ビジネスメールで登場する「違い」「相違」「齟齬」。正しい使い方を調べてみました。

调查了在商务邮件中出现的“違い”“相違”“齟齬”这三个词正确的使用方法。

▼「お間違いないでしょうか?」は間違い!

▼“お間違いないでしょうか?|没有弄错吧?”是错误的使用!

「お間違いないでしょうか?」は敬語の使い方として間違い。

“お間違いないでしょうか?”作为敬语的使用方法来说是错误的。

なぜなら尊敬語「お」が自分の行為に使われ、自分を立ててしまっているから。

究其原因,是因为敬语“お”是用于表示自己的行为 ,是为突出自己而使用的。

「お間違いないでしょうか?」の正しい表現=「こちらの内容でよろしいでしょうか?」

“お間違いないでしょうか?”的正确表达=“こちらの内容でよろしいでしょうか?|这些内容可以吗?”

「~でよろしいでしょうか」という使い方が正しい表現の仕方です。「こちらの内容でお間違いないでしょうか」や、「こちらの内容でお間違いなかったでしょうか」と言うよりもすっきりとしていて、聞く立場としてもスッと 耳に入ってくるかと思います。

“~でよろしいでしょうか|~可以吗”的使用方式是正确的表达方式。比起“こちらの内容でお間違いないでしょうか”、“ こちらの内容でお間違いなかったでしょうか”更加简洁,在听者角度也是能够马上理解的内容。

「間違いございませんか?」ならOK

“間違いございませんか?”的话,是可以使用的。

▼「相違ない」と「違いない」の違いは?

▼“相違ない”和“違いない”的差别是?

◎相違ない

間違いがない、確実 である場合に使う

在没有错误,事实准确可靠的场合中使用

◎違いない

事実であることが確認されていない場合であっても、「間違いない」と独断的断言 する場合にも使われる

在事实还没得到确认的场合,也可以专断地使用“間違いない”来断言。

色と筆づかいという証拠に基づいて、鑑定士が「ゴッホ の絵である事が確認出来ました」という鑑定結果を報告するものである場合は、「相違ありません」が適切な表現になると思います。

在色彩和笔法的证据基础上,鉴定师报告“能够确认这是梵高的画”这一鉴定结果时,“相違ありません”是比较恰当的表达。

又、その台詞が、鑑定をする能力が不足している只の絵画のコレクターやマニアのもので、充分な証拠が無いにも関わらず、「この絵は、きっとゴッホの絵だ」と頭から決めてかかっている場合には、「違いない」が適切な表現になると思います。

另外,上面这句话如果是鉴定能力不够、只是绘画的收藏家或者爱好者所说,那么不管有没有充分的证据,一开始就断定“这肯定是梵高的画”,在这种场合下使用“違いない”是恰当的表达。

「相違ない」例文|“相違ない”例句

◆契約内容に相違ございません。
◆下記のとおり、相違がないことを証明致します。
◆こちらの内容で相違ございませんか?
◆こちらが私の氏名で相違ございません。

◆合同内容没有问题。
◆如下所述,可以证明没有出错。
◆这些内容没有弄错吗?
◆这是我的姓名没错。

▼「齟齬(そご)」と「相違」の違い

▼“齟齬(sogo)”和“相違”的差别

「齟齬」には、「食い違う こと、物事がうまく噛み合わないこと、食い違ってうまく進まないこと、行き違い」といった意味があります。

“齟齬”中含有“有分歧、事物不能很好地结合、不一致无法进行、错过”的意思。

「両者には意見の相違がある」:二者間には意見の不一致がある、両者で違った意見を持っている

“両者には意見の相違がある”:两者之间意见不一致,两人拥有不同的意见

「双方の意見に齟齬がある」:意見が噛み合っていない、論点などがずれていて話がうまく進んでいない状態

“双方の意見に齟齬がある”:意见不一致、论点等有分歧导致对话无法进行下去的状态

「齟齬」は使い方に注意|要注意“齟齬”的使用方法

齟齬は意見が食い違ったりすれ違っている様を表す言葉で、トラブル の発生要因を表す意味として使われる言葉多い言葉です。

齟齬是表达意见有分歧、相左的状态的词汇,是作为表达麻烦发生的要因的意思而用得比较多的词汇。

ビジネスシーンでもよく使う言葉なのですが、その取扱には注意が必要となります。齟齬は「たまたまお互い悪気なく勘違いが起きてしまった」「認識違いが起きてしまった」という意味よりも更に一歩踏み込んで、「お互いに否がある」「両者に問題がある」というのが正確な意味です。つまり、安易に取引先 や顧客、上司などに対して使ってしまうととても失礼になるのです。

是在商务场合中也经常使用的词汇,使用方法需要注意。齟齬是比“无意中发生了没有恶意的误会”“发生了认识上的不一致”这种意思更进一步,“互相不赞成”“两者之间有问题”这样的意思。也就是说,轻易地对客户、顾客、上司等使用的话会很失礼。

「齟齬」の誤解を生むかもしれない使い方|或许会产生“齟齬”误解的使用方法

仕事上で使う場合、例えば取引の場面で、どちらが悪いということでなく、金額など取引の条件が折り合わずに合意に至らなかった場合に、「齟齬が生じたので、またご縁があればお願いいたします。」を使うと、本人としては単に「食い違い」を意図していたとしても、「衝突・対立する部分がある」というニュアンス が伝わってしまいます。暗に、こちらの条件をなぜ承諾しないのかという非難を込めているように受け取られかねません。相手の落ち度 を指摘したり、責任転嫁をしているように受け取られることもあります。

在工作上使用的场合,比如交易的时候,并不是哪方有错,而是在金额等交易条件无法达成一致时使用了“因为有分歧,如果有缘再次合作吧”的话,作为本人仅仅认为是“有分歧”,但是传递了“有冲突、对立的部分”这一细微的情绪。私下会被认为是在责难为什么不同意这边的条件。也可能会被理解是指责对方的过失、转嫁责任。

「齟齬」の正しい使い方|“齟齬”的正确的使用方法

A社とB社の業務提携 が遅れているのは、新プロジェクト の人事について認識の齟齬があったためだ。

A公司和B公司的业务合作延迟是因为在新项目的人事中有了认识的分歧。

上述した通り、齟齬している対象は客観視できる物にしておくのが適切です。間違っても顧客に対して「弊社とお客様の間に認識の齟齬があり…」などとメールしないようにしましょう。

如上所说,产生分歧的对象是客观可视的对象比较恰当。搞错了也不要对顾客发出“敝公司和客户之间有着认识的分歧……”等的邮件。

本翻译为沪江日语原创,未经授权禁止转载。

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