这几天,日本人民一项“迷惑行为”引起了极大的关注和讨论。

在疫情的影响下日本政府先后宣布了停课、取消大型活动等多项对应措施,日本人民也终于行动了起来。然而神奇的是他们第一时间居然在……抢厕纸。在SNS上不少网友晒出了自己家附近的超市、便利店等被抢购一空的“壮景”:

很多商家都不得不限购:

到处卖断货就不说了,有人还趁机在网上高价转卖:

所以这是干啥呢?

原来起因是有人在网上发出了这样的消息:

“厕纸和餐巾纸会缺货!”

“作为口罩的原材料,纸会不够用!”

“(因为疫情影响)无法再从中国输入原材料!”

新型ウイルスの感染から身を守るために、多くの地域でマスクが品不足に陥っています。マスクや消毒液などは品切れの状態が続いていますが、次に品切れになったのはトイレットペーパーです。香港では中国からのサプライチェーンが麻痺するのではといった憶測からパニック買いが起きたのです。

为避免感染新型冠状病毒人们开始大量购买口罩,多地都出现了口罩供应不足的问题。在口罩、消毒水等产品仍处于断货状态的情况下,厕纸也被人们抢购一空。在中国香港地区,因疫情从内地的供应链可能会陷于瘫痪状态的猜测就引起了当地人们的恐慌性抢购。

実は日本でこのようにトイレットペーパーが不足する事態というのは初めてではありません。この行動は東日本大震災でも見られた。大地震の発生後、東京で多くの市民がトイレットペーパーを買いにスーパーに殺到し、スーパーのトイレットペーパーは一つ残らず買い占められた。被災地だけでなく、全国的な供給不足が問題になった。

其实,这并非是日本首次因人们疯狂抢购而出现厕纸供应不足的状况。东日本大地震爆发时人们也是如此。地震发生后,东京的许多市民便一窝蜂地涌向了超市,争相购买厕纸,将其一扫而光。不仅是受灾地区,全国范围内都出现了厕纸供不应求的问题。

また、2014年4月1日の消費増税(5%→8%)前にも、テレビでは増税2~3日前からホームセンターでトイレットペーパーの買置きをしている人がたくさん写っていました。

此外,在2014年4月1日消费税(5%→8%)正式上调前,电视台拍摄到了人们从增税前的两三天就开始囤积厕纸的情景。

所以问题来了,そもそも……为什么要抢厕纸?!

去搜寻了一番相关资料,还真涨了不少知识。原来但凡遇到诸如自然灾害等紧急事态时很多日本人第一时间就会抢厕纸的这个习惯还有那么点“历史渊源”:

オイルショックを経験し、物がない時代を知っている年配世代が不安を思い出している

经历过石油危机,了解物资匮乏时代的老一辈人感到很不安

今回の買いだめについて、「まるでオイルショックのよう」シンガポールの大手日系百貨店の定員さんが漏らしていました。

对于此次囤积事件,新加坡的大型日本百货店店员表示“和石油危机事件如出一辙”。

1973年10月6日に第四次中東戦争が勃発し、中東の石油産出国が、原油価格の引き上げと生産削減を発表した後、石油が輸入できなくなるとの不安が瞬く間に日本中を駆け巡り、パニック状態になりました。その年の10月31日に多くの主婦が殺到し、瞬く間にスーパーのトイレットペーパーが売り切れてしまいました。「紙がなくなる」という流言飛語により、買い占めが起こり、極度のトイレットペーパー不足になり、価格も2倍以上でもすぐ売り切れる状態になりました。

1973 年10月6日受到第四次中东战争爆发的影响,中东石油生产国决定上提原油价格并减少生产。消息出来后,对石油即将无法输入国内的担忧席卷了整个日本,日本人民陷入了恐慌之中。同年10月31日,一大批家庭主妇蜂拥而至,厕纸瞬间就脱销了。“纸要没了”的谣言四处弥漫,于是出现了人们囤积购买,厕纸极度缺乏以及即使售价是原来的两倍也迅速被抢光的现象。

有日本网友晒出他的奶奶在石油危机时屯的厕纸,到现在还有这么多…↓

みんなが買ってるから自分も買う

大家都在买,所以自己也要买

買いだめの心理として、第1に、人が買うから買う、第2に、棚にないから買う、第3に、自分の家に何らかの関係がありそうだから買う。

引发囤积行为的心理因素主要有三点:第一是跟风购买,第二是货以稀为贵,第三是因为家里的实际情况而选择购买。

ある社会心理学の教授は、「互いの疑心暗鬼から買いだめといった行動を取ってしまう。スーパーへ行くと品薄になるのではないかと感じ、さらに報道などの情報で裏づけられると、行動が行動を呼んでしまう。特に首都圏は人口が多いため、一部が動くと連鎖が起きやすい」と分析しています。

针对日本人囤厕纸这一行为,一位社会心理学教授分析认为:“人们常常因为互相的猜疑而采取囤积行为。走到超市就不禁猜测厕纸是否会缺货呢,如果再有新闻报道的消息加以证实的话,一个人的行动便会引发一群人的行动。尤其是在首都圈这个人特别多的地方,只要有一部分人开始行动起来了,很快就会出现连锁效应。”

統計によりますが、日本人1人は1ヶ月約4ロールを使用していることになります。日本経済新聞電子版記事「トイレットペーパーに影響も」特種で東海製紙の関根常夫取締役によると、『海外からの観光客が減れば、「トイレットペーパーの利用が減り、販売が落ち込むかも」。』というコメントもあり、国内で生産もできており、よほどのパニックで1億人が一気に買い込まない限りはトイレットペーパーがなくなることはなさそうです。

根据统计数据,一个日本人一个月大约使用4卷厕纸。在日本经济新闻电子版新闻“新型冠状病毒也给厕纸带来了影响”的特辑中,东海制纸的董事长关根常夫表示:“‘只要海外游客减少了,厕纸的使用就会减少,销售量也可能下降。’也有这样的说法,但其实只要国内还能生产,且人们不因巨大恐慌而一下购买太多,厕纸应该就不会消失。”

買いだめはバカバカしく、余分にお金がかかると分かっていても、周りがどんどん買っていくと物がなくなり不安に駆られます。そういう状況では自体の悪化に備えて2週間分程度のトイレットペーパーや保存できる食料を自宅に置いておくのは合理的なのかもしれません。

即使非常清楚囤积是件愚蠢又格外费钱的事,一旦身边有人做出反复购买行为,人们便会担心物资将越来越少,并被该想法驱使行动。在这种情况下,未雨绸缪地在家中准备好2周左右的厕纸以及可以保留一段时间的食物应该是较为合理的。

归根结底,在以往的经验中日本人总结出了受灾时最缺的物资不是衣物粮食,而是厕纸,一旦日本人开始抢购囤积厕纸就说明他们心里的“灾害”警报拉响了。此前一直“佛系”对应这次疫情,对急死了的好心中国网友们来说这或许也算是个好消息吧。