第163届芥川奖获奖小说推荐：远野遥《破局》
作者：鱼儿 整译
来源：沪江日语
2020-09-05 00:00
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2019年に文藝賞を受賞しデビューされた遠野遥さん第二作『破局』が第163回芥川賞を受賞されました！本作では2人の女性の間で苦悩する男子大学生を独特な目線、印象的な文体で描いていた。
凭借处女作获得2019年文艺奖的鬼才作家远野遥的第二部作品《破局》荣获了第163届芥川奖！本书以独特的视角及极富魅力的文笔描述了男大学生徘徊于两位女性间的苦恼与纠结。
日文书名：破局
中文书名：暂无官方译名，直译为破局
作者：远野遥
类型：社会；情感
本书简介：
主人公は大学4年生の陽介。
主人公阳介是一名大四在校生。
彼は公務員になるために一流大学で勉強しながら、母校の高校でラグビーのコーチをしています。「麻衣子」という彼女もいて、絵にかいた完璧なキャンパスライフを送っていましたが、彼女との心の繋がりは徐々に薄くなっていました。
为了考上公务员，阳介在一流大学里刻苦学习的同时，也在高中母校兼任橄榄球队教练。与女朋友‘麻衣子’在旁人看来是一对金童玉女，二人度过着近乎完美的校园生活。但只有阳介清楚，他与麻衣子之间已经渐行渐远。
そんなある日、陽介は親友のお笑いライブで同じ大学の1年生、灯（あかり）と知り合います。灯は積極的に好意を示し、その清純さに彼は魅かれていきます。
某日，阳介在朋友的搞笑表演会上结识了同校的大一学妹·灯。灯对阳介暗生情愫随后便主动示好，阳介也被对方的清纯可爱所吸引。
「社会からの目を気にしながらも、自分の欲求に正直な主人公が最後にとった大胆な行動とは？」
“即使对周遭的目光有所顾虑，但主人公始终选择直视自己内心诉求，最终他令人意想不到的行动是？”
推荐理由：
芥川賞を受賞した「破局」はデビュー作「改良」とは打って変わった主人公で、公務員を目指し就活中の大学生が関係が微妙な彼女と新たに出会った女性との間を行き来しながらやがて破局へと至るまでを淡々と綴る物語です。
远野遥芥川奖获奖小说《破局》中的主人公人设与其处女作《改良》大相径庭。《破局》讲述了立志成为公务员的男大学生周旋于关系微妙的女朋友和新结识的学妹之间，最终走向破裂的故事。
充実した生活を送り正義感やモラルにも溢れた非の打ち所のないように見える主人公の内面が、淡々と語られることでどこかいびつな面が浮き彫りになり、虚無感を感じる作品に仕上がっています。
男主人公过着充实的生活，正义感以及道德感爆棚，人设近乎完美，但作者用笔端娓娓道来，主人公的阴暗面逐渐暴露于众，这是一部充满虚无感的小说。
わずか2作の発表で芥川賞を受賞する快挙を果たした遠野遥さんですがまだまだ新人ということでこれからの作家活動に期待が高まります。
仅发表两部作品便摘获芥川文学大奖，达成这一壮举的远野遥目前还只是一名新手作家，因此人们对他未来的作品也充满了期待。
