慧可的弟子”。达摩祖师也被称为「壁観婆羅門(へきかんばらもん)」。

重要語の意味

重要词语的含义

面壁=「めんぺき」と読み、壁に向かって坐禅を組むこと。

「面壁」(めんぺき),面向墙壁坐禅。

忍耐=「にんたい」と読み、いやなことなどをがまんすること。たえしのぶこと。

「忍耐」(にんたい),忍耐讨厌的事情。忍耐。

●内股膏薬(うちまた ごうやく)

●内股膏薬(うちまた ごうやく)

意味

含义

自分の考えがなく、その時の都合で、あちらについたり、こちらについたりすることのたとえ。

比喻没有自己的想法,根据当时的情况,或是跟在那边,或是跟在这边。

解説

解说

足のももの内側に、ぬりぐすりをつけると、歩くたびに、その薬が、右の足のももへついたり、左の足のももについたりすることから生まれた四字熟語のようです。自分のしっかりとした考えがないため、その時の状況で考えが変わってしまい、いつもふらふらして態度がはっきりしない人のたとえて言うようです。「うちまたこうやく」とも読むようです。

在大腿内侧涂上膏药,每次走路,膏药或附着在右大腿上,或附着在左大腿上,这个四字熟语便是由此而来。比喻因为没有自己明确的想法,所以根据当下的情况想法发生了改变,总是摇摆不定、态度不明确的人。也读作「うちまたこうやく」。

重要語の意味

重要词语的含义

内股=「うちまた」と読み、①足のももの内側。②足のつま先を内側に向けて歩くこと。

「内股」(うちまた),①大腿内侧。②脚尖朝内侧行走。

膏薬=「こうやく」と読み、動物のあぶらで作ったぬりぐすり。

「膏薬」(こうやく),用动物的油制作的药膏。

ぬりぐすり=患部に塗ってつける薬。

「ぬりぐすり」,涂在患处的药。

本内容为沪江日语原创翻译,严禁转载。

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