新型コロナウイルスの感染の広がりを受け、7日にも緊急事態宣言が出されるとの情報が流れ、ツイッターでは「東京脱出」というハッシュタグ(検索ワード)が拡散されている。だが、ウイルスを地方に運び、そこで広げてしまえば、新たなクラスター(感染者集団)を生んでしまうおそれも否定できない。専門家は注意を呼びかけている。

受新型冠状肺炎疫情不断扩大的影响,7日日本政府将发表紧急事态宣言的消息传出后,“#逃离东京”在日推上成为热门话题。但感染者一旦离开东京,回到地方,就可能会引发新的聚集性感染事件。专家呼吁民众要慎重行动。

感染者が首都圏から地元へ帰省し、家族らに感染が広がる――。そう考えられる事例が、複数報告されている。

据悉,日本已发生多起感染者从首都圈返回老家后引发家庭聚集性感染的病例。

静岡市では、家族4人の感染が確認された。東京都に住むの女子学生が同18日から帰省。女子学生は24日に東京へ戻った後、4月1日に感染が確認された。母親の看護師が勤務する市立静岡病院では、濃厚接触者とされた患者や同僚らがPCR検査の対象となった。

静冈市有一家四口确诊。家中在东京都上学的女儿于3月18日从东京回静冈,24日回到东京并于4月1日确诊。其母亲是任职于市立静冈医院的护士,与她密切接触过的患者和同事已被安排进行PCR检测。

佐賀県では3月末に東京都から帰省した30代の女性が、祖母宅に滞在中に発症。今月4日に感染が確認され、70代の母と80代の祖母も同5日にそれぞれ感染がわかった。秋田県でも東京都から帰省した専門学校生の女性と母親で50代女性、50代の父親の感染が判明している。

佐贺县有一位30多岁的女子于3月末从东京都返回老家,住在祖母家中时出现症状。4月4日确诊,她70多岁的母亲和80多岁的祖母也于5日相继确诊。秋田县则有一名专修学校女学生从东京都回家后确诊,其50多岁的双亲也随即确诊。

医師が十分にいなかったり、ベッド数が少なかったり。地方は医療体制が脆弱(ぜいじゃく)なところが少なくない。

医护人员十分欠缺,病床数量也不足,日本地方的医疗系统相对薄弱。

政府の専門家会議のメンバーの押谷仁・東北大学教授(ウイルス学)は4日、厚生労働省クラスター対策班の専門家らによるツイッター投稿で「少数の感染者が出ただけで医療体制は維持できなくなります」と警鐘を鳴らした。

4日,日本政府专家会议成员东北大学(病毒学)押谷仁教授在厚生劳动省群体感染对策组专家们的官方推特账号上发表推文警示民众“就算仅有小部分感染者从都市圈回到地方,也可能造成医疗系统崩溃”。

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