夜にテレビや漫画、本を見たり、翌日食べたいものを考えたりしているうち、猛烈 な空腹を感じてしまうことがある。そんなとき、「夜中に食べるのはデブのもとだし、体にも良くないから」と我慢し、「朝、空腹で目覚めたら、思いっきり食べてやる!」と、朝食を楽しみに寝ることがしばしば

晚上看看电视或是漫画及书,考虑着明天想吃的东西,这期间会感受到强烈的空腹感。这个时候,我们经常是忍耐着“晚上吃东西是变胖的根源,对身体也不好”,“早上空腹醒来再吃个够吧!”就这样期待着第二天的早饭睡去。

しかし、不思議なことに、朝起きてみると、夜の猛烈な食欲はどこへやら。「朝からラーメンライス食べてやる!」とか「かつ丼だって、すき焼きだって朝からイケる!」と思っていたはずが、なぜかおさまっていて、普通に朝食をとるという繰り返し。

但是,不可思议的是,早上起来后,晚上那股强烈的食欲消失得无影无踪。原本是“早上就要吃拉面米饭!”或者“炸猪排饭、寿喜烧我早上都能吃下!”,但为什么(食欲)一下收住,吃着平常量的早饭,而这种情况还反复出现。

これってなぜ? 

这是为什么呢?

空腹がなくなる要因とは

空腹感消失的要因是

「夜中の空腹が朝になくなる、あるいは軽減 される理由は、明確には言いきれませんが、いくつかの要因があると考えられます。まず朝起きてすぐは、副交感神経が優位 に立っており、交感神経が優位に立っていない可能性があること。寝ている間は腸肝 の動きが緩やかになっているため、起きてすぐはまだ動いていない可能性があることなどです」

“半夜的空腹感到了早上就消失了、或者减轻了的理由不能准确说清,但是有几个因素。首先,早上起来是副交感神经先启动,交感神经可能并非是优先的。睡眠中肝肠蠕动缓慢,所以一起床可能不会一下子就运作”

また、夜に摂った食事は消化吸収され、余分なブドウ糖はエネルギー の予備として、筋肉や肝臓、脂肪に蓄えられている状態だそう。

还有,晚餐消化吸收后,多余的葡萄糖作为能量储备,是储蓄在肌肉、肝脏、脂肪中的状态。

「そのため、朝起きてすぐは体の中にエネルギー源がストックされており、エネルギーを外部から取り入れる必要がないため、体は食べなくてよい=お腹が空いていないと反応する可能性が考えられます」

“因此,早上起来身体内的能源储备马上起作用,不需要从外部摄入能量,所以身体可能给出的反应是不吃也行=肚子不空”

夜中、胃の中にぽっかり空いた空間が、朝になると自然に埋まっているようなイメージがあったが、朝はまださまざまな器官が完全に起動していないことや、エネルギーがストック された状態ということだったのか……。

半夜胃里空荡荡的空间到了早上自然就被填满的感觉,其实是因为早上各种器官没有完全启动、能量还处于存储的状态......。

そもそも空腹はどんな時になるのか

那么空腹感到底该什么时候出现

では、夜中の猛烈な空腹は何なのか。もしかしたら気のせいだったのだろうか。

那么半夜袭来的强烈空腹感是什么呢?难道是错觉?

「夜中の猛烈な空腹の原因としては、早食いや睡眠不足、炭水化物過多、夕食の時間が早すぎること(例えば18時に夕食、就寝は25時)なども考えられますが、他にもいくつかの原因が考えられます」

“半夜有强烈的空腹感,主要是吃得快、睡眠不足、碳水化合物过多、晚饭的时间过早(比如是18点吃晚饭,25点睡觉)等等,其他还有几个原因”

「夜だけに限らず、満腹と空腹は、血液中のブドウ糖と体内の脂肪が分解されてできる『遊離脂肪酸』の濃度によって決定されます。また、満腹を感じる満腹中枢と、空腹を感じる摂食中枢は、間脳視床 下部にあります」

“不仅仅是夜晚,饱腹和空腹是根据血液中葡萄糖和体内脂肪分解的‘游离脂肪酸’的浓度来决定的。还有,感受到饱腹的满腹中枢和感受到空腹的摄食中枢是位于间脑的视丘下部”

