卒業式の時「あの人から第二ボタンを貰いたい」とか「あの子に第二ボタンをあげたい」とか、ドキドキした思い出のある人は少なくないと思います。

在毕业典礼上,很多人都有过心动美好的回忆,“想从那个人那得到第二颗纽扣”、“想把第二颗纽扣送给那个人”等等。

「第二ボタンどころか、第一ボタンや第二ボタン、袖のボタンまで全部持って行かれたよ!」という人気者だった男性の意見もあるようですが、学生服の第二ボタンの意味や由来とはどのようなもののでしょうか?

也有特别受欢迎的男生抱怨道,“别说第二颗纽扣了,就连第一颗、第二颗、袖子上的纽扣都被拿走了!”那么,校服的第二颗纽扣到底有着什么样的含义和由来呢?

今回は「学生服の第二ボタン」について調べてみました。

这次,小编就为大家介绍一下有关“校服上的第二颗纽扣”。

第二ボタンの意味とは?

第二颗纽扣的含义是什么?

「第二ボタン」は、詰襟(つめえり)の制服の上から二番目のボタンのことで、一般的に詰襟は5つのボタンがあります。

“第二颗纽扣”是指诘襟服(立领装)上从上往下数的第二颗纽扣,一般来说,詰襟服有5颗纽扣。

詰襟とは、首元までボタンやホックなどで閉めて着用するタイプの襟のことで、男子生徒の制服として着用され、通称「学ラン」と言います。

所谓“诘襟”,是指将领口用纽扣或子母扣等扣上后穿的一种领型,作为男学生穿的制服,通称为“学ラン”。

卒業式 学生服の第二ボタンの意味とは?

毕业典礼上,校服的第二颗纽扣有什么含义?

第二ボタンは「一番大切な人」を表しています。

第二颗纽扣代表“最重要的人”。

第二ボタンは一番大切な人にあげるボタンで、心臓に最も近い場所にあるため「ハート(心)をあげる」という意味があります。

第二颗纽扣要给最重要的人,因为它是离心脏最近的地方,所以有“把心给你”的意思。

「一番大切な人」とは、この場合は好きな人ということになり、自分から好きな子に第二ボタンをあげることもあれば、自分のことを好きな子から「第二ボタンをください」と言われることもあるのです。

所谓“最重要的人”,在这里指的是喜欢的人,有时会主动给喜欢的人第二颗纽扣,有时也会被喜欢自己的人说“请把第二颗纽扣给我吧”。

卒業式の第二ボタンの由来とは?

毕业典礼上第二颗纽扣的由来是什么?

卒業式の第二ボタンをもらったり、あげるようになたったのはいつからなのでしょうか?由来は諸説あります。

毕业典礼上互赠第二颗纽扣的习俗是从什么时候开始的呢?由来众说纷纭。

●戦時中が由来という説

●战争中由来之说

第二次世界大戦の終わりごろ、日本は物資が不足して戦地に赴く少年たちに軍服を準備することができませんでした。

第二次世界大战结束时,日本由于物资不足,无法为即将奔赴战场的少年们准备军服。

そのため、少年たちは軍服ではなく詰襟の制服のまま入隊したそうです。

因此,少年们不是穿着军服,而是穿着诘襟服入伍的。

そして、戦地へ行けばそのまま戦死して二度と会えなくなるかもしれないという旅立ちの時に、「自分の分身と思ってください」と、自分の形見として第二ボタンを渡したそうです。

