2017年で8回目となった「ゆるキャラグランプリ」。今回の日本一は、千葉・成田市の「うなりくん」に決定!…したみたい(汗)。

2017年迎来第8届的“吉祥物大赏”,这次得到日本第一的是千叶县成田市的“うなりくん”!…似乎是这样(汗)。

正直ゆるキャラはもう食傷気味で、一時期のブームは落ち着きつつある。しかしこのタイミングだからこそ、そんなゆるキャラが地域にもたらした「経済効果」をおさらいしてみたい!

说实话饭吉祥物已经有点过时,之前一段时间的风潮也差不多过去了。但正是由于是现在这个时候,让我们来温习一下吉祥物们给各地带来的“经济效应”。

ゆるキャラがもたらす経済効果は、「キャラクター利用商品の売り上げ」と「観光収益」のふたつ

吉祥物所带来的经济效应有“吉祥物周边商品的销量”和“观光收益”两种

ゆるキャラがもたらす経済波及効果の種類は、主にふたつに分けられる。

吉祥物所带来的经济波动效果的种类主要分为两种。

ひとつは、キャラクターを利用した商品の売上。経済波及効果の多くを占めるのがココだ。単独のキャラクターグッズをはじめ、地域の伝統工芸品とのコラボなど、人気キャラクターほど数多くの関連商品が発売されている。

其中一个是使用了吉祥物形象的商品的销量。占据经济波动效果大部分的正是这一块。以独立形象周边为首,以及与地方的传统工艺品的合作等,发售了不少于人气吉祥物数量的周边商品。

「彦根喵」钥匙链

「熊本熊」马克杯

「迁都君」原子笔

もうひとつは、観光収益。ゆるキャラが登場するイベントなど、“ゆるキャラきっかけ”で地域に足を運ぶ人が増えた結果としての経済効果だ。

另外一个是观光收益。  像是吉祥物会出场的活动之类,由于“吉祥物效应”而导致前往这个地区的人数增多,产生了经济效果。

くまモンの経済効果は2年で1200億以上!? 「ライセンス料0円」戦略が功を奏した

熊本熊的经济效果2年间达到1200亿以上!?

「ゆるキャラ」関連商品の売上に対しては、自治体が販売元に一定のキャラクター使用料を課すことがある。有名な「ひこにゃん」や「せんとくん」は、使用料を売り上げの3%に設定。

关于“吉祥物”周边商品的销量,每个自治团体都会向发售商收取一定金额的使用费用。像有名的“彦根喵”和“迁都君”,它们的使用费就设定为销量的3%

一方で、その使用料を無償としたことで、結果的に莫大な経済波及効果を生んだ「ゆるキャラ」もいる。ゆるキャラ界のモンスター、「くまモン」だ。

另一方面,也有完全不收取使用费用,结果却能产生莫大经济波及效果的“吉祥物”。它就是吉祥物界的怪物——熊本熊。

熊本県は、県の宣伝になるか、県産品の販路拡大に役立つ場合には、無償で「くまモン」の使用を認めた。結果、「くまモン」の露出は圧倒的に増え、続々と作られた関連商品もバカ売れ。

熊本县为了宣传本县,以及扩大本地土产的销路,同意让他人无偿使用“熊本熊”形象。结果导致了“熊本熊”在市场上的露脸机会压倒性地增加,陆续推出的周边商品的销售情况也十分火爆。

当然熊本県庁にはキャラクターの使用料は入らないが、経済波及効果は201111月から201310月までの2年間で1200億円以上になったと日本銀行熊本支店が試算。県内の産業が活発化すれば結局税収も増えるので、この方針がもたらしたメリットは大きかったようだ。

当然熊本县厅是得不到吉祥物形象使用费的,然而据日本银行熊本支店统计,其在201111月到201310月的两年里获得的经济波及效果达到了1200亿日元以上。活化县内的产业也能使得税收增长,这一方针带来的好处看来是非常大的。

また、「くまモン」ほどではないにせよ、ほかの「ゆるキャラ」が生み出す経済効果も全然ユルくない。2013年に「ゆるキャラグランプリ」で優勝した「さのまる」でも、優勝後の1年間で佐野市にもたらした経済波及効果は226億円にのぼるという。

另外,虽然及不上“熊本熊”,但是其他的“吉祥物”所带来的经济效应也完全不低。在2013年的“吉祥物大赏”中夺冠的“佐野丸”,在获胜后的1年里给佐野市带来的经济波及效果增长了226亿日元。

着ぐるみ製作費、管理費、宣伝費…ランニングコストに耐えられず、大規模“リストラ”を敢行した自治体も

人偶服装制作费、管理费、宣传费…承担不了运行费用,有些自治团体大规模施行“产业重组”

人気のあるゆるキャラが大きな経済効果を生み出す一方で、まったく知名度が上がらないゆるキャラも想像以上に多い。今年度の「ゆるキャラグランプリ」のエントリー数はなんと1158体! 1県平均で約25体のゆるキャラがエントリーしたということになる。

在有人气的吉祥物带来巨大经济效益的同时,完全没能提高知名度的吉祥物也超乎想象地多。像今年的“吉祥物大赏”报名数有1158个之多!也就是说每个县平均有约25个吉祥物参与了报名。

公益財団法人東京市町村自治調査会が行なった2015年の調査によると、「着ぐるみの価格は国内製だと50100万円(サイズやパーツの多さ、形状等により異なる)、商標登録は区分数にもよるが概ね50万円程度」の費用がかかるらしい。

根据公益财团法人东京市町村自治调查会在2015年实行的调查显示,“人偶服装国内制造的价格大约在50~100万日元(根据尺寸及部件多少、形状等会有价格起伏)、还要登记商标的话大概需要50万日元”,大约要花这么多钱。

これ以外にも、着ぐるみの保管費用、クリーニング代、イベント参加の際の運搬費や人件費に加え、無名のゆるキャラは自らを売り込むための広告宣伝費もかかる。自治体の規模にもよるが、年間1000万円以上の税金をゆるキャラに費やしている自治体も少なくない状況だ。

除此之外,人偶服装的保管费用、清洁费用,加上参加活动时的搬运费和人工费,若是没有名气的吉祥物为推销自己还得花费广告宣传费。和自治团体本身的规模也有关系,但每年在吉祥物上花费1000万日元以上税金的自治团体也不在少数。

そんななか、最近では効果の上がらないゆるキャラへの税金投入に批判的な自治体も出てきており、大阪府は「モッピー(現:もずやん)」を残し、残りの44体を2014年にリストラした。

因此,最近有些自治团体也开始批判对于提升不了经济效益的吉祥物的税金投入,大阪府只剩下了“Moppy(现名:もずやん)”,其他的44只都在2014年进行了产业重组。

2017年度の「ゆるキャラグランプリ」のエントリー数は、2016年のエントリー数を下回ったという。西秀一郎実行委員会会長は、同イベントを2020年をメドに終了させることを検討しているとも発言。

2017年度的“吉祥物大赏”的报名数相较于2016年有所下降。实行委员会会长西秀一郎发言时称,正在探讨是否要在2020年结束这一活动。

どこか寂しさを感じるけど、実はまったくユルくなかったゆるキャラたちの過酷な生存競争は、今後ますます熾烈を極めそうだ。

虽然也感觉有些寂寞,但是实际上一点都不轻松的吉祥物们的严酷的生存竞争,今后也会越发激烈。

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