空腹感は、さまざまな活動によって体内のエネルギーが消費されると血糖値が低下し、体に蓄えられた脂肪を分解してエネルギーを作り出そうとする仕組み から起こるそう。

空腹感是根据各种活动引起体内能量被消耗导致血糖值低下,储蓄在身体中的脂肪得以分解形成能量,由这个构造所产生的。

「この脂肪を分解するときにできるのが『遊離脂肪酸』です。遊離脂肪酸が血液中に増えてくると、この情報が摂食中枢に送られ、空腹感となって、エネルギーの補給を促します。実は、食事と食事の間に『ちょっと小腹が空いた』と感じるのは、余計な体脂肪が燃えようとする時間です。そのため、『小腹が空いた』状態で20分ほど我慢をすると、脂肪酸がエネルギーとして使われ、空腹感も消えていくんですよ」

“分解这个脂肪时生成的是‘游离脂肪酸’。游离脂肪酸在血液中增加,这个信息被传送到摄食中枢,便有了空腹感,促使能量的补给。其实,每一餐之间感觉到‘小腹稍微有点饿’是多余的体脂肪燃烧的时间。因此,‘小腹空空’的状态下忍耐20分钟的话,脂肪酸作为能量被使用,空腹感也会消失殆尽”

げげ! 「小腹が空いた=絶好のおやつタイム」だと思っていた。ちょっと我慢すれば、それが消えていたとは……。

啊啊!还以为“小腹空空=绝好的零食时间”。原来稍微忍耐一下,空腹感便会消失啊......。

「空腹感は血中の糖質と胃袋の状況によって起こります。特に、血中の糖質(血糖値)が不足している(=脳が糖質を必要としている)こと、さらに胃袋の中に食物がなくなり相対的に胃酸が増え、その刺激が脳に信号を送ることで、空腹感が認識されます」

“空腹感是根据血液中糖分和胃的状况而引起的。尤其是,血液中糖分(血糖值)不足(=脑需要糖分),而且胃里没有食物,相对的胃酸增加,这个刺激给予了脑一个信号,所以认知此为空感”

この空腹感をコントロールするには、「何かを食べる」ということになる。とはいえ、ダイエット中で「空腹感が困る」という場合には、空腹感と関係している2点「血中の糖質」と「胃袋」について、それぞれ対処することがオススメだという。

控制这个空腹感就需要“吃点什么”。虽然这么说,如果在减肥期间,为“空腹感感到困扰”的话,比较推荐的做法是一一解决和空腹感相关的“血液中的糖分”和“胃”。

「まず血中の糖質を補充 するために、飴を舐めること。さらに、胃に対してはコップ1杯の水を飲んで急激な空腹感から免れることを提案しています」

“首先为了补充血液中的糖分,吃糖。还有,对胃的处理方式是建议喝一杯水,消除突然而来的空腹感”

ちなみに、人間は8時間ごとに体の機能を変化させるとか。

顺便一说,人是每8个小时身体机能会有所变化。

4時~12時は体の排泄機能が高まり、12時~20時は食べ物を消化する機能、20~4時は消化した栄養素を吸収・同化し、老廃 物や毒素を集める機能が高まるというメカニズム だそう。

我们身体的机理是4点~12点身体的排泄机能比较强,12点~20点消化食物的机能比较强,20点~4点吸收、同化已经消化的营养成分,聚集代谢物、毒素的机能比较强。

「そのため、理想の入眠時間は20~4時。この時間帯に質の良い睡眠をとれば、翌朝体の中の不要なものが吐き出され、気持ちの良い朝を迎えることができるとされます」

“因此,理想的睡眠时间是20~4点。这个时间带如果能够有高质量的睡眠,第二天早上把身体中不需要的东西排出,就能够迎来神清气爽的早晨”

また、就寝前や起床後に「コップ1杯の白湯」を飲むと、体が温まり寝つきが良くなるのと、朝の目覚めが良くなること、さらに内臓の疲労回復やデトックス、代謝アップ、便秘改善、美肌効果なども期待されるそう。

还有,在睡觉前和起床后喝“一杯白开水”的话,身体暖和睡眠好、早上也起得来,而且对于内脏的疲劳恢复、排毒、代谢加速、便秘改善、美肤效果等等都是值得期待的。

夜中の空腹や、朝の目覚めの悪さに悩む人は、ぜひお試しあれ。

对于为半夜有空腹感、早上很难起床而烦恼的人,请一定要试试看。

本翻译为沪江日语原创,未经授权禁止转载。

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