于是,在出发时,抱着上了战场可能会战死,再也无法相见的心情,把第二颗纽扣作为自己的遗物交给对方,“请把它当成另一个我吧”。

第一ボタンだと、首元までボタンを留めることができず、だらしなく見えて上官から叱られるため、取っても目立たない第二ボタンが選ばれたといわれています。

如果是第一颗纽扣的话,脖子的部分就不能系住,看起来衣冠不整,会被长官责骂,所以选择了即使取了也不显眼的第二颗纽扣。

●映画が由来という説

●电影由来之说

昭和35年(1960年)に公開された「予科練物語 紺碧の空遠く」という映画の中で、恋心を抱いた男性と女性がいました。

在昭和35年(1960年)上映的电影《予科練物語 紺碧の空遠く》中,有一对互相抱有爱慕之心的青年男女。

しかし、思いを伝える前に男性は特攻隊として戦争に行くことになり、別れの時に男性が軍服の第二ボタンを女性に渡し、男性はその後、命を落としてしまいます。

但是,在表白心意之前,这位青年要作为特攻队的队员参加战争,临别时,青年将军服的第二颗纽扣交给了他所爱慕的女子,在这之后青年就牺牲了。

映画公開後から、卒業式という別れの時に女性に第二ボタンを贈る習慣が広まったといわれています。

据说电影上映后,在毕业典礼告别时,赠送女生第二颗纽扣的习惯就流传开来了。

他にも、

此外,

●「ハートをつかむ」が由来という説

●“抓住对方的心”之说

第二ボタンは心臓に一番近い場所にあるため、「好きな人のハート(心臓・心)をつかむ」ためにあげたりもらったりするようになった。

因为第二颗纽扣在离心脏最近的地方,所以为了“抓住喜欢的人的心”而互赠纽扣。

●「一番大切な人になりたい」が由来という説

●“想成为最重要的人”之说

第二ボタンは「一番大切な人」を表しているため、「この人にとって一番大切な人になりたい」という気持ちからあげたりもらったりするようになった。

因为第二颗纽扣代表“最重要的人”,所以会有“想成为对这个人来说最重要的人”的想法而互赠纽扣。

第一、第三ボタンの意味は?

第一、第三颗纽扣的含义是什么?

第二ボタンだけではなく、他のボタンにも上から順番にそれぞれ意味があるようです。

不仅仅是第二颗纽扣,其他的纽扣从上到下都有各自的含义。

第一ボタン・・・自分を表している

第一颗纽扣・・・代表着自己

第二ボタン・・・一番大切な人を表している

第二颗纽扣・・・代表最重要的人

第三ボタン・・・友人を表している

第三颗纽扣・・・代表朋友

第四ボタン・・・家族を表している

第四颗纽扣・・・代表家人

第五ボタン・・・他人を表している

第五颗纽扣・・・代表他人

ボタンの意味は世代や地域によっていろいろあるようで、「第一ボタンは親友」「第四、第五ボタンは第二ボタンの予備」「第二ボタン以外は全部、第二ボタンの予備」という考え方もあるそうです。

纽扣的含义根据年代和地方的不同而有所差异,也有“第一颗纽扣代表挚友”“第四、第五颗纽扣是第二颗纽扣的备用”“第二颗纽扣以外的全部都是备用”这样的看法。

今はブレザーの制服が多いので、「第二ボタンをあげる・もらう」という習慣を知らない子どもたちも多く、ネクタイが第二ボタンの代わりになっているようです。

现如今,穿西装制服的居多,所以很多学生并不知道“互赠第二颗纽扣”这个习惯,领带渐渐代替了第二颗纽扣。

詰襟の第二ボタンの理由に「心臓に近い」というのがありますが、ブレザーの場合の第二ボタンは心臓から遠く、おへそが近くなってしまいますので、ブレザーが制服の子どもたちは「本命の子にはネクタイを、そうではない子や友達にはボタンや校章、名札、愛用していた文房具などをあげる」という風に使い分けているそうですよ。

学生服的第二颗纽扣流行的理由之一是“离心脏很近”,而西装的第二颗纽扣却离心脏很远,离肚脐很近,所以穿西装制服的学生们会“给喜欢的人送领带,给普通同学或者朋友送纽扣、校徽、名牌、常用的文具”像这样区分开来赠送。

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